パソコンで仕事をしていると、自分の名前や会社の住所を「また打つのか…」と思う瞬間、ありますよね。1日に何回も同じ文字を入力していると、地味にストレスがたまります。しかも長い住所は打ち間違いも多くて、入力ミスのたびにイラッ。
でも実は、Windowsには「単語登録(辞書登録)」という機能が最初から入っていて、これを使えば長い名前も住所もたった数文字のキーで一発入力できちゃうんです。しかも無料。アプリを入れる必要もありません。
この記事では、その単語登録のやり方を、画面の右下を右クリックするところから順番に紹介します。さらに「郵便番号を打つだけで住所が出てくる」というIMEの隠れた便利機能もあわせて解説。読み終わるころには、もう住所入力で消耗しなくなりますよ。
この記事のポイント
- 単語登録なら長い住所も数文字で一発入力できる
- 郵便番号辞書を使えば住所が自動で出てくる
- 登録すべきは「よく打つ・打ち間違える」情報だけ
7分51秒でわかるまとめ動画
まずはこの2つを覚えればOK
時短のためにやることは、シンプルに2つだけです。
ひとつめは、よく打つ名前・住所・メール・署名を「単語登録」しておくこと。たとえば「じゅうしょ」と打つと「兵庫県神戸市〇〇区〇〇1-2-3」が出てくる、みたいに自分専用の変換を作るイメージです。
ふたつめは、郵便番号から住所を呼び出す「郵便番号辞書」をオンにしておくこと。これはWindows標準のIME(日本語入力の仕組み)に最初から入っている機能で、初期設定では郵便番号辞書はオンになっています。つまり多くの人はすでに使える状態になっています。
この2つを使い分けるだけで、入力スピードは体感でガラッと変わります。
実際の登録手順は?
まずは王道の単語登録から。手順はとても簡単です。
画面右下にある「あ」や「A」のアイコンを右クリックして、出てきたメニューから「単語の追加」をクリックします。すると小さな「単語の登録」画面が開くので、上の「単語」欄に登録したい内容(例:自分のフルネームや住所)、下の「よみ」欄に呼び出すための短い読み(例:「なまえ」「じゅうしょ」)を入れて、「登録」を押すだけ。これで完了です。
ちなみにMicrosoft IMEの場合、毎回右クリックするのが面倒なら、ショートカットキーでも開けます。「Ctrl + F10」と押しても、同じ操作は行えます(ノートパソコンだと「Ctrl + Fn + F10」の場合あり)。
登録するときの「品詞」という欄は、難しく考えなくて大丈夫。それほど厳密に選択されなくても大丈夫です。名前なら「人名」、住所なら「名詞」あたりを選んでおけば問題ありません。
では、何を登録すると効くのか。おすすめはこのあたりです。
| よみ(入力する文字) | 単語(出てくる内容) |
|---|---|
| なまえ | 山田 太郎 |
| じゅうしょ | 兵庫県神戸市〇〇区〇〇町1-2-3 |
| めーる | yamada@example.co.jp |
| しょめい | 株式会社〇〇 営業部 山田太郎 / TEL:000-0000-0000 |
| かいしゃ | 株式会社〇〇〇〇 |
コツは「よみ」をなるべく直感的にすること。あとで自分が思い出せないと意味がないので、ひねりすぎないのがポイントです。
郵便番号から住所を出す方法
単語登録すらしたくない、という人向けの裏ワザがこちら。郵便番号を打って変換するだけで住所が出てきます。
やり方は、日本語入力をオン(「あ」の状態)にして、7桁の郵便番号を入力し、スペースキー(変換キー)を押すだけ。すると都道府県名から町名までの住所が候補に出てきます。半角英数の「A」のままだと変換できないので、そこだけ注意してください。
たとえば、「154-8523」など。この場合、「東京都世田谷区若林 世田谷税務署」と一発で出ます。
もし住所が出てこない場合は、設定がオフになっている可能性があります。「学習と辞書」をクリックし、「郵便番号辞書」のスイッチをオンにします。これで、3桁・5桁・7桁の郵便番号で該当する住所に変換が可能になります。
単語登録は「番地まで完璧に出したい」とき、郵便番号辞書は「町名までサッと出せれば十分」なとき。こんな感じで使い分けると無駄がありません。
メリット・デメリット
正直に良いところも気になるところも書いておきます。
| 内容 | |
|---|---|
| ◎ メリット | 入力が一瞬で終わる/打ち間違いが激減する/無料・標準機能だけでできる/オフラインでも使える |
| △ デメリット | パソコンを変えると登録が引き継がれない/登録しすぎると誤変換が増える |
デメリットの「引き継がれない」問題ですが、これは知っておくと安心です。PCごとに辞書は別管理で、クラウド同期は完全ではありません。新しいパソコンに買い替えたときは、また登録し直すか、辞書ファイルをバックアップしておくのが無難です。
それと、何でもかんでも登録すると、ふつうの文章を打つときに変な変換候補が割り込んできてかえって邪魔になることも。「よく打つ」「打ち間違える」ものだけに絞るのがコツです。
最後に
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
正直、僕も最初は「単語登録なんて面倒くさそう」と思って後回しにしていました。でも一度「じゅうしょ」で住所が一発で出るようにしてみたら、もう元には戻れません。あの「住所どこまで打ったっけ…」のモヤモヤが消えるだけで、こんなに快適なのかと。
最初に5分だけ時間をとって、名前・住所・メール・署名の4つを登録してみてください。たぶんその日のうちに「やってよかった」と思えるはずです。小さな積み重ねですが、1年続ければかなりの時短になりますよ。

ではでは、参考までに
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