こんにちは、白川秋です。
まず一昨日はJR豊肥本線と南阿蘇鉄道、昨日は鹿児島本線と三角線。つまり、2日続けて、大規模な路線追加をやってきました。
そして今日は、ガラッと変わって新機能の追加です。
休みの1日をまるごと使って、朝から晩まで改良を加え続けました。特にその目玉が、熊本のモデルコース39本です。
だから、先に言わせてください。
くまモビ、今日でかなり化けました。
👉 昨日までの路線追加の話はこちら:熊本のJR乗り換えが完成へ!スクショ4時間半、227本の時刻表
今日追加したもの
- 熊本県内を網羅するモデルコース39本(日替わりで表示)
- 麦わらの一味の像10体を3コースで網羅
- コースの徒歩ルートを道なりで描く仕組み(45区間)
- コースから乗り換え検索へ進み、また戻ってこられる動線
- JR・南阿蘇鉄道・肥薩おれんじ鉄道の公式運行情報へのリンク
- 時刻表データの自動チェックと、アクセシビリティへの対応

熊本のモデルコースを39本、アプリに詰め込みました
路線を増やしていくうちに、ずっと思っていたことがあります。
「乗り換えが調べられても、どこへ行けばいいかわからなければ使ってもらえない」
そこで作ったのが、モデルコース機能です。
まず、最初は12本でスタートしました。熊本城、水前寺・江津湖、阿蘇、天草……と、定番どころを押さえた構成です。
でも、作りながら思ったんです。
「これ、観光客は喜んでくれる。でも、熊本に住んでいる人が毎日開くには足りない」
そのため、県内各地のコースを27本追加しました。結果として、合計39コースになりました。
| エリア | コース数 | 主なコース |
|---|---|---|
| 熊本市内 | 14 | 熊本城と城下町、水前寺・江津湖、新町・古町、川尻、夜の街なか、おやつ散歩 ほか |
| 県北 | 7 | 山鹿、菊池、玉名ラーメン、荒尾・長洲、光の森・大津 ほか |
| 阿蘇 | 6 | 阿蘇火口と草千里、内牧・大観峰、南阿蘇の神社めぐり、黒川温泉 ほか |
| 県央・県南 | 8 | 通潤橋、御船の恐竜、美里の石橋、三角線で海へ、八代、人吉 ほか |
| 天草 | 2 | 天草・湯島、天草の教会めぐり |
| 麦わらの一味像めぐり | 2 | 阿蘇編、市内・県央編 |
観光の王道から、地元の人の「ちょっとお出かけ」まで。熊本を楽しむ入り口を、できるだけたくさん用意しました。

毎日4本、日替わりで出会えるコース
しかし、39本を一度に並べると、選ぶのが大変になってしまいます。
そこで、一覧には毎日4本だけをピックアップして表示するようにしました。日付ごとに並びが決まるため、今日は今日の4本、明日はまた別の4本に出会えます。
もちろん、「すべて見る」をタップすれば全39コースから選べます。
例えば、「今日はどこへ行こうかな」とアプリを開く。そんな習慣が生まれたらうれしいです。
麦わらの一味10体を3コースでコンプリート
特に今回、いちばん気合いを入れたのがこれです。
熊本には、熊本地震からの復興を応援する「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」で、麦わらの一味の像が県内各地に設置されています。
最初は1コースにまとめるつもりでした。でも、コースに入れられたのは像2体だけ。
「2体だけじゃ、ファンは絶対に物足りない」
だから、構成を丸ごと組み直しました。
- 阿蘇編:5体
- 市内・県央編:4体
- 三角線で海へ(海沿いのコース):1体
この3コースで、麦わらの一味10体すべてをめぐれるようにしています。

徒歩の道も「道なり」で描く、45区間のこだわり
まず、モデルコースには駅から観光スポットまで歩く区間がたくさんあります。
ここで妥協すると、地図上に「駅からスポットまでの直線」が引かれてしまいます。でも実際には、人はまっすぐ歩けません。
そこで、OSRMという経路計算の仕組みを使いました。OpenStreetMapの道路データから、歩く道のりをあらかじめ計算しておきます。その結果、全45区間の徒歩・タクシー区間を実際の道に沿って描けるようになりました。
また、駅や港の位置も、実際の地図データで一つずつ確かめて入力しています。なぜなら、コースの出発点が数百メートルずれていたら、それだけで迷子を生んでしまうからです。

