以前も似たような記事を紹介させていただきましたが、反応がいまいちでしたので、再度記事を書かせていただくことにしました。
パソコンを使うとき、最初に行う「ログオン」。毎回PINコードを入力するのが面倒だったり、忘れてしまったりしたことはありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが、Windows Helloの「顔認証ログオン」です。特に最近は、セキュリティの強化と使いやすさを両立した新方式が注目されています。
本記事では、Windowsログオンに顔認証を追加する方法や、そのメリット、注意点までわかりやすくご紹介します。
顔認証でスマートログオン!PINより便利と評判です
顔認証の追加でログオンがよりスムーズに
Windows Helloの顔認証機能を使えば、PINやパスワードを入力することなく、自動でパソコンにログオンできます。これはカメラに顔を向けるだけでログインが完了するため、時間の短縮にもなり、何より快適です。
また、顔認証はセキュリティ面でも優れていて、写真などでは解除されにくい高度な仕組みが使われているため、安心して使えます。PINに比べても、より“本人しかアクセスできない”状態を作ることが可能です。
なぜ顔認証が今注目されているのか
顔認証が注目される理由は、大きく3つあります。
理由 | 詳細 |
---|---|
1. 時間の節約 | パスワードを打つよりも一瞬でログオン可能 |
2. セキュリティの強化 | PINやパスワードよりも他人に悪用されにくい |
3. ハンズフリーで便利 | キーボードに手を触れずログインできるので衛生的でもある |
特に企業や教育機関など、多くの人が共用パソコンを使う環境では、顔認証によって誰がいつアクセスしたかを正確に記録できる点も評価されています。
実際にどうやって設定するの?
では、実際にWindows Helloの顔認証を設定する手順を見ていきましょう。
※この機能は、Windows 10以降の一部エディションで対応しています。
ステップ1:カメラが対応しているかを確認
顔認証を使うには、赤外線を使った「Windows Hello対応カメラ」が必要です。ノートパソコンの場合、対応モデルであれば最初から内蔵されていることもありますが、デスクトップでは外付けカメラが必要な場合もあります。
カメラの種類 | 対応状況 | 例 |
---|---|---|
内蔵カメラ(IR対応) | ◎ | Surfaceシリーズなど |
USB外付けカメラ | △(対応機種必要) | Logitech BRIO、Creative Live! Camなど |
通常のWebカメラ | × | 赤外線がないため非対応 |
ステップ2:設定画面で顔認証を追加
- スタートボタンをクリックし、設定(歯車マーク)を開く
- 「アカウント」→「サインイン オプション」へ進む
- 「Windows Hello 顔認証」を選択し、「設定」をクリック
- 画面の案内に従って、顔のスキャンを行う
- 必要であれば、PINコードの登録も同時に求められる
ステップ3:テストと調整
顔のスキャンが完了したら、一度パソコンを再起動し、ログオン時にカメラが起動するかを確認しましょう。部屋の明るさや角度により認識しづらい場合もあるので、「認識を改善する」機能で再登録も可能です。
実際の使用感と評価
筆者が実際に顔認証を導入してみた体験をお伝えします。
環境
- Windows11ノートパソコン(IRカメラ内蔵)
- Kaysuda FHD1080P(デスクトップ用外付けカメラ)
ログオン速度比較
方法 | 所要時間 | 操作の手間 | セキュリティ |
---|---|---|---|
PINコード | 約4秒 | キーボード入力あり | 中程度 |
顔認証 | 約1秒 | カメラを見るだけ | 高い |
顔認証は、パソコンの前に座っただけで自動的にログオンが完了するので、驚くほど快適でした。PINを入力するよりも素早く、手がふさがっているときにも便利です。

気をつけるべきポイント
便利な顔認証ですが、いくつかの注意点もあります。
- 対応カメラが必要
赤外線センサーのない通常のカメラでは利用できません。購入前に必ず「Windows Hello対応」と書かれているかを確認しましょう。 - マスク着用時は反応しにくい場合がある
顔の大部分が隠れていると認識が難しくなるため、マスクをつけたままではログオンできないことも。 - 暗い部屋では認識に時間がかかることがある
IRカメラはある程度暗さに強いとはいえ、真っ暗だと精度が落ちることがあります。 - 複数アカウントでの使い分けが必要
1台のPCを家族で使っている場合など、複数の顔を登録すると自動ログオンの対象を誤認することも。
顔認証の導入で生活も仕事も快適に
Windows Helloによる顔認証は、PINコードよりもスムーズでセキュアなログオン方法です。
特に、日常的にPCを使用する方にとっては、1日に何度も行うログオンが短縮されることで、作業の集中力が保ちやすくなります。また、手が濡れているときや、キーボードに触れたくないときにも、顔認証ならノータッチでアクセスできてとても便利です。
導入もそれほど難しくなく、対応カメラさえあればすぐに利用開始できるのも魅力です。
もし、今もPINやパスワードでログオンしているなら、一度Windows Helloの顔認証に切り替えて、その快適さを実感してみてください。
最後に
- Windows Helloの顔認証は、PIN入力よりも便利でセキュリティも高い
- 対応カメラがあれば、簡単な設定ですぐに導入可能
- ログオン操作が一瞬で終わるので、日々の作業効率が大きくアップ
- 使用前には、環境やカメラの対応状況をチェックすることが重要
パソコンを使うたびに感じていた小さなストレス、顔認証でさよならしてみませんか?

ではでは、参考までに。
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