令和7年ITパスポート学習記録~企業会計編その②~

ITパスポート
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前回の学習内容はこちら。

本日は「企業会計」の続きになります。先週5セクション中3セクションを進められたので、今日は楽勝だと思います。

しかし、今までの「企業活動」「マーケティング」「法律」「企業会計」の暗記が思うように進んでおらず、わたくし、焦っております。

本日を有意義に過ごせるよう、頑張っていきたいと思います。

それではいってみよー!

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ITパスポート学習記録~企業会計編②~

損益計算書

損益計算書損益計算書(Profit and Loss statement:P/L)とは、企業が年間で営業活動などに使った費用と、生み出した利益がわかる財務諸表である。費用+利益=売上高となる。
減価償却減価償却とは、使用期間にわたって費用を分割して計上する手続きのこと。減価償却は、貸借対照表と損益計算書で記述の仕方が異なる。

事例:企業が30万円のコンピュータを購入し、5年で減価償却する
貸借対照表:
コンピュータを購入した年は資産として30万円を計上し、価値は5年で均等に償却されるので、毎年6万円ずつ減少するという形になる。
損益計算書:
損益計算書では資産ではなく、費用に含まれる。この場合、毎年6万円の減価償却による費用が発生する。財務諸表上では、5年かけて毎年6万円分の費用として計上される形になる。
費用損益計算書における費用は、原価、販売費、営業損益、特別損益、税金で成り立っている。
利益損益計算書における利益は、当期純利益で成り立っている。
売上高損益計算書における売上高は、費用と利益を足したもので成り立っている。商品を売って得たお金。原価、販売費、営業損益、特別損益、税金、当期純利益が含まれる。
売上原価商品を作るためにかかる費用。
売上高-売上総利益=売上原価となる。
売上総利益粗利益とも呼ぶ。商品によってどの程度稼ぐことができたかがわかる。
売上高-売上原価=売上総利益となる。
販売費及び一般管理費販管費とも呼ぶ。商品を販売・管理するための費用。
・販売費…マーケティング予算(広告宣伝費) など
・管理費…人件費、関連会社に支払う手数料 など
売上総利益-営業利益=販管費となる。
営業利益営利活動を通して業務を行った結果の利益(企業の本業で得た利益)。
売上総利益-販管費=営業利益となる。
営業外損益営業活動以外の経常的(定常的)に発生する利益・費用。
・営業外収益…有価証券利息、不動産賃料、雑収入 など
・営業外費用…銀行への為替や社債利息の支払い など
営業利益-経常利益=営業外損益となる。
経常利益経常的(定常的)な企業活動の結果による利益。ステークホルダはこの数値に最も注目する。
営業利益-営業外損益=経常利益となる。
特別損益臨時的、偶発的に企業の業務内容とは関係ないところで発生した利益・費用の総称。
・特別利益…不動産などの固定資産売却益、前期の損益を修正することで発生した前期損益修正益 など
・特別損失…固定資産売却や災害損失 など
経常利益-税引前当期純利益=特別損益となる。
税引前当期純利益法人税などを支払う前の、特別な事情(特別損益で発生した金額)を加味したときの利益。
経常利益-特別損益=税引前当期純利益となる。
法人税税金が記述される項目。
税引前当期純利益-当期純利益=法人税となる。
当期純利益売上高からすべての費用を差し引いた金額。
税引前当期純利益-法人税=当期純利益となる。
営業利益について損益計算書のうち、売上高から売上原価と販管費を引いたときの金額が営業利益である。営業利益では、その企業が本業によってどれだけ利益を生み出したのかが分かる。
経常利益について損益計算書のうち、売上高から売上原価と販管費、営業利益を引いたときの金額が経常利益である。経常利益により、企業の全体的な収益性が把握できるため、投資家(ステークホルダ)はこの数値に最も注目している。

キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書キャッシュフロー計算書とは、会社の現金の増減(収支)を確認できる財務諸表である。キャッシュ(Cash:現金)とフロー(Flow:流入・流出)を組み合わせた言葉である。企業の「家計簿」と呼ばれることもある。
キャッシュフロー計算書は、営業活動・投資活動・財務活動の3つに区分される。
キャッシュインフローキャッシュインフローとは、企業財務のプラス(収入)となるものである。
キャッシュアウトフローキャッシュアウトフローとは、企業財務のマイナス(支出)となるものである。
営業活動説明:
会社の本業である事業活動のこと。キャッシュインフローが多い状態が理想的。

キャッシュインフローの例:
・商品の売上
・減価償却の処理
・利息の受け取り

キャッシュアウトフローの例:
・商品の仕入れ
・社員の給料
・法人税などの支払い
投資活動説明:
会社の将来の利益獲得に期待した活動のこと。キャッシュアウトフローが多い状態が理想的。

キャッシュインフローの例:
・固定資産の売却
・有価証券の売却

キャッシュアウトフローの例:
・固定資産の取得(建物などの設備投資)
・有価証券の取得
財務活動説明:
会社の資金調達に関する活動のこと。簡単に説明すると「営業活動」と「投資活動」によって生まれた資金不足を補う活動。

キャッシュインフローの例:
・株式の発行
・銀行からの借入金
・社債の発行

キャッシュアウトフローの例:
・自己株式の取得
・社債の償還
・配当金の支払い
流動比率流動比率は、企業の短期的な支払い能力を測る指標のひとつ。
流動比率(%)=流動資産÷流動負債×100
当座比率当座比率は、企業の非常に短期的な支払い能力を測る指標のひとつ。当座資産とは、現金、預金、売掛金など、すぐに現金化できる資産を指す。
当座比率(%)=当座資産÷流動負債×100

Ankiアプリ用データ

以下のサイトより、Ankiアプリで活用できるITパスポートの企業活動・マーケティング・法律・企業会計の暗記データがダウンロードできます。

パスワードは半角で、「shirakawa」です。

ぜひ、学習にご活用ください。

firestorageダウンロード

Ankiアプリの使い方

Ankiアプリの簡単な使い方をご紹介しています。ぜひ、ご一読ください。

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参考文献

今回、学習用として参考にさせていただいているのがこちらの教本です。AmazonではPDF版もあるようです。セクションごとにQRコードを読み取って小テストを受けることができ、学習の確認もできて頼りがいのある一冊です。また、YouTubeでの解説動画もありますので、そちらも参考に学習を進めると良いでしょう。

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