TeraPadで文字コードUTF-8(BOMなし)を指定する方法

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テキストファイルを扱っていると、「文字化けする」「別のソフトで開けない」といったトラブルに遭遇することがあります。特にWeb制作やプログラミングでは、ファイルの文字コードが原因で予期しないエラーが出ることも。

そんなときに頼りになるのが「TeraPad」。無料で使いやすく、Windowsユーザーに人気のテキストエディタです。

この記事では、TeraPadを使って正しく「UTF-8(BOMなし)」、つまり 「UTF-8N」 で保存する方法を、誰でもわかるようにステップごとに丁寧に解説します。保存時の選び方や、間違えやすいポイントまで、しっかりお伝えします。

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TeraPadで文字コードUTF-8(BOMなし)で保存する方法

手順でわかる!UTF-8Nの設定方法

TeraPadで「BOMなしのUTF-8」に保存するには、文字コードを 「UTF-8N」 に設定する必要があります。
実は、「UTF-8」と「UTF-8N」は違うもの。
「UTF-8N」こそが、BOM(バイトオーダーマーク)のない、クリーンなUTF-8形式です。

では、実際にどうやって設定するかを見ていきましょう。

  1. TeraPadでファイルを開くか、新しくテキストを入力します。


  2. 上部メニューの「ファイル」をクリック。
  3. 「文字/改行コード指定保存」を選択します。


  4. 保存ダイアログが開いたら、「文字コード」のドロップダウンメニューを確認。


  5. ここから 「UTF-8N」 を選択してください。


  6. 最後に「保存」を押せば、BOMなしのUTF-8ファイルが完成です。

※重要ポイント

  • 「UTF-8」ではなく、「UTF-8N」 を選びましょう。
  • 「UTF-8(BOMあり)」や「UTF-8」だけと表示されている場合、BOMが含まれている可能性があります。
  • TeraPadのバージョンによって表示が異なることもありますが、「N」は「No BOM」の意味と考えてOKです。

なぜUTF-8Nがおすすめなのか

では、なぜ「UTF-8N(BOMなし)」がおすすめなのでしょうか?
その理由は、Webや開発現場での互換性の高さにあります。

BOM(バイトオーダーマーク)は、ファイルの先頭に自動で入る「目印」のようなデータ。
昔は文字コードを正しく読み取るために役立ちましたが、今の技術では逆に邪魔になることも

たとえば、以下のような問題が起きやすいです:

  • HTMLファイルにBOMがあると、ページ上部に空白が表示される
  • PHPやPythonのスクリプトでBOMがあると、実行エラーになる
  • APIのレスポンスにBOMが混じると、データが壊れる

一方、「UTF-8N」、つまりBOMなしのUTF-8を使うと、

  • Webブラウザで正しく表示される
  • サーバーサイドのプログラムと相性がいい
  • MacやLinuxなど、さまざまな環境で安定動作する

というメリットがあります。
だからこそ、Web制作やプログラミングでは、UTF-8Nが標準とされています。

実際に使った体験談

私も以前、BOMの存在に気づかず、大きなトラブルを経験しました。

あるWordPressサイトのfunctions.phpに少しだけコードを追加しただけなのに、
サイト全体が真っ白に!「ホワイトスクリーン」と呼ばれるエラーです。
原因を調べると、TeraPadで保存するときに「UTF-8N」ではなく「UTF-8(BOMあり)」で保存してしまっていたのが原因。
PHPファイルの先頭にBOMがあると、出力が開始されてしまい、エラーになるのです。

すぐにTeraPadでファイルを開き直し、
「文字/改行コード指定保存」→「文字コード」→「UTF-8N」 に変更。
再保存してアップロードしたところ、あっさり解決しました。

この経験から、今は「保存するときは必ずUTF-8Nか確認」する習慣をつけています。
たった5秒の確認で、数時間のトラブルを防げる。
それが、UTF-8Nを使う最大のメリットです。

文字コードの選び方 一覧表

迷ったときのために、TeraPadで選べる主な文字コードを比較してみました。

文字コードBOMの有無主な用途推奨度
UTF-8NなしWeb、プログラミング、共通ファイル★★★★★
UTF-8(BOMあり)あり古いWindowsソフト向け★★☆☆☆
Shift-JISなし日本語文書(一部の旧ソフト)★★★☆☆
EUC-JPなし特定のUnix環境★★☆☆☆

この表からもわかるように、「UTF-8N」が最も汎用的で安全です。
特に理由がなければ、迷わずこれを選びましょう。

最後に

TeraPadで「UTF-8(BOMなし)」にするには、文字コードを 「UTF-8N」 に設定する。
たったこれだけの操作ですが、ファイルの品質と互換性がグッと上がります。

ポイントは、

  • 「UTF-8」ではなく「UTF-8N」を選ぶ
  • 保存時に文字コードを確認する習慣をつける
  • Webや開発用途では、常にUTF-8Nを標準にする

ということ。
TeraPadは無料で高性能なので、今すぐダウンロードして、
次のファイルから「UTF-8N」で保存してみてください。

「N」は「No BOM」のN
この小さな文字が、あなたの作業をスムーズに、トラブルフリーにしてくれますよ!

白川秋
白川秋

ではでは、参考までに。

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