前回の学習内容はこちら。
本日は、ストラテジ系の中の企業活動とマーケティングの暗記用のブログを作成します。あとで見直して、復習になるような内容にしたいと思います。
また、書きながら覚えていくつもりですので、暗記特化のブログとさせていただきます。
スタッフの方から、良い暗記ツールを紹介していただきました。こちらです。

英語のサイト!と思った方もいらっしゃるかも知れませんが、ご安心ください。インストール後、立ち上げる際に「日本語」を選択することができます。
このツールはスマホにも対応していますので、データのエクスポート(ダウンロード的なもの)とインポート(アップロード的なもの)で同期を取れば、どの媒体でも同じ状態で暗記ツールとして利用することができます。
ITパスポート学習記録~企業活動・マーケティング暗記用~
英単語一覧
企業活動
略称 | 英単語 | 意味 |
---|---|---|
CEO | Chief Executive Officer | 代表取締役は、企業全体の運営と戦略に最終的な責任を持つ役職です。 |
CIO | Chief Information Officer | 最高情報責任者は、企業全体の情報技術戦略を計画・実行する責任を持つ。 |
CTO | Chief Technology Officer | 最高技術責任者は、企業の新しい技術の研究・開発を推進する。 |
CFO | Chief Financial Officer | 最高財務責任者は、企業の財務戦略を策定し実行する。 |
COO | Chief Operating Officer | 最高執行責任者は、企業の日常的な業務運営を監督する。 |
KGI | Key Goal Indicator | 達成すべきゴールを定量的(測定可能な数値)に表した指標。 |
KPI | Key Performance Indicator | ビジネスプロセスをモニタリングするために設置される定量的な指標。 |
CSF | Critical Success Factors | 数あるKPI指標の中で最も重要なものをCSFという。 |
MBO | Management by Objectives | 組織の各メンバーが自分の役割を理解し、自主的に行動することを促す手法。 |
PoC | Proof of Concept | 新規ビジネスや技術が実際にうまくいくのかを試すための小規模なプロジェクトのこと。 |
BtoC | Business to Consumer | 企業が個人を相手に行うビジネス。 |
BtoB | Business to Business | 企業が企業に対して行うビジネス。 |
CtoC | Consumer to Consumer | 個人が企業のプラットフォームを通し、個人に対して行うビジネス。 |
BPO | Business Process Outsourcing | カスタマーサービス、人事、会計などのような一連の業務を一括してアウトソーシングすること。 |
M&A | Mergers and Acquisitions | マージャース・アンド・アクイジションズ。合併と買収をすること。 |
VC | Venture Capital | 未上場企業(ベンチャー企業やスタートアップ企業)に出資する投資会社。 |
PPM | Product Portfolio Management | Portfolioとは、書類全体をひとつのものとして扱う意味がある。自社と、自社を取り巻く経営環境を、成長率と市場シェア(占有率)の2つの軸を使って分析する手法。 |
BSC | Balanced Scorecard | バランススコアカード。企業の業績を財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4つの視点から評価すること。 |
VCM | Value Chain Management | 商品が生み出される一連の活動を管理し、分析、改善に活用する。企業組織を主活動と支援活動に分け、活動のチェーン(連鎖)と付加価値(バリュー)を生み出す工程を可視化する。 |
SCM | Supply Chain Management | 原材料の調達から顧客に商品が供給されるまでの一連のプロセスを管理すること。 |
HRM | Human Resource Management | 人材を経営資源の1つと考え、人的資源を有効活用すること。 |
CDP | Career Development Program | キャリア開発プログラム。個人の適性・希望を考慮しながら、研修先や配属先を決定し、従業員の能力を最大化するための長期的なプログラムのこと。 |
