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ファイルを開くアプリを一括変更!Windows既定のアプリ設定を5分で完了する方法

作業効率化
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パソコンで写真を開いたら、いつも使わないアプリが起動してイライラ…
そんな経験はありませんか?

Windowsでは、画像や音楽、PDFなどのファイルを開くとき、自動的に起動するアプリが決まっています。でも、「このアプリじゃなくて、いつも使ってるアプリで開きたい!」と思うことってありますよね。

実は、Windowsには「既定のアプリ」という機能があって、ファイルを開くアプリを自分好みに変更できるんです。しかも、ファイルの種類ごとに一括で設定を変えられるので、一度設定すれば毎回快適に作業できます。

この記事では、Windowsでファイルを開くアプリを一括変更する方法を、画面を見ながら進められるように丁寧に解説していきます。

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既定アプリの一括変更する方法

そもそも「既定のアプリ」って何?なぜ変更が必要なの?

まず、基本的な仕組みから理解していきましょう。

「既定のアプリ」とは、特定の種類のファイルを開くときに、Windowsが自動的に選んで起動するアプリのことです。

例えば、

  • 画像ファイル(JPGやPNG) → フォトアプリ
  • 音楽ファイル(MP3) → Windows Media Player
  • PDFファイル → Microsoft Edge

といった具合に、ファイルの種類ごとに「このファイルはこのアプリで開く」というルールがあらかじめ決まっているんですね。

なぜ変更する必要があるの?

Windows標準のアプリは基本的な機能しかなく、使いにくいと感じる人も多いんです。

例えば、

  • フォトアプリより「IrfanView」のほうが画像の読み込みが速い
  • Windows Media Playerより「VLC」のほうが対応している音楽形式が多い
  • EdgeでPDFを見るより「Adobe Acrobat Reader」のほうが機能が充実している

自分がよく使うアプリに変更しておけば、ファイルをダブルクリックするだけで、いつものアプリがサッと開きます。毎回「右クリック→プログラムから開く」を選ぶ手間がなくなるので、作業効率がグッと上がるんです。

Windows既定のアプリを一括変更する手順

それでは、実際の設定方法を見ていきましょう。Windowsのバージョンによって少し画面が違いますが、基本的な流れは同じです。

Windows 10/11での設定手順

ステップ1:設定画面を開く
  1. 画面左下の「スタートボタン」をクリック
  2. 歯車マークの「設定」をクリック
  3. 「アプリ」を選択
  4. 左側のメニューから「既定のアプリ」をクリック
ステップ2:ファイルの種類ごとに設定する

ここからが重要なポイントです。設定方法は2つあります。

方法A:アプリごとに一括設定(おすすめ)
例えば「Google Chrome」をすべてのWeb関連ファイルの既定アプリにしたい場合

  1. 既定のアプリ画面で、設定したいアプリ(例:Google Chrome)をクリック
  2. そのアプリで開けるファイル形式の一覧が表示される
  3. 変更したい項目をクリックして、アプリを選択

この方法なら、関連する複数のファイル形式を一度に設定できて効率的です。

方法B:ファイル形式ごとに設定

  1. 既定のアプリ画面を下にスクロール
  2. 「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」をクリック
  3. ずらっと並ぶファイル形式(.jpg、.pngなど)から変更したいものをクリック
  4. 使いたいアプリを選択
ステップ3:確認して完了

設定が終わったら、実際にファイルをダブルクリックして、希望のアプリで開くか確認しましょう。

設定項目変更前変更後の例
画像ファイル(.jpg, .png)フォトIrfanView、GIMP
音楽ファイル(.mp3, .wav)Windows Media PlayerVLC、iTunes
動画ファイル(.mp4, .avi)映画&テレビVLC、GOM Player
PDFファイル(.pdf)Microsoft EdgeAdobe Acrobat Reader
テキストファイル(.txt)メモ帳Notepad++、TeraPad

