「あれ?テンキーを押しても数字が出ない…」「もしかしてパソコンが壊れちゃった?」——そう思ってドキッとした経験、ありませんか?
実は、その原因のほとんどは故障ではありません。犯人は、キーボードのすみっこにひっそりといる「NumLock(ナムロック)」という小さなスイッチだったりするんです。
このスイッチ、ちょっと押しただけでオンとオフが切り替わってしまうので、気づかないうちにオフになってしまうことがよくあります。逆に言えば、正体さえわかればほんの数秒で直せるということ。
今日は、この「NumLock」くんの正体と、テンキーを一瞬で復活させる方法を、できるだけやさしくお話ししていきますね。
この記事のポイント
- テンキーで数字が打てない原因はNumLockがオフなだけ
- NumLockキーを1回押すだけで数字が復活する
- Windows設定やBIOSで自動オンにもできる
5分53秒でわかるまとめ動画
NumLockキーを1回押せば、たいてい直ります
先に答えを言っちゃいますね。テンキーで数字が打てないときは、キーボードにある「NumLock」(または「NumLk」)と書かれたキーを1回押す——これだけで直ることがほとんどです。
NumLockはテンキーを「数字入力モード」と「矢印キー・PageUp等カーソル操作モード」の間で切り替えるロックキーで、切り替えはNumLockキーを押すだけです。
キーボードに小さなランプ(LED)が付いているタイプなら、そのランプが光っていれば数字が打てる状態です。もし消えていたら、NumLockキーを押して光らせてあげましょう。
「え、たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、本当にそれだけなんです。まずはこれを試してみてください。
NumLockって、そもそも何のスイッチ?
ちょっとだけ、このスイッチの正体を考えてみましょう。
「NumLock」という名前は、Num(Number=数字)とLock(固定する)を合わせた言葉です。つまり、「テンキーを数字専用にする」ためのスイッチなんですね。
ここで面白いのが、テンキーの数字キーをよ〜く見ると、数字のとなりに小さな文字が書いてあることです。たとえば「8」のキーには「↑」、「2」には「↓」みたいに。
じゃあ、この矢印は何かというと——
| NumLockの状態 | テンキーの動き |
|---|---|
| オン(ランプ点灯) | 数字が入力される(1、2、3…) |
| オフ(ランプ消灯) | 矢印やHomeなど、カーソル移動の役目になる |
NumLockがオフの状態だと、テンキーは矢印マークやHome、PgUpといった「移動用のキー」として動くようになる仕組みなのです。
だから「数字を打ってるのにカーソルが勝手に動く!」というときは、NumLockがオフになっているサインなんですね。壊れているわけじゃなくて、パソコンが「今は矢印モードだよ〜」と思い込んでいるだけ、というわけです。
なぜ勝手にオフになるの?
よくあるのはこんなケース。
- 何かの拍子にうっかりNumLockキーを押してしまった
- パソコンを起動したときやスリープから復帰したときに、NumLockの状態がリセットされてオフになる機種がある
- Bluetoothのキーボードは、つなぎ直すたびにオフに戻ってしまうものが多い
こう見ると、けっこう「あるある」ですよね。
ノートパソコンの人は、ここに注意!
デスクトップ用のキーボードなら「NumLock」キーはすぐ見つかります。でも、ノートパソコンだと話がちょっとだけややこしい。
ノートパソコンによっては、NumLockキーが目立たない位置にあったり、Fnキー(エフエヌキー)と組み合わせて使うタイプもあります。たとえば、Fnキー+F12キーや、Fnキー+InsertなどがNumLockに割り当てられている場合があります。
※Fnキーとは、キーボードの左下あたりにある「Fn」と書かれたキーのこと。ほかのキーと一緒に押すことで、特別な機能を呼び出せる補助スイッチだと思ってください。
つまりノートPCでは「Fnキーを押しながらNumLockキー」を押す必要があることがある、ということ。キーボードの刻印(キーに書かれた文字)をよ〜く見て、「NumLk」の文字を探してみてくださいね。
もし探しても見つからない…というときは、こんな裏ワザもあります。
見つからない場合は、Windowsの「スクリーンキーボード」を使うことで、画面上からNumLockのオン/オフを切り替えられます。
画面にキーボードが表示されるので、マウスでカチッと押せばOK。これなら物理キーを探さなくてすみます。
NumLockを自動でオンにする設定
「毎回オフになるの、正直めんどう…」という方には、起動時に自動でNumLockをオンにする設定があります。ここでは代表的な2つを表にまとめてみました。
| 方法 | むずかしさ | 特徴 |
|---|---|---|
| Windowsの設定を変える | ふつう | 比較的安全。手順どおりでOK |
| BIOS(バイオス)で設定する | ちょっと上級 | 起動直後からオンにできる |
◎ メリット
- 一度設定すれば、毎回オンにする手間がなくなる
- 数字入力が多い事務作業がグッとラクになる
△ デメリット・注意点
- 一部のPCはBIOS/UEFIの「Boot」タブに「NumLock State」や「Power On NumLock」という項目があり、これをオンにすると起動時から数字入力モードになりますが、BIOSは重要な設定画面なので、初心者の方はさわりすぎると不安な部分もあります
- BIOSは機種によって画面がバラバラなので、あせらず自分のパソコンの説明書を確認するのが安心
初心者さんは、まずは「NumLockキーを押すだけ」で十分。自動化はあくまで“もっとラクしたい人向け”のおまけくらいに考えてくださいね。
それでも数字が打てないときのチェックリスト
「NumLockをオンにしたのに、まだ数字が出ない!」——そんなときのために、他の原因もサクッと確認しておきましょう。
- マウスキー機能がオンになっている
NumLockがオンなのにテンキーが使えないときは、「マウスキー機能」が働いていることがあります。コントロールパネルの「コンピューターの簡単操作」から確認できます。これはテンキーでマウスカーソルを動かす機能で、オンだと数字が打てなくなることがあるんです。 - 状態を確かめる小ワザ
ランプがないキーボードでは、テンキーの「5」を押してみると状態がわかります。NumLockがオンなら「5」が入力され、オフなら何も起きません。 - 一番上の数字キーが打てない場合は別の原因
キーボード最上段の数字キー(1〜0)はNumLockとは無関係です。ここが打てないときは、キーの物理的な故障や、文字入力モードの問題など、別の原因を疑いましょう。
このあたりまで確認すれば、たいていの「数字が打てない問題」は解決できるはずです。
最後に
いかがでしたか?「パソコンが壊れた…!」と青ざめていたのが、実は小さなスイッチひとつだった、なんてこと、結構あるんですよね。私も昔、まさにこれで半日悩んだクチです(笑)。
大事なのは、あわてないこと。テンキーで数字が打てなくなったら、まずは深呼吸して「NumLock、オンになってるかな?」と確認してみてください。
このスイッチの正体さえ知っていれば、もう怖くありません。今日からあなたも、ちょっとだけパソコン博士です。ぜひ、困っているお友達にも教えてあげてくださいね。

ではでは、参考までに
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