SSDを完全消去する方法!Secure Eraseでデータを安全に消そう

Tips
この記事は約4分で読めます。

パソコンを買い替えたり、SSDを売却・譲渡したりする際に「データを完全に消去したい!」と思ったことはありませんか?

HDDならランダムなデータを何度も上書きする方法が一般的ですが、SSDはそれでは完全に消えない可能性があります。そこで登場するのが「Secure Erase」という方法です。

この記事では、Secure Eraseを使ってSSDのデータを完全に消去する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。

スポンサーリンク

SSDの中身を安全に完全に消す方法とは?

Secure Eraseとは?

Secure Eraseとは、SSD内部のメモリセルをリセットし、保存されているデータを完全に消去する機能です。通常のフォーマットや削除とは異なり、復元不可能な状態にするため、機密情報を扱う場合に特に推奨されます。

SSDを完全消去するならSecure Eraseがベスト!

SSDのデータを完全に消去したいなら、Secure Eraseを使うのが最も確実な方法です。

Secure Eraseを実行すると、SSD内部のメモリセルがリセットされ、元のデータは復元できなくなります。つまり、普通の削除やフォーマットでは残ってしまうデータも、安全に消去できるのです。

なぜ普通の削除やフォーマットではダメなのか?

では、なぜSecure Eraseが必要なのでしょうか?

方法HDDSSD
フォーマット目に見えるデータは消えるが復元可能目に見えるデータは消えるが復元可能
上書き消去
(ゼロフィルなど)
何度も書き込めば復元困難書き込み回数の制限があり、完全消去できない可能性あり
Secure Erase物理的にデータを消去し、復元不可能セルをリセットして復元不可能

SSDはデータの書き込み方式がHDDと異なり、TRIMやウェアレベリング(均等にデータを書き込む技術)により、上書き消去が完全に機能しません。そのため、Secure Eraseが必要になるのです。

実際にやってみよう!Secure Eraseのやり方

では、具体的にSecure Eraseを使ってSSDを完全消去する方法を説明します。

方法① SSDメーカー純正ツールを使う

多くのSSDメーカーは、Secure Erase機能を備えたツールを提供しています。

例:

これらのツールを使うことで、簡単にSecure Eraseを実行できます。

方法② BIOS(UEFI)から実行する

一部のマザーボードでは、BIOS(UEFI)にSecure Erase機能が搭載されています。PC起動時にBIOS画面に入り、Secure Eraseオプションを探して実行することができます。

方法③ 専用ソフトを使う

メーカーのツールがない場合は、以下のようなソフトを使うのも手です。

注意点

Secure Eraseを実行する前に、以下の点に注意しましょう。

  1. データのバックアップを取る!
    → Secure Eraseを実行すると、データは完全に消えます。大事なデータがある場合は、必ずバックアップを取っておきましょう。
  2. ノートPCの場合はバッテリーとACアダプターを接続
    → 電源が落ちると処理が中断され、SSDが使えなくなるリスクがあります。
  3. BIOS設定の確認
    → SSDがBIOSで認識されていることを事前に確認しましょう。

最後に

SSDのデータを完全に消去するには、Secure Eraseが最も確実です。

方法としては、

  • メーカーの純正ツール
  • BIOS(UEFI)
  • 専用ソフト の3つがあり、自分の環境に合った方法を選びましょう。

これで、安心してSSDを手放せますね!

「Secure Erase」を実行して、SSDの中身をスッキリ消去しましょう!

白川秋
白川秋

ではでは、参考までに。

コメント

タイトルとURLをコピーしました