実際の使用シーンで考えてみよう

設定方法はわかったけど、「どう使えば便利なの?」という疑問もあるかもしれませんね。具体的な場面で考えてみましょう。

ケース1:仕事でPDFをよく使う人

営業資料や契約書をPDFで受け取ることが多い場合、Adobe Acrobat Readerに設定しておけば⋯。

  • マーカーやコメント機能がすぐ使える
  • 複数のPDFを同時に開いて比較できる
  • 印刷設定も細かく調整可能

Edgeだとこれらがやりにくいので、Adobe Readerに変えるだけで作業がスムーズになります。

ケース2:写真編集や整理をする人

デジカメやスマホから写真を取り込むことが多いなら、IrfanViewやGIMPに設定することで。

  • 画像の読み込みが速くなる(特に大量の写真を見るとき)
  • リサイズや形式変更などの編集がすぐできる
  • フォルダ内の写真を素早く切り替えられる

標準のフォトアプリは起動が遅く、機能も限られているので、専用アプリに変えると快適さが全然違います。

ケース3:動画や音楽をたくさん楽しむ人

映画やドラマ、YouTubeからダウンロードした動画を見るなら、VLCメディアプレーヤーがおすすめです。

  • ほぼすべての動画・音楽形式に対応している(変換不要)
  • 再生速度の変更や字幕表示も簡単
  • 動作が軽くて安定している

Windows標準のアプリだと「このファイル形式は開けません」というエラーが出ることもありますが、VLCならほとんど問題なく再生できます。

注意すべきポイント

設定を変更する前に、いくつか知っておいてほしいことがあります。

注意点1:アプリがインストールされていないと選べない

当然ですが、既定のアプリとして設定したいアプリは、あらかじめパソコンにインストールしておく必要があります。選択肢に出てこない場合は、まずそのアプリをダウンロード・インストールしましょう。

注意点2:システムファイルは変更しない

.exeや.dllなど、Windowsのシステムに関わるファイル形式は、むやみに変更しないでください。パソコンの動作に影響が出る可能性があります。主に変更するのは、画像・音楽・動画・文書など、自分が日常的に使うファイルだけにしましょう。

注意点3:設定は後からいつでも変更できる

「間違えて設定しちゃったらどうしよう…」と心配する必要はありません。同じ手順で何度でも変更できますし、「リセット」ボタンで初期状態に戻すこともできます。思考過程としては「まずは試してみて、使いにくかったら戻せばいい」というスタンスで大丈夫です。

反対意見への配慮事項

「標準のアプリで十分じゃない?わざわざ変える必要ある?」という意見もあるでしょう。確かに、基本的な閲覧だけなら標準アプリで問題ありません。

ただ、仕事や趣味で頻繁にファイルを扱う人にとっては、起動速度や機能の差が積み重なって大きなストレスになります。1日に何十回もファイルを開くなら、1回あたり数秒の差でも、トータルでは数分〜数十分の時間短縮になるんです。

また、「設定が難しそう」と感じる人もいるかもしれませんが、実際やってみると5分もかからず完了します。一度設定すれば、その後ずっと快適に使えるので、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

最後に

Windowsでファイルを開くアプリを一括変更する方法を解説してきました。ポイントをおさらいしましょう。

  • 既定のアプリ設定を変更すれば、自分好みのアプリでファイルが開ける
  • 設定方法は「アプリごと」または「ファイル形式ごと」の2通り
  • 画像・音楽・動画・PDFなど、よく使うファイルから設定するのがおすすめ
  • 設定は後からいつでも変更可能なので、気軽に試してOK

毎日パソコンを使うなら、この設定をするだけで作業効率が確実に上がります。「ちょっとした手間」が「ずっと続く快適さ」に変わるので、ぜひ今日試してみてください。

慣れてしまえば、新しいパソコンを買ったときも、最初に既定のアプリを設定するのが当たり前になりますよ。あなたのパソコンライフが、より快適になることを願っています!

白川秋
白川秋

ではでは、参考までに。

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