OJT | On the Job Traning | 現場で働きながら、実務を通してトレーニングを受ける方法。 |
Off-JT | Off the Job Traning | 現場から離れて、研修を通してトレーニングを受ける方法。 |
CSR | Corporate Social Responsibilitiy | 企業がビジネスをする上で担っている社会的責任を意味する。 |
SDGs | Sustainable Development Goals | 持続可能な世界を実現するために国際連合が採択した2030年までに達成されるべき開発目標。主に、人々の生活をもとにした環境保全や生活水準のベースラインを守る取り組みがまとめられている。 |
SRI | Socially Responsible Investment | 投資判断のプロセスに投資先の環境配慮や社会的活動(CSR活動など)を考慮した投資手法。 |
ESG投資 | Enviroment、Society、Governance | Enviroment(環境)、Society(社会)、Governance(企業統治)の3つの観点を考慮して持続的に成長を目指す企業に投資をする考え方。 |
マーケティング
略称 | 英単語 | 意味 |
---|---|---|
OOH | Out-Of-Home | 交通広告や、デジタルネイサージなどがある。デジタルネイサージは、電子ディスプレイを使用して画像やテキストだけでなく、動画やアニメーションも使用することができる。一度設置すると、印刷や物理的な配布コストがかからない。 |
CRM | Customer Relationship Management | 新規顧客の購入よりも、一度でも商品を購入した顧客の方が、再び消費行動を起こしやすいというセオリー(原則)がある。顧客満足度を上げることで、さらなる購買行動につなげる。 |
RFM分析 | Recency、Frequency、Monetary | 顧客データを直近購入日(Recency)、頻度(Frequency)、購入金額(Monetary)の3つの指標でグルーピングし、顧客分析に利用する手法。 |
3C分析 | Customer、Company、Competitor | 顧客(Customer)・自社(Company)・競合(Competitor)の3つの観点で市場を分析する手法。 |
PEST分析 | Politics、Economy、Society、 Technology | 政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)の要素で市場を分析する手法。 |
SWOT分析 | Strength、Weakness、Opportunity、 Threat | 強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の要素から市場を分析する手法。 |
STP理論 | Segmentation、Targeting、Positioning | セグメンテーション(Segmentation)、ターゲティング(Targeting)、ポジショニング(Positioning)の3つの段階に分けて、企画や製品・サービスを検討するときに役立つフレームワーク。 |
4P | Product、Price、Place、Promotion | 製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つのPで構成される実行戦略で、マーケティングミックスと呼ばれる。 |
4C | Customer Value、Cost、Convenience、 Communication | 顧客価値(Customer Value)、顧客の経費(Cost)、顧客利便性(Convenience)、顧客とのコミュニケーション(Communication)で構成される顧客中心のマーケティングの考え方。 |
SEO | Search Engine Optimization | 検索エンジン最適化(オプティミゼイション)を意味し、Webサイトが検索エンジンの結果ページでより高い位置に表示されるように、Webサイト自体に工夫を施す手法。 |
ROI | Return On Investment | 投資対効果を意味し、事業に投資した費用により、利益(効果)がいくら得られたかを表す指標。 |
PV | Page View | ページビュー(閲覧数)とは、ユーザーがWebページを表示した回数のこと。同じ人が同じページを再度表示したり、異なるページを表示してもPV数は加算される。 |
