古いパソコンですと、通常の方法で最新のWindows11(24H2)をインストールしようとすると、PC正常性チェックというものにひっかかって、インストールすら行えないということが起こります。
今回は、このPC正常性チェックをスルーして、古いパソコンに最新のWindows11(24H2)をインストールしてしまおうということをやっていきたいと思います。
(実際、私のパソコンがPC正常性チェックでCPUが対応していないと言われ、通常の方法ではインストールできませんでした。)
CPUが対応していなくても、速度的に問題がなかったり、メモリーやストレージがシステム要件を満たしていれば、だいたいは正常動作します。
というわけで、
やってみよー!
ただし、古いパソコンへの最新Windows11のインストール作業は、自己責任で行うことをお忘れなきよう。きちんとバックアップを取ってからインストールを行ってください。
ここに書いてある手順通りではない、もしくは文言が違う場合は、やり方が間違っている可能性がありますので、お手数ですがやり直しをしてください。
残念なことに、Windows11(24H2)からCore2世代が対応しなくなりました。Core2世代の方は、Windows10かWindows11(23H2)で頑張りましょう。

古いパソコンに最新のWindows11(24H2)をインストールする方法
Microsoftの公式サイトを開く
まず、Microsoftの公式サイトから最新のWindows11(24H2)のISOファイルをダウンロードする準備を行います。

ISOファイルのダウンロード準備
サイトへ飛んだら下にスクロールをします。
「x64 デバイス用 Windows11 ディスクイメージ(ISO)をダウンロードする」からISOファイルを選択し、「今すぐダウンロード」をクリックします。

「製品の言語の選択」から「日本語」を選択して「確認」をクリックします。


ISOファイルのダウンロード
ダウンロード画面になります。「64-bit Download」をクリックしてISOファイルをダウンロードします。
ISOファイルは容量が大きいので、ダウンロードには少々時間がかかります。
この画面にならず、エラーが出ることもあります。そのときは、お手数ですがもう一度やり直してみてください。

ISOファイルをエクスプローラーで開く
ダウンロードしたISOファイル(Win11_24H2_Japanese_x64.iso)を右クリックし、「プログラムから開く」から「エクスプローラー」を選んで開きます。
つぎのような警告が出るかも知れませんが、構わず「開く」をクリックします。

しばらくすると、エクスプローラーでISOファイルがマウントされるので、マウントされたドライブ名を覚えておきます。下の例では「G:ドライブ」となります。
ドライブをマウントするとは、パソコンやツールが外部のストレージ(USBやクラウド)を使えるようにすることです。
そして、ISOファイルをマウントするとは、CDやDVDのデータを仮想ドライブとして使えるようにすることです。専用ソフトやWindowsの右クリックメニューから簡単にできます!


コマンドプロンプトを管理者権限で起動する
開いたエクスプローラーはマウントが行われたことが確認できたら、閉じても構いません。
タスクバーの検索ボックスに①「cmd」と入力して、②コマンドプロンプトを検索し、③「管理者として実行」をクリックします。

コマンドを入力してセットアップを実行する
コマンドプロンプトを立ち上げたら、さきほど覚えておいたドライブ名(①私の場合「G:」)を入力してEnterを押します。
そうするとISOファイルをマウントしたドライブに移動しますので、次のコマンドを入力します。
setup /product server ⋯ ②
↓コピー用
setup /product server
Enterを入力すると、Windows11(24H2)のインストールが始まります。

「Windows Server のインストール」と出ますが、きちんとWindows11(24H2)がインストールされますのでご安心ください。
なお、ここの「インストールの品質向上に協力する」にチェックを入れるとPC正常性チェックが入り、インストールが失敗しますので、チェックは外したままにしておいてください。

「同意する」をクリックします。

特に問題がなければ「ファイル、設定、アプリを保持する」を選択し、「次へ」をクリックします。

更新プログラムのダウンロードが始まるので、終了するまで待ちます。

ここで「インストール」をクリックすると、いよいよWindows11(24H2)のインストールが開始されます。


Windows11のインストールが完了するのを待つ
あとはWindows11(24H2)のインストールが完了するのを待つだけです。具体的には、次のような画面が出ます。


数回、再起動を繰り返した後、Windows11(24H2)のインストールが完了します。お疲れ様でした。
最後に
いかがでしたでしょうか?
古いパソコンでも、スペック的に問題がないのであればWindows11(24H2)をインストールできますよというお話でした。
「パソコンは買い替えたくない。でも、セキュリティ的に心配だから最新のWindowsにしたい。」という方にぴったりの記事だったのではないでしょうか?
皆さまのお役に立てたならば幸いです。

ではでは、参考までに。

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