表を作成し、グラフを作成したあとで、表に追加事項が入ってグラフにも追加をしなければならないということってありませんか?
本日はグラフを作成し、そのグラフにデータを追加するというやり方をご説明したいと思います。
上級者向け!グラフにデータを追加する方法
まずは通常のグラフを作成する
例題
問題4
紳士服の売上のうち、「商品別売上一覧表」にまとめた商品について、上半期の売上数量と金
額を表すグラフを作成する。「売上」ワークシート上で、以下の指示に従って解答しなさい。
(1) <図1>を参照し、以下の条件を満たす縦棒グラフを作成しなさい。
データの範囲 | <図1>を参照し、必要なデータ範囲を指定する。 | |
グラフの種類 | 積み上げ縦棒 | |
グラフの位置 | セルB16からJ31の範囲 | |
グラフスタイル | スタイル6 | |
グラフエリア | 塗りつぶし | 色:ブルーグレー、テキスト2、白+基本色60% ([テーマの色]3行4列目) |
効果 | 面取り:丸 | |
フォントサイズ | 10.5pt | |
プロットエリア | 塗りつぶし | 色:灰色、アクセント3、白+基本色80% ([テーマの色]2行7列目) |
グラフタイトル | 文字列 | 売上数量 |
フォントサイズ | 12pt | |
フォントの色 | 濃い青 ([標準の色]1行9列目) | |
縦(値)軸 | 境界値 | 最大値:1000 |
単位 | 主:200 | |
縦(値)軸ラベル | 文字列 | 数量 |
文字列の方向 | 縦書き | |
データラベル | ラベルの内容 | 値 |
元となる図と表
<図1>
<表1>
グラフの作成
例題の指示に順番に従って、グラフを作成していきます。
グラフの作成のコツなどは以下にまとめてありますので、こちらを参照してください。
グラフに新しくデータを追加する
さて、こちらが本題です。こちらは詳しく(?)解説していきますので、ご安心ください。
例題
(2) <図4>を参照し、以下の指示に従って、(1)で作成したグラフに系列“金額合計”を追加し、グラフを編集しなさい。
追加するデータの範囲 | 「金額合計」を表すデータ範囲を指定する。 | |
系列「金額合計」の グラフの種類 | マーカー付き折れ線 | |
使用する軸 | 第2軸 | |
グラフタイトル | 「売上数量·売上金額【上半期】」に変更し、「【上半期】」の前で改行する。 (すべて全角で入力) | |
第2軸縦(値)軸 | 境界値 | 最小値:0 |
最大値:10500000 | ||
表示単位 | 千 | |
表示単位ラベル | 文字列の方向 | 横書き |
第2軸縦(値)軸 ラベル | 文字列 | 金額 |
文字列の方向 | 縦書き | |
凡例 | フォントサイズ | 9pt |
系列“金額合計” | 線 | 色:オレンジ、アクセント2、黒+基本色25% ([テーマの色]5行6列目) |
太さ:2.25pt | ||
実線/点線:点線(丸) | ||
マーカーの塗りつぶし | 色:オレンジ、アクセント2、黒+基本色25% ([テーマの色]5行6列目) | |
マーカーの枠線 | 線なし | |
データラベルは表示しない。 |
元となる図
<図2>
グラフの作成
では、本格的(?)に解説をしていきたいと思います。
追加するデータの範囲
『「金額合計」を表すデータ範囲を指定する。』とのことなので、範囲C14からI14を指定します。
グラフに追加するデータ範囲をコピー
つぎに、指定した範囲(C14からI14)をコピーします。
グラフに選択したデータを追加する
ここでコピーしたデータをグラフに追加します。どのように追加するかといいますと、選択範囲をコピー後、グラフエリアを右クリックして下図の「貼り付け」を行う!これだけです。
データが追加されたのを確認する
データが追加されたことが確認できました。あとは、これを指示通りに成形していきます。
データの成形
追加した『系列「金額合計」のグラフの種類』を「第2軸」「マーカー付き折れ線」に変更します。
これはグラフエリアを右クリックし、「グラフの種類の変更」を選択します。つぎに、「組み合わせ」を選択し、「ワイシャツ」が「折れ線」になっているのを「積み上げ縦棒」に直したあと、「金額合計」を「マーカー付き折れ線」の「第2軸」とします。
これでだいたいの設定が終わりました。
これに、例題で示されている設定を行っていくと・・・。下図のようになります!(すみません、やっぱり端折ってしまいました。)
このようになれば、完成です。
最後に
いかがでしたか?
グラフにデータを追加をするというのは、たまに事務作業で行われることがあるので、しっかりやり方を覚えておきましょう。
結局は、コピー&ペーストなので、そんなに気負って覚えることでもないかも知れませんが、知っていると知らないとでは大違いですので、このページを読んだあなたはワンランク上の存在になったやも知れません。
ではでは、参考までに。
おまけ
サーティファイの Excel®表計算処理技能認定試験1・2級を受験するにあたり、これさえ買っておけば必ず受かるといっても過言ではない一冊の本をオススメ致します。
それがこちら。
私も購入させていただき、大変お世話になっております。
コメント