UU | Unique User | ユニークユーザーとは、Webサイトやアプリなどを利用する個々のユーザーの数のこと。同じユーザーが同じWebサイトを複数回閲覧してもUU数は1人と加算される。 |
CV | Conversion | Webサイトの訪問者数のうち、Webサイトが目指す成果に結び付く訪問件数を表す。 |
Cookie | Cookie | ユーザーがアクセスしたWebサイトのデータを一時的にWebブラウザに保存する仕組みのこと。 |
CR | Conversion Rate | Webサイトなどに訪問した人のうち、何件のコンバージョンを獲得したかを示す指標。 「コンバージョンの件数÷Webサイトの訪問者数」で求められる。 |
CPA | Cost Per Action | 1件のコンバージョンを獲得するのにかかった広告費のこと。 「広告費÷コンバージョンの件数」で求められる。 |
ROAS | Return On Advertising Spend | 広告の費用対効果のことで、インターネット広告経由で発生した売上を広告費で割った数値のこと。 「売上高÷広告費」で求められる。 |
用語一覧
企業活動
ストラテジ系分野で覚えておきたい用語
ビジネス | ビジネス(Business)とは、直訳すると業務・仕事を意味する。ITパスポートでは「企業活動」と表現される。 |
事業 | 事業とは、企業が収益を得るために行う仕事である。 |
営業 | 営業とは、企業が利益を上げるために行うすべての経済活動を意味する。 |
資源 | 資源(Resources)とは、企業活動を行うために利用できるすべてのもの。最も重要な経営資源はヒト・モノ・カネ・情報といわれる。 |
資産 | 資産(Assets)とは、企業が所有している将来の経済的利益(=お金)に変えることができる財産のこと。 |
資本 | 資本(Capital)とは、企業が業務を行うために資源を調達できる元手のことで、銀行からの借り入れ・株式の発行・債権の発行により得ることができる。すべての資本は資産であり、すべての資産は資源であるといえる。 |
最高経営責任者 | 最高経営責任者(CEO:Chief Exective Officer)は、企業全体の運営と戦略に最終的な責任を持つ。 |
最高情報責任者 | 最高情報責任者(CIO:Chief Information Officer)は、企業全体の情報技術戦略を計画・実行する責任を持つ。 |
最高技術責任者 | 最高技術責任者(CTO:Chief Technology Officer)は、企業の新しい技術の研究・開発を推進する責任を持つ。 |
最高財務責任者 | 最高財務責任者(CFO:Chief Financial Officer)は、企業の財務戦略を策定し実行する責任を持つ。 |
最高執行責任者 | 最高執行責任者(COO:Chief Operating Officer)は、企業の日常的な業務運営を監督する責任を持つ。 |
企業理念
経営理念 | ピラミッド式に表した図式の頂点。企業が存在する目的や、根底にある価値観・信念を示す。経営活動の基礎となる考え方。 |
経営ビジョン | 企業が中長期的に到達したいと考える目標。経営理念を具体的に実現することにつなげる。 |
経営戦略 | 経営ビジョンを実現するための具体的なアプローチや手段のこと。 |
経営計画 | 経営戦略を実行するための短期的な行動計画。 |
企業の目標を定める指標・手法
KGI | 海外ゲーム事業の売上を1年で1億円にする。 |
KPI | アプリのダウンロード数、有料課金率、一人あたりの月間単価 |
CSF | アプリのダウンロード数 |
MBO | 従業員自身で目標を定め、その達成率に応じて人事評価を行う。 |
目的到達のための行動
PDCAサイクル | PDCAサイクルとは、企業が継続的に成長するために改善を繰り返すフレームワークのこと。Plan、Do、Check、Actionの頭文字を取っている。 |
特性要因図 | 特性要因図とは、特性(結果)とその要因(原因)の関係を視覚的に見やすくした図。魚の骨の形をしていることから、フィッシュボーン図ともいう。 |
PoC | PoCとは、新規ビジネスや技術が実際にうまくいくのかを試すための小規模なプロジェクトのこと。企業が新しいことを始めるとき、現実的に収益を上げられるかを確認する重要な手段。 |
他者との協業
シェアリングエコノミー | シェアリングエコノミーとは、資源を複数人で共有する経済活動。資源の例としては、車や物品、宿などがある。 |
アウトソーシング | アウトソーシングとは、自社の業務の一部を外部に委託すること。 |
オフショア | 労働賃金が安い海外に業務をアウトソーシングすること。 |
ニアショア | オフィス家賃や人件費が安い地方の拠点に業務をアウトソーシングすること。 |
