いよいよ本日、10月5日(月)の10時。熊本の観光×乗換アプリ「くまモビ」のクラウドファンディングが、CAMPFIREでスタートです。
正直に言います。今、心臓がずっとドキドキしています。
なぜなら、このアプリは私・白川秋が、ほぼひとりで作り続けてきたものだからです。企画も、プログラムも、時刻表のデータも、写真の許可取りも。全部です。
だからこそ、今日はどうしても伝えたいことがあります。くまモビのクラウドファンディングは、私ひとりではもう越えられない壁を、みなさんと一緒に越えるための挑戦です。
少し長くなります。それでも、最後まで読んでもらえたら本当にうれしいです。
この記事のポイント
- 本日10月5日10時、くまモビのクラファンがCAMPFIREで開幕
- 乗換エンジンもJR時刻表も写真許可も、全部ひとりで積み上げた
- iOS版も熊本の観光復興も、ここから先はあなたの応援で決まる
くまモビの原点は、妻のひとことでした
「熊本の交通って、放射状に伸びてるでしょ。だから横の移動が本当に大変なんだよね」
すべては、妻のこのひとことから始まりました。
熊本に住んで17年以上。私自身も、何度も同じことを感じてきました。例えば、市電とバスと鉄道を乗り継ぐとき。どの会社の、どの便に乗ればいいのか。調べるだけで一苦労です。
地元に住む人でさえ、そうなのです。まして観光で初めて来た人なら、なおさらでしょう。
実は、くまモビの構想は15年ほど前からありました。しかし当時、個人で乗換アプリを作るなんて夢物語でした。
ところが、AIの発展がその状況を変えました。「今なら、ひとりでも作れるかもしれない」。そう思えた瞬間、止まっていた時計が動き出したのです。そして2026年6月頃、私は本格的な開発に踏み出しました。
リリースまで、白川秋がひとりで積み上げてきたこと
ここからは、リリースとクラウドファンディングに向けて、私が積み上げてきたことを紹介させてください。自慢ではありません。くまモビがどれだけの想いでできているかを、知ってほしいのです。
乗換エンジンを、ゼロから自作しました
まず取り組んだのは、乗換案内の心臓部です。RAPTORというアルゴリズムをもとに、経路探索エンジンを一から書き上げました。
市電、都市バス、産交バス、熊本バス、熊本電鉄、肥薩おれんじ鉄道、そして島へ渡る船。熊本を走るたくさんの交通機関のデータを、ひとつのアプリにまとめています。さらに、バスのリアルタイム運行情報、運賃表示、バリアフリー情報にも対応しました。
JRと南阿蘇鉄道の時刻表を、一本ずつ入力しました
しかし、大きな壁がありました。JR九州と南阿蘇鉄道には、乗換案内に使えるデータがなかったのです。
だから、自分で作ると決めました。公式の時刻表を読み取り、間違いを見つけては直す。その繰り返しです。結果として、JRは鹿児島本線・豊肥本線・三角線の227本、南阿蘇鉄道はトロッコ列車を含む28本を収録しました。
深夜、画面の数字を一本ずつ照らし合わせながら、何度も「これを使ってくれる誰か」の顔を思い浮かべました。
写真の使用許可を、ひとつずつお願いして回りました
観光アプリに、写真は欠かせません。一方で、写真には必ず権利があります。
そこで、熊本県、熊本市の文化財課、各施設、ブログの運営者さんへ、一件ずつ使用許可をお願いしてきました。「個人からの依頼は前例がない」と言われ、依頼書を書いて提出したこともあります。メールの返事がなく、書面で改めてお願いしたこともあります。
もちろん、自分の足で撮りに行った写真もあります。西原村のナミ像も、菊陽杉並木公園さんさんも、実際に現地へ行って撮影しました。
熊本を歩きたくなる仕掛けを詰め込みました
さらに、観光の楽しさもたっぷり詰め込みました。
- スポットを巡って集める、9ジャンルのスタンプラリー
- 熊本城、阿蘇、天草、人吉など、県内各地をめぐる39のモデルコース
- 3つのコースで麦わらの一味の像10体をすべて巡れる、ワンピース像めぐり
- 電波の弱い山あいでも使える、オフライン地図
- 日本語・英語・繁体字中国語・タイ語の4言語対応
そして、スタンプラリーは思い切って全部無料にしました。理由はシンプルです。ひとりでも多くの人に、熊本の街を歩いてほしいからです。
9月14日、ついにGoogle Playで正式リリース
こうして2026年9月14日、くまモビはGoogle Playで正式リリースを迎えました。
その後も、地図の改善やJR対応など、アップデートを重ねています。停留所の位置がずれていれば、地図データ(OpenStreetMap)まで自分で直しに行きます。
気づけば、開発もデータ整備も、許可取りも広報も、全部ひとりでやっていました。つらくなかったと言えば嘘になります。それでも、やめようと思ったことは一度もありません。
震災を越えて、熊本に人を呼び戻したい
今回のプロジェクト名は「震災後の熊本に観光客を呼び戻したい。観光×乗換アプリ「くまモビ」を育てる挑戦」です。
熊本は、何度も大きな地震を経験してきました。令和8年熊本地震の影響で、記事執筆時点でもJR鹿児島本線の宇土〜八代間は運休が続いています。肥薩おれんじ鉄道でも、一部区間がバスによる代行輸送になっています。小泉八雲熊本旧居のように、被災して休館している文化財もあります。
それでも、熊本には人を惹きつける場所がたくさんあります。熊本城、阿蘇の雄大な草原、天草の海、そして街なかのラーメン。
だからこそ、「行ってみたい」を「行ける」に変えるアプリが必要だと、私は信じています。乗換が分からないから行かない。そんな理由で熊本の魅力が届かないのは、悔しくてたまらないのです。
そこで、くまモビでは経路にJR・南阿蘇鉄道・肥薩おれんじ鉄道が含まれるとき、公式の運行情報へすぐ飛べるようにしました。運休や代行の情報を確かめながら、安心して移動してほしいからです。
