前回の学習内容はこちら。
学習を始めて4日目となりましたが、心が折れそうです。ストラテジ系・・・向いてない・・・。
でも、全範囲で各60%は取らないといけないので、頑張りたいと思います。本日もお付き合いよろしくお願いいたします。
ITパスポート学習記録~マーケティング編②~
デジタルマーケティング
デジタルマーケティングがトレンドである理由
①デジタルの世界には、ヒト・モノが自由に集まる
デジタルの世界(オンライン)で商品を販売する場合、インターネットを通じてたくさんのヒト・モノを集められることが、ビジネス上の大きなメリットです。
②計測可能な世界である
デジタルマーケティングによる広告宣伝の大きな特徴は、計測可能であるということです。
・オフラインビジネスの利点
- 見て・触れて・試すことができる。販売者と顧客が近い距離でコミュニケーションを取れる。
- マス(大衆)にアプローチしやすい。デジタル技術にアクセスできない層(例:子ども・高齢者・何らかの制約がある人など)にもアピールできる。
インターネットでの検索行動
・検索エンジン
Googleのように、インターネットから情報を探すシステムを検索エンジンといいます。検索キーワードをもとに、関連するWebサイトを検索結果として表示し、その中から情報を選択して、Webサイトにアクセスします。
・検索キーワード
検索キーワードは、ユーザーが検索エンジンを使って情報を探すときに入力する単語です。
検索結果を活用したマーケティング手法
・リスティング広告
リスティング広告は企業が検索エンジンに広告料を支払うことで、検索結果の上位(または目立つ位置)に自社サイトを表示させる方法です。
・SEO
SEO(Search Engine Optimization):検索エンジン最適化)は、Webサイトが検索エンジンの結果ページでより高い位置に表示されるように、Webサイト自体に工夫をほどこす手法です。リスティングとは異なり、Webサイトへの工夫をする点がポイントです。
SEOの目的は、自然検索結果(=リスティング広告ではない)で上位にランクインし、Webサイトへの訪問者を増やすことです。SEOの大きなメリットは、検索結果の上位表示のために、広告費をかけずに実現できる点です。
インターネットビジネス
・ECサイト
ECサイト(E-Commerce Site)は商品をインターネット上で販売するためのWebサイトです。
・ロングテール
ロングテールとは、企業商品の売上の主力となる主要製品に対して、多数存在するニッチ商品群の売上規模が大きいという、デジタルマーケティングなどでの定説です。企業の商品をよく売れるヒット商品と、あまり売れないニッチ商品の2つのカテゴリーに分類します。
ロングテールの由来
ロングテールを表したグラフの形が、恐竜のしっぽのように長く伸びる様子から、ロングテール(Long Tail=長いしっぽ)と名付けられています。
・オウンドメディア
オウンドメディア(Owned Media)とは、企業が自社で運営するメディア(主に自社サイトや自社ブログ記事など)のことです。
デジタルマーケティングの評価
ROI(投資対効果)
ROI(Return On Investment:投資対効果)とは、事業に投資した費用により、利益(効果)がいくら得られたかを表す指標です。
事例
ある商品を予算300万円で、YouTubeとInstagramに150万円ずつ広告費をかけた。それぞれの売上データは計測できるので、YouTube経由で商品を購入した人が多かった場合、「YouTubeの方がROIが良い」と判断できます。
デジタルマーケティングの効果計測
Webページの基本計測指標
ページビュー(Page View:PV) | ユニークユーザー(Unique User:UU) |
---|---|
ページビュー(閲覧数)とは、ユーザーがWebページを表示した回数です。 ・同じ人が同じページを再度表示しても、異なるページを表示しても、PV数は加算されます。 | ユニークユーザーとは、Webサイトやアプリなどを利用する個々のユーザーの数です。 ・同じユーザーが同じWebサイトに何回アクセスしても、ユニークユーザー数は1人と加算されます。 |
・コンバージョン
コンバージョン(Conversion:成果への転換)とは、Webサイトの訪問者数のうち、Webサイトが目指す成果に結び付く訪問件数のことです。コンバージョンは、Webサイトが目指す成果によって、取得するデータ項目が変わります。Webサイトが目指す成果によって、取得するデータ項目が変わります。次の内容は、業種に応じたコンバージョンの例です。
Webサイトの業種 | コンバージョンの例 |
---|---|
ECサイト(Amazon、ZOZOタウンなど) | 商品のオンライン購入 |
比較・紹介サイト(ホットペッパービューティーなど) | インターネット予約・申し込み |
人材・採用サイト(リクナビ、マイナビなど) | 企業へのエントリー(応募) |
・A/Bテスト
A/Bテストは、Webサイトに2つのバージョン(AとB)を用意し、AとBそれぞれのバージョンにどれだけのユーザーが反応するかを比較するテストのことです。
・Cookie
Cookieとは、アクセスしたWebサイトのデータを一時的にWebブラウザに保存する仕組みです。
・リターゲティング
リターゲティングとは、特定の商品に関心を示したユーザーを対象に、再度広告を表示する仕組みのことです。リターゲティングの仕組みにはCookieが利用されます。
Webマーケティングの計算問題
・コンバージョンレート
コンバージョンレート(Conversion Rate)とは、Webサイトなどに訪問した人のうち、何件のコンバージョンを獲得したかを示す指標です。コンバージョンレートは、
「コンバージョンの件数÷Webサイトの訪問者数」
で求められます。
問題
あるECサイトのPVが月間10,000件のとき、購入者は50人だった。
このときのコンバージョンレート(CVR)はいくら?
答え
CVR=50÷10,000=0.005=0.5%
・CPA
CPA(Cost Per Action:顧客獲得単価)とは、1件のコンバージョンを獲得するのにかかった広告費(成果単価)のことです。CPAは、
「広告費÷コンバージョンの件数」
で求められます。
問題
製品Aを売るために100万円分の広告を出して、20個商品が売れた。
このときのCPAはいくら?
答え
CPA=100万円÷20個=5万円
・ROAS
ROAS(Return On Advertising Spend:広告の費用対効果)とは、インターネット広告経由で発生した売上を広告費で割った数値のことで、広告の費用対効果(投資した広告費の回収率)を示します。ROASは、
「売上高÷広告費」
で求められます。
問題
ある製品AでYouTube広告を出す際に100万円をかけて、その製品が広告経由で200万円売り上げた。
このときのROASはどのように評価できるか?
答え
ROAS=200万円÷100万円=2=200%
参考文献
今回、学習用として参考にさせていただいているのがこちらの教本です。AmazonではPDF版もあるようです。セクションごとにQRコードを読み取って小テストを受けることができ、学習の確認もできて頼りがいのある一冊です。また、YouTubeでの解説動画もありますので、そちらも参考に学習を進めると良いでしょう。
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