熊本のモデルコースから、そのまま乗り換え検索へ
まず、コースを見て「よし、行こう」と思ったら、そのまま乗り換え検索に進めます。
さらに、検索を終えたら見ていたコースに戻ってこられるようにしました。
地味に聞こえるかもしれません。でも、ここは本当にこだわりました。
「コースを見る → 乗り換えを調べる → またコースを見る」
なぜなら、この行き来がスムーズにできないと、アプリを使うのが一気に面倒になるからです。例えば、戻るボタンで前の画面に戻れる。そして、コースを開けば必ず先頭から表示される。そんな当たり前を、一つずつ積み上げました。

電車の遅れもワンタップ。公式運行情報へのリンク
一昨日と昨日で、JR・南阿蘇鉄道・肥薩おれんじ鉄道がくまモビに入りました。
もちろん、鉄道は便利です。ただし、天候や事故で遅れたり止まったりすることもあります。そこで、検索した経路にこれらの鉄道が含まれるときは、各社の公式運行情報へのリンクを表示するようにしました。
つまり、出発前にワンタップで最新の運行状況を確かめられます。

見えないところも本気。データ検証とアクセシビリティ
最後に、画面には見えない部分の話をします。でも、個人的には今日いちばん誇りたいところでもあります。
時刻表データの自動チェック
昨日の記事で、「存在しない列車が2本、紛れ込んでいた」という話を書きました。
そこで、あのひやっとした経験を二度と繰り返さないために、データを自動でチェックする仕組みを作りました。アプリを作るたびに、次の点を確かめます。
- 列車の本数が正しいか(JR227本、南阿蘇鉄道28本)
- 行先と、実際の終点が一致しているか
- サンプルデータが紛れ込んでいないか
- アプリに入れるデータが最新になっているか
1つでも引っかかれば警告が出ます。つまり、「間違った列車を案内しない」ための見張り番です。
アクセシビリティ対応
また、新しく作った画面には、WCAG(ウェブアクセシビリティの国際的なガイドライン)の考え方を取り入れています。
- 画面の読み上げ機能で、ボタンや項目の内容が正しく伝わること
- 文字と背景の色の差(コントラスト)を十分に取ること
- ボタンを指で押しやすい大きさにすること
目が見えにくい方や、指先の操作が難しい方にも使ってもらえるアプリにしたい。その思いから、ここは妥協しませんでした。

まとめ:熊本のモデルコースで、くまモビをもっと毎日に
今日追加した機能をまとめます。
- 熊本のモデルコース39本(毎日4本を日替わりで表示)
- 麦わらの一味の像10体を3コースで網羅
- 徒歩ルートを道なりで描く(45区間)
- コース⇔乗り換え検索を行き来できる動線
- 鉄道の公式運行情報へのリンク
- データの自動チェックとアクセシビリティ対応
路線を増やした2日間と、機能を増やした今日。この3日間で、くまモビは「乗り換えを調べるアプリ」から「熊本を楽しむためのアプリ」へ、大きく一歩進めたと思っています。
休みを丸ごと使いました。正直、疲れました。
それでも、このアップデートで、くまモビを使ってくれる誰かの熊本がもっと楽しくなるなら。それがいちばんうれしいです。
最後に、今回の新機能は近日公開のアップデートでお届けします。お楽しみに!

また、くまモビの全体像は、こちらの記事にまとめています。
👉 【祝リリース】熊本の乗り換え・観光アプリ「くまモビ」のすべてを開発者が語ります
さらに、JR対応の最初の1日(豊肥本線・南阿蘇鉄道)の話はこちらです。
👉 熊本の乗り換えアプリ「くまモビ」がJR対応!スクショ数百枚の死闘
そして、くまモビはGoogle Playで無料配信中です。
10月5日からは、CAMPFIREでクラウドファンディングにも挑戦します。応援していただけるとうれしいです。
👉 震災後の熊本に観光客を呼び戻したい。観光×乗換アプリ「くまモビ」を育てる挑戦


ではでは、参考までに
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