最近、私事で暗記をする機会が増えまして、会社のスタッフの方から「暗記に良いアプリがあるよ」とのご紹介を受けて、「Anki」というアプリを使い始めました。
この「Anki」アプリが意外と使い勝手が良く、また、並行して書いている記事にも使い方を載せておきたいなということもあり、この記事を作成することにしました。
試験勉強など暗記をする環境の方で、単語帳にいちいち書いていくよりもタイピングで打ったほうが手っ取り早いという方にうってつけの、このアプリの使い方を紹介していきたいと思います。
パソコンでも、スマートフォンでも使用できる点が嬉しいところです。
暗記アプリ【Anki】の使い方
Ankiの公式サイト
公式サイト
Ankiの公式サイトはこちらです。英語のサイト?!と思う方もいらっしゃるかと思いますが、インストール後、初回実行時に「日本語」を選択することができますのでご安心ください。

パソコン版ダウンロード
下へスクロールしていくと、パソコン版、iOS版、Android版のダウンロードが行えます。パソコン版は無料で使用することができます。

iOS版ダウンロード
iOS版は、「AnkiMobile Flashcards」というアプリになります。iOS版は有料です。

Android版ダウンロード
Android版は、「AnkiDroid Flashcards」というアプリになります。Android版は無料です。

カードの登録
カードの登録(暗記する項目の登録)を行います。デスクトップ版を例に説明を行います。次の手順に従います。
追加をクリックする
Ankiアプリを立ち上げ、「追加」をクリックします。初回作成または新しくデッキを作成する場合は、「デッキを作成」より「新しいデッキ名」を決めて、カードの登録に移ります。

ノートタイプを決める
カードを登録していくわけですが、まずどのようなタイプで暗記するのかを決めます。ノートタイプの右横の部分をクリックして設定を変更します。(私は「基本」でしか今のところ使用していません。)
ノートタイプ | 説明 |
---|---|
基本 | 表面を見て、解答の裏面を見るという使い方をします。 |
基本(文字入力解答) | 表面を見て、文字入力をして解答を行うタイプです。 |
基本(裏表反転カード付き) | 裏表面を反転できるという意味だと思います。 |
基本(裏表反転カード追加可能) | 任意の入力で、裏表面を反転させるカードを追加できるという意味だと思います。 |
画像穴埋め問題 | 画像を選択し、その後穴埋め問題を選んでカードを作成します。 |
穴埋め問題 | これは{{c1::穴埋め問題}}テストです。というような使い方で、穴埋め問題を作成します。 |

デッキ名を決める
最初にデッキ名も決められるのですが、後から追加することもできます。デッキの右横の部分をクリックして設定を変更します。「追加」をクリックすることで、新しいデッキ名を作成することができます。デッキ名を変更したい場合は、別のデッキをここで選択し、「選択」をクリックします。

タグを決める
デッキを更に細分化させるための、目安として「タグ」を設定することができます。省略も可能です。

データの入力(ノートタイプ:基本の場合)
表面(問題)と、裏面(解答)の文言を設定します。

デッキを登録する
デッキが作成できたら、デッキの登録を行います。下の「追加」ボタンからデッキの登録が行えます。これで1つ単語帳を登録することができました。この調子で、がしがしデータを登録していきます。

一日の上限を決める
開き方
一日に暗記するデッキの上限を決めることができます。デッキの一日の上限の設定は、トップの「デッキ名」の右端にある「歯車マーク」の「オプション」から行います。

設定例
一日に覚えられる上限を設定します。個人的な経験としましては、「一日の新規カード導入枚数の上限」が「80」としたときに、「80」個すべてを覚えるのに1時間半~2時間かかりました。
スキマ時間を利用するのであれば、デフォルトの「20」個でも問題ないでしょう。一日に小分けに覚えるのであれば、この数字を大きくしても良いと思います。
ちなみに、「一日の復習枚数の上限」は「一日の新規カード導入枚数の上限」の10倍が目安とされています。

デッキの修正方法(登録するデッキを間違えたとき)
ブラウザを開く
デッキ作成を途中で中断してページを閉じたときに、デッキ登録作業を再開した際、作成するデッキを間違えていたという経験から、デッキの修正方法についても触れておきたいと思います。
トップの画面上部の中央にある「ブラウザ」からデッキの修正を行います。

デッキを変更する
デッキ名を変更したいカードの行にあるデッキ名を右クリックし、「デッキを変更」をクリックします。

変更したいデッキ名を選択し、「カードを移動」をクリックすればデッキの修正は完了です。

デッキのエクスポート/インポート
デッキを作成するパソコン・スマートフォンと学習に使うパソコン・スマートフォンが異なる場合に、データのエクスポート・インポートが必要となります。
エクスポートとは例えるならば、データのダウロードのようなものです。一旦エクスポートでファイル化したものを、インポート、例えるならばアップロードのように、データをインストールしていきます。
この作業を行うことにより、複数の媒体で同じデッキを使用することができたり、バックアップを取ることが可能です。
エクスポート方法
「ファイル」の「エクスポート」を選択します。

「エクスポート」の形式を選択します。私はデフォルトの「Anki コレクションパッケージ(.colpkg)」を使用しています。「エクスポート」をクリックします。

インポート方法
「ファイル」の「インポート」を選択します。

「インポート」するファイルを選択し、「開く」をクリックします。

暗記を始める
デッキを作成し終わったら、いよいよ暗記ですね!
デッキをクリック
デッキの部分にカーソルを合わせると、下図のようにデッキ名の下に線が出ます。これをクリックします。

学習開始をクリック
「学習開始」ボタンをクリックすると、設定したデッキからランダムで問題が出題されます。説明は以上となります、お疲れ様でした。

最後に
いかがでしたでしょうか?
Ankiアプリの大体の使い方を理解していただけたならば幸いです。

ではでは、参考までに。
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