インハウス | 特定の業務分野をアウトソーシングすることなく、自社内で運用すること。 |
BPO | カスタマーサービス、人事、会計などの業務を一括してアウトソーシングすること。 |
アライアンス | アライアンスとは、企業同士が特定の業務や事業で協力し合う形態のこと。アライアンス=業務提携と覚えると理解しやすい。 |
資本提携 | 資本提携とは、資本の取得を伴う業務提携のこと。アライアンスに比べ、経営方針へ意見の申し立て・受け入れができるため、より強い企業関係をつくることができる。 |
M&A | 2つの企業が1つになったり(合併)、ある企業が別の企業を買い取ったり(買収)すること。 |
ベンチャーキャピタル | 未上場企業(ベンチャー企業やスタートアップ企業)に出資する投資会社のこと。投資を受けた企業が成長(上場など)したときに、株式を売却し、キャピタルゲイン(投資額と売却額の差額)を回収して利益を得る。 |
ジョイントベンチャー | ジョイントベンチャーとは、複数の企業が共同出資して、新しい企業を設立すること。各企業が得意分野を持ち寄って事業を創出できることが強み。 |
事業を分類・評価する
・PPM
花形 | PPMの手法のひとつで、成長率も高く、市場シェアも高い状態。競合参入余地がほぼないため「花形」であり、最も期待が寄せられるポジション。 |
金のなる木 | PPMの手法のひとつで、成長率は低いが、市場シェアは高い状態。安定的に利益(キャッシュ)を生み出すことから、業界をリードするポジション。 |
問題児 | PPMの手法のひとつで、成長率は高いが、市場シェアは低い状態。将来性に期待できそうですが、市場シェアを伸ばせるかは競合状態に左右されるため、「目が離せない」問題児のポジション。 |
負け犬 | PPMの手法のひとつで、成長率も低く、市場シェアも低い状態。将来性に期待することが難しく、競合他社と戦うことも難しいため市場からの撤退が予想されるポジション。 |
・BSC
財務 | バランススコアカードのひとつで、企業の収益性を見るための指標。売上、利益など。 |
顧客 | バランススコアカードのひとつで、顧客からの企業評価を示す指標。顧客満足度、リピート率、クチコミの評価など。 |
業務プロセス | バランススコアカードのひとつで、企業内部で効率的に業務を運営できているかの指標。品質の向上、納期の短縮、コスト削減など。 |
学習と成長 | バランススコアカードのひとつで、企業内部の成長を測る指標。従業員の満足度、人材数の最適化、スキルアップの進行状況など。 |
企業内のリソースを最適化する
・VCM(バリューチェーンマネジメント)
主活動 | 資材購入 | 製造 | 物流 | 販売、 マーケ | サービス | 利益 |
支援活動 | インフラ・管理 | |||||
人事 | ||||||
研究開発 |
- 主活動:商品を提供するために直接必要な活動。
- 支援活動:主活動を支援するための活動。
・SCM(サプライチェーンマネジメント)
>>>>>>>>>>>>>>>モノの流れ>>>>>>>>>>>>>>> | |||||
サプライヤー | メーカー | 物流事業者 | 小売事業者 | 顧客 | サポート |
調達 | 生産 | 物流 | 販売 | 顧客サポート |
<<<<<<<<<<<<<<<お金の流れ<<<<<<<<<<<<<<< |
企業の人材管理・人事業務
HRM | Human Resource Managementの略で、人的資源管理という意味を持つ。人材を経営資源のひとつと考え、人的資源を有効活用することを指す。 |
HRテック | Human Resources Technologyの略で、採用や人事教育など、企業の人材管理業務を効率化するためのIT技術を指す。 |
ダイバーシティ | 多様な人材(性別、年齢、国籍など)を生かす考え方。人材による多様な価値・発想を取り入れることで、さまざまな働き方を実現し、長い目で見た企業成長が期待できる。 |
職能別組織 | 職能別書式とは、業務単位(職能別)で部署を分けた組織構成のこと。 |
事業部制組織 | 事業部制組織とは、企業の中に複数の事業があるとき、事業部ごとに部を分けた組織構成を指す。事業単位で組織を作り、その中に職務が用意される。 |
CDP | キャリア開発プログラムのことで、個人の適性・希望を考慮しながら、教育研修や配属先を決定し、従業員の能力を最大化するための長期的なプログラムのこと。 |
OJT | 現場で働きながら、業務を通してトレーニングを受ける。 |
Off-JT | 現場を離れて、研修を通してトレーニングを受ける。 |