くまモビは、旅する人と熊本の街をつなぐ、小さな架け橋になりたいと思っています。
くまモビのクラウドファンディング概要
今回のくまモビのクラウドファンディングは、CAMPFIREのソーシャルグッドで、10月5日(月)10時から40日間行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | CAMPFIRE(ソーシャルグッド) |
| 開始 | 2026年10月5日(月)10:00 |
| 終了 | 2026年11月13日(金) |
| 期間 | 40日間 |
| 目標金額 | 25万円 |
| 方式 | All-in(目標に届かなくても実行します) |
| リターン | 500円〜100,000円の8種類(下表) |
| プロジェクトページ | https://camp-fire.jp/projects/975653/view |
リターン一覧
| 支援額 | コース名 | リターン内容 | お届け予定 |
|---|---|---|---|
| 500円 | ワンコイン応援コース | 感謝のメール、アプリ内クレジット(サポーター一覧)へのお名前掲載(希望制・掲載開始から1年間) | 2026年12月 |
| 1,000円 | 壁紙つき応援コース | 500円コースの内容+くまモビオリジナルのスマホ壁紙(デジタルデータ) | 2026年12月 |
| 3,000円 | 開発を見守るコース | 1,000円コースの内容+支援者限定の活動報告(開発の裏側レポート。2026年12月〜2027年5月に月1回程度) | 2026年12月 |
| 5,000円 | 熊本を推すコース | 3,000円コースの内容+くまモビオリジナルステッカー(郵送) | 2027年1月 |
| 支援額 | コース名 | リターン内容 | お届け予定 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 【店舗・施設向け】 協賛コースA | ご協賛への感謝として、くまモビの地図上で協賛店舗・施設としてご紹介(店名・写真・紹介文。掲載開始から1年間) | 2026年12月 |
| 30,000円 | 【店舗・施設向け】 協賛コースB | 協賛コースAの内容+アプリ内のクーポン機能でお店・施設のクーポンをご紹介 | 2026年12月 |
| 50,000円 | 【店舗・企業向け】 スポンサー協賛コース | 協賛コースBの内容+アプリ内クレジットとプロジェクト活動報告に、スポンサーとしてロゴ・お名前を掲載(1年間) | 2026年12月 |
| 100,000円 (限定3名) | まるごと応援コース | 5,000円コースまでの内容すべて(感謝のメール・壁紙・お名前掲載・活動報告・ステッカー)+オンラインでの個別お礼(ビデオ通話または音声通話、30分程度)+機能リクエストのご相談(実装をお約束するものではありません) | 2027年1月 |
個人向けの各コースには、それより安いコースの内容もすべて含まれます。そのため、オリジナルステッカーは5,000円の熊本を推すコースと、100,000円のまるごと応援コースの両方でお届けします。
店舗・施設向けの3コースは、熊本の観光復興を一緒に盛り上げてくださる協賛へのお礼として、くまモビの中でご紹介するものです。
今、みなさんの力が必要な理由
ここまで、ひとりで走ってきました。しかし、正直に言うと、ひとりの力の限界も見えてきています。
まず、iOS版です。現在くまモビはAndroid版のみです。「iPhoneでも使いたい」という声に応えられるかどうかは、このクラウドファンディングの結果にかかっています。
次に、データを守り続けることです。時刻表はダイヤ改正のたびに変わります。運休や再開の情報も、追いかけ続けなければなりません。
さらに、地域へのお返しです。協賛が多く集まれば、お店で使えるクーポン機能を本格的に実装し、使ってくれるみなさんに還元したいと考えています。
そして、その先には夢があります。熊本で育てたこの仕組みを、いつか全国へ広げることです。
クラウドファンディングは、最初の数日の勢いがとても大切だと言われます。だからこそ、今日からの数日が勝負です。どうか、スタートダッシュに力を貸してください。
くまモビのクラウドファンディングに、今日からできる応援
応援の形は、支援だけではありません。あなたにできることから、ひとつだけでも選んでもらえたらうれしいです。
- 本日10時に公開のCAMPFIREのページを開いて、支援する
- この記事やXの告知を、シェア・リポストする
- Google Playからくまモビをダウンロードして、使ってみる
- 使った感想を、レビューやコメントで教えてもらう
- 熊本に来るとき、くまモビを片手に街を歩いてもらう
たったひとつのリポストが、まだ出会っていない誰かに届きます。その誰かが、熊本を旅するきっかけになるかもしれません。
そして、ぜひコメント欄で教えてください。あなたが好きな熊本のスポットはどこですか。これからのモデルコースづくりの参考にさせていただきます。
15年越しの夢を、一緒に育ててください
15年前に思い描いた「熊本を横に移動できるアプリ」は、今ようやく形になりました。
けれど、ここはゴールではありません。ここからがスタートです。
ひとりで作ってきたくまモビを、今日からは、みなさんと一緒に育てていきたい。それが、今の私のいちばんの願いです。
本日10月5日(月)10時から40日間。CAMPFIREで、あなたを待っています。
ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。どうか、今日始まったくまモビのスタートダッシュに力を貸してください。熊本のどこかで、くまモビを使っているあなたに会える日を楽しみにしています。ではでは、参考までに

