お試しのアプリ起動などに使える！Windows Sandboxで安心テスト環境を作ろう

新しいアプリを試すときや、あやしいファイルを開くとき、「本当に大丈夫かな？」と不安になることはありませんか？

そんなときに活躍するのが「サンドボックス」と呼ばれる安全な仮のパソコン環境です。これはWindowsのテスト環境として、安心して使えるものとなっております。

この記事では、サンドボックスとは何か、なぜ便利なのか、そしてどう使えばよいのかを、やさしく、わかりやすく解説していきます。

サンドボックスを使ってテスト環境を作る

安心して試せる！サンドボックスの魅力

Windowsにある「サンドボックス機能」をご存知でしょうか？この機能を使えば、安全にアプリやファイルをテストできます。「サンドボックス」は、元のパソコンにまったく影響を与えずに、テストができる特別な場所です。

パソコンにインストールせずにアプリを試したり、ウイルスが心配なファイルを開いてみたりするときにも、「サンドボックス」を使えば安心。終わったら一瞬で削除されるので、パソコンの中は常にキレイなままです。

具体的に何ができるの？サンドボックスの使い方と例

サンドボックスは、簡単に言うと“仮のパソコンの部屋”です。そこで何をしても、自分の本当のパソコンには影響を与えません。次のような使い方ができます。

たとえば、知人から送られてきた「プレゼント企画.pdf」というファイルがあるとしましょう。信頼できる相手なら良いですが、少しでも怪しいと感じたら、まずサンドボックスで開いてみましょう。もしウイルスが含まれていたとしても、パソコン本体にはまったく影響が出ません。

サンドボックスコンテナの開き方

1. タスクバーの検索バーに「Windows機能の有効化」と入力しツールを立ち上げる
   
   
   
2. 「Windowsの機能」の「Windows サンドボックス」の項目にチェックをいれる
   
   
   
3. 「OK」を押した後、指示にしたがって再起動を行う
4. タスクバーの検索バーに「Sandbox」と打ち込んでサンドボックスを起動する
   
   
   
5. サンドボックスの「⋯」からファイルを共有したり、実行するアプリをインストールするといった環境づくりを毎回する必要があります。しかし、安全にアプリが使えるかどうかのテストは行いたいもの。そのくらいの手間は惜しんではいけません。

サンドボックスコンテナを使うときの注意点

便利なサンドボックスコンテナですが、いくつか気をつけてほしいこともあります。

• 保存されない：サンドボックスコンテナ内で作ったファイルは、基本的にパソコンを閉じるとすべて消えてしまいます。必要なデータは、事前に外に出すようにしましょう。
• インターネットは慎重に使う：仮の環境でも、ネットに接続すると情報を送信することが可能です。入力する情報には注意が必要です。
• 毎回作り直しが必要：一度作った環境を保存しておくことはできません。使うたびに新しく作られます。

これらを知っておけば、より安全にサンドボックスコンテナを活用できます。

最後に

サンドボックスは、安全なテスト環境です。アプリの試用、怪しいファイルの確認、プログラミングのテストなど、日常的に「ちょっと試してみたい」と思うときにぴったりのツールです。

パソコンを壊すリスクをなくしながら、安心していろいろ試せる環境は、これからのWindowsユーザーにとって、強い味方になります。「何かあっても大丈夫」と思える自由さを、ぜひ体験してみてください。

白川秋

ではでは、参考までに。