e-ラーニング | PCやスマホを使用したオンライン学習手法のこと。オンラインで動画研修が受けられたり、オンラインで教材の確認ができたり、オンラインで問題を解いたりといったことが可能。 |
企業の社会的役割
CSR | Corporate Social Responsibilityの略で、企業の社会的責任という意味を持つ。「社会があるからこそ企業が存続できる」という思想から、社会を持続・発展させるための活動も積極的に行うべきとされる思想。 |
サステナブル | 地球・社会が将来にわたって持続的に健全に機能し続けることを目指す考え方や取り組みのこと。 |
SDGs | 持続可能な世界を実現させるために国際連合が採択した2030年までに達成されるべき開発目標。人々の生活をもとにした環境保全や生活水準のベースラインを守る取り組みがまとめられている。 |
グリーンIT | 情報技術(IT)と環境保護を組み合わせた活動のこと。IT自体のエネルギー効率を向上させるための取り組みとして「地球にやさしいIT」と言われる。 |
リサイクル法 | 資源や廃棄物の分別回収・再資源化・再利用について定めた法律。 |
コンプライアンス | 直訳すると法令遵守。企業が定められた法律や規則を守って、企業活動すること。法律を守ることだけでなく、倫理観や道徳観、社内規範といった広範囲を指すこともある。 |
SRI | 投資判断のプロセスに投資先の環境配慮や社会的活動(CSR活動など)を考慮した投資手法のこと。 |
ESG投資 | Environment(環境)、Society(社会)、Governance(企業統治)の3つの観点を考慮して、持続的に成長を目指す企業に投資をする考え方。 |
マーケティング
マーケティングとは
マーケティング | マーケティングとは売れる仕組みを作る仕事のこと。企業の商品が顧客ニーズや期待にマッチするほど、マーケティングの価値は最大化される。 |
市場 | 市場(マーケット)とは、売り手と買い手が、お金を介して商品を自由に売り買いする場のこと。商売とは、売り手が市場で価値を提供し、その対価としてお金を得る活動のこと。 |
マーケティングファネル | マーケティングファネルとは、顧客が商品の認知から興味・検討・購入い至るまでの行動を段階ごとに分けたもの。 |
認知 | マーケティングファネルでいう潜在層で、消費者が初めて商品を知る段階。広告宣伝、PR活動、SNS、クチコミなど。 |
興味 | マーケティングファネルでいう潜在層で、消費者が商品に関心を持ち、情報を求める行動を取る段階。Webサイト、SNS、ブログ、メールなど。 |
検討 | マーケティングファネルでいう顕在層で、消費者が購入を真剣に考え始める段階。商品を理解するため、トライアル・営業担当者への問い合わせなどにより商品を比較・評価する機会をつくる。 |
購入 | マーケティングファネルでいう顧客で、消費者が商品の購入を決定する段階。良好な体験を提供することで、リピート購入や、新たな顧客獲得の手段となる「クチコミ」拡大を担う。 |
コトラーの競争地位戦略 | コトラーの競争地位戦略とは、企業が市場での競争力を高めるための戦略をまとめたもの。 |
量的経営資源 | コトラーの競争地位戦略でいう量的経営資源とは、企業が持つ、具体的で数値化可能な資源のこと。(例:資金、従業員数、工場や設備の数、販売店の数など) |
質的経営資源 | コトラーの競争地位戦略でいう質的経営資源とは、企業が持つ、数値化することが難しいが、競争力を持つための重要な資源や能力のこと。(例:ブランドの価値や認知度、企業文化、技術やノウハウ、経営者のビジョンなど) |
リーダー | 市場防衛戦略。コトラーの競争地位戦略のひとつで、量的経営資源も多く、質的経営資源も多い存在が取る戦略。既存市場でのリーダー企業が、新規参入企業や競合からの攻撃を防ぐ、自らの地位を守るための戦略。 |
チャレンジャー | 差別化戦略。コトラーの競争地位戦略のひとつで、量的経営資源が多く、質的経営資源が少ない存在が取る戦略。独自の商品を提供することで、他の競合と差別化を図る。消費者にとっての価値を高める戦略。 |
ニッチャー | 集中戦略。コトラーの競争地位戦略のひとつで、量的経営資源が少なく、質的経営資源が多い存在が取る戦略。全体の市場シェアは小さいが、特定セグメントで高いシェアや認知度を保持する戦略。 |
フォロワー | 模倣戦略。コトラーの競争地位戦略のひとつで、量的経営資源も少なく、質的経営資源も少ない存在が取る戦略。リーダーやチャレンジャーの戦略や方向性に追随する企業。価格を競合よりも低く設定することにより、競争力を高める戦略。 |
質 的 経 営 資 源 | 量 的 経 営 資 源 | ||
多い | 少ない | ||
