Windowsでアプリが起動しない8つの原因と対処法【初心者向け】

突然アプリケーションが開かなくなってしまうと、作業が進まずとても困りますよね。Windows10やWindows11では、アップデートや設定変更、アプリの不具合、さらにはパソコン自体の性能不足など、さまざまな原因でアプリが起動しないことがあります。

この記事では「Windowsでアプリが起動しないときに試すべき8つの対処法」を、初心者の方でもわかりやすいようにステップ形式で紹介します。特に最近増えている「メモリ不足」の問題とその解決策についても触れてみたいと思います。

読んだあとには、「これを試せば解決できる！」という確信が持てるようになりますよ。

アプリが起動しない8つの原因と対処法

8つの原因をチェックすればほとんどの不具合は解消できる

Windowsでアプリが起動しないとき、焦らず次の8つの項目を順番にチェックすれば、原因が特定できて解決できる可能性が高いです。

特に最近はメモリ（作業するための余裕スペース）の不足が大きな要因になることもあり、対処法だけでなく根本的な解決策も重要です。

一時的な不具合からPCの性能不足まで、原因はさまざま

起動しない理由はアプリ自体の問題だけではなく、Windowsの設定やパソコンの性能、他のソフトとの相性など多岐にわたります。以下の表に主な原因をまとめました。

原因	説明
1. 一時的なエラー	再起動で解決することが多い
2. Windowsの更新が未適用	古い状態では正常に動かない場合あり
3. セキュリティソフトの干渉	アプリを誤ってブロックしていることがある
4. ショートカットの破損	起動用アイコンが壊れている可能性がある
5. バックグラウンドアプリの影響	常駐ソフトがアプリの動作を妨げていることがある
6. アプリの破損	アンインストール・再インストールで解決
7. 修復機能未使用	Windowsのアプリ修復機能で回復できるケースがある
8. メモリ不足	作業スペースが足りずアプリが起動できない

このように、根本的な原因を見つけるには、初歩的な確認からパソコンの性能チェックまでが必要になります。

8つの対処法を順に試してみよう

1. パソコンを再起動する

動かなくなったアプリが、パソコンの再起動だけで回復することは非常によくあります。まずは電源を切って、数分後に再度起動してみましょう。

2. Windowsを最新状態に更新する

古いWindowsバージョンでは、アプリが正しく動作しないことがあります。

更新手順：

1. スタート → 設定 → Windows Update
2. 「更新プログラムのチェック」
3. 必要な更新があれば適用 → 再起動

3. セキュリティソフトを一時的に無効にする

ウイルス対策ソフトがアプリを誤ってブロックしている場合もあります。

注意点：

• オフにする前に、インターネット接続を一時的に切断すると安心です。

4. アプリアイコンではなく、本体から起動する

ショートカットが壊れていることがあります。

対処方法：

• スタート → アプリ名で検索
• 出てきた結果を右クリック → 「ファイルの場所を開く」
• 実行ファイル（.exe）をダブルクリック

5. バックグラウンドの不要なアプリを終了する

たくさんのアプリが同時に動いていると、アプリが起動できないことがあります。

操作方法：

• 「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを開く
• 不要なアプリを選んで「タスクの終了」

6. アプリを一度アンインストール→再インストール

アプリそのものが破損している可能性も。再インストールすることで改善することがあります。

注意点：

• 再インストール前に、アプリ内のデータのバックアップを忘れずに。

7. アプリの「修復」機能を試す

Windowsには、インストールされたアプリを修復する機能があります。

手順：

1. 設定 → アプリ → アプリと機能
2. 該当アプリ → 詳細オプション
3. 「修復」をクリック

8. メモリ不足を確認し、必要であれば増設を検討

結局のところ、「メモリを増やせば解決した」というケースがほとんどです。

最近のアプリは高機能化しており、使う作業スペース（メモリ）も増えています。特に動画編集や3Dアプリなどを使う場合、8GBでは足りないケースも多く、16GB〜32GBがおすすめです。

メモリ容量と動作の関係（目安）

メモリ容量	利用シーン	快適さ
4GB	軽い事務作業、Web閲覧	やや遅い
8GB	一般的なオフィス作業、軽い編集	普通
16GB	複数アプリ使用、簡単な動画編集	快適
32GB	動画編集、プログラミング、仮想PC等	非常に快適

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例）

Crucial DDR4 32GB（16GB×2）

Kingston Fury Beast DDR4 32GB

コルセア Vengeance LPXシリーズ

※必ずパソコンの対応規格を事前に確認してください。

焦らず慎重に、一つずつ試す

• 複数の対処法を同時に試すと、どれが効果的だったか分からなくなることがあります。ひとつずつ実行しましょう。
• メモリ増設には、パソコンを開ける必要がある場合も。自信がない方は、専門業者に依頼するのが安心です。
• ウイルス対策ソフトを停止する場合は、必ずネットから切断してから行いましょう。

最後に

アプリが起動しないときは、まずは以下の8つの項目を順に確認してみてください。

チェックリスト	実施済み？
① パソコンを再起動した	□
② Windowsの更新を確認した	□
③ セキュリティソフトを一時的に無効にした	□
④ 本体からアプリを直接起動してみた	□
⑤ 不要なアプリを終了した	□
⑥ アプリを再インストールしてみた	□
⑦ アプリの修復機能を使ってみた	□
⑧ メモリ不足を確認し、必要なら増設を検討	□

パソコンは日常の大切な相棒。調子が悪いときこそ、原因を丁寧に見極めて、最適な方法で解決していきましょう。この記事が、あなたの快適なPCライフのお役に立てれば嬉しいです。