【Excel】マクロの記録を行ったときに保存される情報とは?

作業効率化
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サーティファイExcel1級の模擬問題2の知識問題を解いていると、マクロに関する問題が出ました。

ブログの分量的には、少しとなりそうなのですが、覚えておいたほうが良い知識でしたので、ブログに残すことにいたしました。

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マクロの記録を行ったときに保存される情報とは?

例題

[マクロの記録]ダイアログボックスにおいて、<図4>のように[マクロの保存先]ボックスに「新しいブック」を設定して、マクロを記録すると、新しいブックにはマクロの内容と作業中のブックのデータが保存される。

下線部が正しいかという問題です。

選択肢:

ア.正しい
イ.誤り

解答

イ.誤り

が正解となります。

根拠を以下に示します。

解答の根拠

「マクロの内容と作業中のブックのデータが保存される。」が間違いである理由は、「新しいブック」を選択してマクロを記録する場合、保存されるのは記録したマクロの内容だけであり、作業中のブックのデータは新しいブックに保存されないためです。以下にその根拠を示します。

根拠 1: マクロの保存先の挙動

  • [マクロの保存先]で「新しいブック」を選択すると、マクロが記録される新しい空のブック(Book1など)が作成され、記録したマクロの内容がそのブックに保存されます。
  • しかし、「新しいブック」はあくまでマクロ(VBAコード)を保存するためのものです。作業中のブックのデータ(セルの内容やフォーマットなど)はこの新しいブックに移動されません。

根拠 2: マクロ記録の動作仕様

  • マクロ記録中に行った操作(例: セルの選択、データ入力、書式変更など)は、その操作を行ったブックに適用されます。
  • 記録した操作の手順(マクロ)は、指定された保存先に保存されますが、実際に操作したブックのデータそのものが保存されるわけではありません。

根拠 3: 実際の保存内容

  • [マクロの保存先]に「新しいブック」を選択した場合、その新しいブックにはVBAコードが保存されます。データはあくまで操作対象の元のブックに残ります。
  • 新しいブックに保存されるのは、記録したマクロのスクリプト(操作手順)だけであり、元のブックのデータは影響を受けません。

結論

「新しいブック」を選択してマクロを記録すると、新しいブックにはマクロの内容(記録した操作の手順)が保存されるだけで、作業中のブックのデータが保存されることはありません。したがって、「マクロの内容と作業中のブックのデータが保存される。」という記述は誤りです。

最後に

いかがでしたか?
マクロの記録を行った場合に保存される情報は、マクロの内容(記録した操作の手順)だけということがわかりました。

皆さまのお役に立てたならば幸いです。

白川秋
白川秋

ではでは、参考までに。

おまけ

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