多 い | リーダー 市場防衛戦略 | ニッチャー 集中戦略 | |
少 な い | チャレンジャー 差別化戦略 | フォロワー 模倣戦略 |
マーケティング手法
マスマーケティング | マスマーケティングとは、幅広い対象者に商品を流通させるマーケティング手法のこと。ターゲット層を広く獲得する必要のある商材は、この手法が向いている。ただし、競合他社も類似したビジネスを行いやすいため、差別化が難しくコモディティ化(一般化)するといわれる。 |
セグメントマーケティング | セグメントマーケティングとは、市場を年齢・性別・嗜好などで絞り込んで、特定の潜在顧客にアプローチするマーケティング手法のこと。 |
ダイレクトマーケティング | ダイレクトマーケティングとは、企業が見込み顧客に直接コミュニケーションを取り、行動を促すマーケティング手法のこと。郵送、メール、電話、オンライン広告などの手法で顧客とコミュニケーションを取る。 |
1to1マーケティング | 1to1マーケティングとは、顧客一人ひとりに合わせたマーケティング手法のこと。顧客の過去の行動ログから傾向を導き、商品を提案するレコメンド表示などが該当する。 |
多様な広告媒体 | 企業は認知を獲得するため、さまざまな広告媒体(Advertsing Media)を活用する。代表的なものとして、放送メディアのテレビCM、ラジオ広告、デジタルメディアのWebアフィリエイト、Eメールマガジン、OOH(Out-Of-Home)広告の交通広告、デジタルネイサージなどがある。 |
オムニチャネル | オムニチャネルとは、企業が複数の販売チャネル(店舗・Webサイト・モバイルアプリなど顧客が経由する接点)を管理し、顧客がシームレスな体験を得られるようにする戦略のこと。対となる言葉として、マルチチャネルがある。 |
広告の役割 | マーケティングファネルのうち、広告宣伝による認知獲得には、お金がかかるが、たとえ費用がかかったとしても、認知獲得は企業にとって大きな価値があり、企業自体のブランド力・信頼性の向上につながるため、重要視される。 |
CRM | 顧客関係管理と呼ばれ、顧客情報の収集・分析から顧客満足度を向上させ、効果的なマーケティング活動が行える。ビジネスでは新規顧客の購入よりも、一度でも商品を購入した顧客の方が、再び消費行動を起こしやすいというセオリー(原則)がある。顧客満足度を上げることで、さらなる購買行動につなげられる。 |
ブッシュ戦略 | 企業から顧客へ、積極的にアプローチして働きかけるマーケテおlング戦略。(例:電話、メール) |
プル戦略 | 顧客から能動的に、製品・サービス・企業情報を取りに行くことで購入につなげるマーケティング戦略。(例:Webサイト、SNS) |
アップセル | 商品の購入を検討している顧客や、以前に商品を購入した顧客に対し、より高額な上位商品を勧めるマーケティング戦略。(例:コーヒーショップで、ドリンクのサイズアップを促す) |
クロスセル | 商品を購入する顧客に、別の関連商品をセットで勧めるマーケティング戦略。(例:コーヒーショップで、ドリンクだけではなくドーナッツの購入を促す) |
RFM分析 | RFM分析とは、顧客データを、直近購入日(Recency)・頻度(Frequency)・購入金額(Monetary)の3つの指標でグルーピングし、顧客分析に利用する手法のこと。3つの指標のかけ合わせで、購入見込みの高い顧客層を特定する。 |
マーケティングのフレームワーク
3C分析 | 顧客(Customer)・自社(Company)・競合(Competitor)の3つの観点で市場を分析する手法。顧客、ライバルを知ることで市場への理解を深め、その上で自社の取るべき戦略を考える際に利用する。 |
PEST分析 | 政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)の要素で市場を分析する手法。自社のマーケティング環境を把握し、中長期的な業界分析を行う。 |
SWOT分析 | 強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の要素から市場を分析する手法。内部環境要因である自社の強み・弱みと、外部環境要因である機会・脅威の要因を組み合わせることで、市場での機会や事業課題の発見に役立てる。 |
STP理論 | STP理論とは、セグメンテーション(Segmentation)、ターゲティング(Targeting)、ポジショニング(Positioning)の3つの段階に分けて、企業や製品・サービスを検討するときに役立つフレームワークのこと。 |
セグメンテーション | STP理論の段階のひとつ。市場を細分化し、標的市場を決定する段階。(例:ハンバーガー屋さんを始める市場を年齢と高級志向で細分化) |
ターゲティング | STP理論の段階のひとつ。顧客に対する相手を定める段階。(例:自社のブランドイメージから高級志向なお店を、比較的若い層に向けてつくる) |
ポジショニング | STP理論の段階のひとつ。自社の立ち位置を明確化し競争優位性を設定する最終段階。(例:家族・子供に向けた低価格商品は飽和状態なので、20代に向けた高級ハンバーガーをつくろう) |
マーケティングミックス | 製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つのPで構成される実行戦略のこと。 |
4C | 4Cとは、消費者中心のマーケティング(Consumer-Centric Marketing)の考え方。顧客価値(Customer Value)、顧客にとっての経費(Cost)、顧客利便性(Coveniece)、顧客とのコミュニケーション(Communication)の4つのCからなり、マーケティングミックスの4Pと対応している。 |
ベンチマーキング | ベンチマーキングとは、競争力を高めるために他社から事例を学ぶこと。単に他者をコピーするのではなく、自社ビジネスに適応させることが重要。 |
プライシング | マーケティングミックスの4Pの価格の要素となるプライシング(価格設定手法)の3つの手法のこと。 |
スキミングプライシング | プライシングのひとつ。新しい商品や技術を市場に導入する際に、初期に高価格設定を行い、時間が経過するにつれて徐々に価格を下げる戦略。 |
ペネトレーションプライシング | プライシングのひとつ。商品を低価格で販売し、多くの消費者を囲うことで、迅速に市場シェアを拡大させる戦略。 |
ダイナミックプライシング | プライシングのひとつ。商品の価格を、需要や市場環境に応じて、柔軟に変更する戦略。 |
プロダクト・ライフサイクル理論 | プロダクト・ライフサイクル理論とは、商品(プロダクト)が世に出てから、消費者に受け入れられて衰退するまでのプロセスを示す。導入期・成長期・成熟期・飽和期・衰退期で構成される。 |
イノベータ理論 | イノベータ理論とは、新商品や技術の市場導入時の顧客による採用パターンを説明するモデルのこと。動機やタイミングにより5つのカテゴリに分類される。その5つとは、イノベータ(革新者)、アーリーアダプタ(早期採用者)、アーリーマジョリティ(早期多数派)、レイトマジョリティ(後期多数派)、ラガード(遅滞者)である。 |
キャズム理論 | キャズム(Chasm:溝)とは、商品を世の中に普及させる際に発生する越えるべき障害のこと。新商品が初期市場からメインストリームに受け入れられるとき、キャズムを越えられた商品は成功に直結すると言われる。 |
・大手メーカーが「自動運転車」を普及させようとする際のSWOT分析
+プラス要因 | -マイナス要因 | ||
環 境 | 内 部 | Strength(強み) ・全国に店舗 ・ブランド認知高 | Weakness(弱み) ・技術者不足 ・価格が高い |
外 部 | Opportunity(機会) ・ドライバー高齢化に伴う ニーズの上昇 | Threat(脅威) ・法律の未整備 ・タクシーとの差別化 |
4P | 各Pの意味 | 決めること | |
Product | 製品・商品 | どんな商品を売るか? 例:男性・女性向け、デザインなど | |
Price | 価格 | いくらで販売するか? 例:高・低価格、支払い方法など | |
Place | 流通 | どのように届けるか? 例:全国のコンビニ、オンラインなど | |
Promotion | 広告・宣伝 | どう知ってもらうか? 例:テレビCM、YouTube広告など |
・4Pと4Cの対応表
4P 企業支店の要素 | 4C 顧客視点の要素 | |
Product 製品 | → | Customer Value 顧客価値 |
Price 価格 | → | Cost 顧客にとっての経費 |
Place 流通 | → | Convenience 顧客的利便性 |
Promotion 広告・宣伝 | → | Communication 顧客とのコミュニケーション |
デジタルマーケティング
検索エンジン | Googleのように、インターネットから情報を探すシステムを検索エンジンと呼ぶ。インターネット上の膨大な情報から、知りたい情報を一覧化し、検索キーワードをもとに、関連するWebサイトを検索結果として表示し、その中からWebサイトにアクセスすることができる。 |
検索キーワード | 検索キーワードとは、ユーザーが検索エンジンを使って情報を探すときに入力する単語のこと。企業は検索キーワードを活用することで、見込み顧客に効率よく認知され、情報を届けることができる。 |
リスティング広告 | リスティング広告とは、企業が検索エンジンに広告料を支払うことで、検索結果の上位(または目立つ位置)に自社サイトを表示させる方法を指す。 |
SEO | 検索エンジン最適化の略で、Webサイトが検索エンジンの結果ページでより高い位置に表示されるように、Webサイト自体に工夫をほどこす手法のことを指す。 |
ECサイト | E-Commerce Siteの略で、商品をインターネット上で販売するためのWebサイトのことを指す。24時間365日、世界中の顧客を対象に、商品を提供できる。 |
ロングテール | ロングテールとは、企業商品の売上の主力となる主要商品に対して、多数存在するニッチ商品群の売上規模が大きいという、デジタルマーケティングなどでの定説。企業を商品をよく売れるヒット商品とあまり売れないニッチ商品に分け、ヒット商品は全体の2割、ニッチ商品は全体の8割という法則がある。 |
オウンドメディア | オウンドメディアとは、企業が自社で運営するメディア(主に自社サイトや自社ブログ記事など)のこと。SEO対策を行うことで、オウンドメディアのコンテンツを検索エンジン上位に表示させることができ、集客力の強化につながる。 |
デジタルマーケティングの評価
ROI | Return On Investmentの略で、投資対効果という意味を持つ。事業に投資した費用により、利益(効果)がいうら得られたかを表す指標。 |
PV | ページビュー(Page View:閲覧数)とは、ユーザーがWebページを表示した回数のこと。同じ人が同じページを再度表示したり、異なるページを表示してもPV数は加算される。 |
UU | ユニークユーザー(Unique User)とは、Webサイトやアプリなどを利用する個々のユーザーの数のこと。同じユーザーが同じWebサイトを複数回閲覧してもUU数は1人と加算される。 |
CV | コンバージョン(Conversion:成果への転換)とは、Webサイトの訪問者数のうち、Webサイトが目指す成果に結び付く訪問件数のことを指す。 |
A/Bテスト | Webサイトに2つのバージョン(AとB)を用意し、AとBそれぞれのバージョンにどれだけのユーザーが反応するかを比較するテストのこと。 |
Cookie | ユーザーがアクセスしたWebサイトのデータを一時的にWebブラウザに保存する仕組み。 |
リターゲティング | リターゲティングとは、特定の商品に関心を示したユーザーを対象に、再度広告を表示する仕組みのこと。リターゲティングの仕組みにはCookieが使用される。 |
CR | コンバージョンレート(Conversion Rate)とは、Webサイトなどに訪問した人のうち、何件のコンバージョンを獲得したかを示す指標。コンバージョンレートは「コンバージョンの件数÷Webサイトの訪問者数」で求められる。 |
CPA | CPA(Cost Per Action:顧客獲得単価)とは、1件のコンバージョンを獲得するのにかかった広告費(成果単価)のことを指す。CPAは「広告費÷コンバージョンの件数」で求められる。 |
ROAS | ROAS(Return On Advertising Spend:広告の費用対効果)とは、インターネット広告経由で発生した売上を広告費で割った数値のことで、広告の費用対効果(投資した広告費の回収率)を示す。ROASは「売上高÷広告費」で求められる。 |
Ankiアプリ用データ
以下のサイトより、Ankiアプリで活用できるITパスポートの企業活動・マーケティングの暗記データがダウンロードできます。
パスワードは半角で、「shirakawa」です。
ぜひ、学習にご活用ください。
firestorageダウンロード
Ankiアプリの使い方
Ankiアプリの簡単な使い方をご紹介しています。ぜひ、ご一読ください。
合わせて読みたい
参考文献
今回、学習用として参考にさせていただいているのがこちらの教本です。AmazonではPDF版もあるようです。セクションごとにQRコードを読み取って小テストを受けることができ、学習の確認もできて頼りがいのある一冊です。また、YouTubeでの解説動画もありますので、そちらも参考に学習を進めると良いでしょう。
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¥1,650 (2025/02/10 17:22時点 | 楽天市場調べ)

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