Windows11の新AI機能「Recall」って何?搭載条件とプライバシー設定を徹底解説

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Windows11に搭載された「Recall」という新機能、聞いたことありますか?

まって?待って待って待って!?
ぜんぜん聞いたことない名前ですよね!!

実はこれ、あなたがパソコンで見たもの、やったことをAIが自動的に記録してくれるという、なんとも便利なんだか怖いんだかわからない機能なんです。

「あれ、先週見たあのサイト、なんだっけ?」とか「さっき開いてた資料、どこいった?」みたいなとき、Recallに聞けば教えてくれる。便利そうですよね。

でも、「設定画面にRecallが見つからない!」って人、実は結構多いんです。25H2の最新版にアップデートしたのに、なんで?

今回は、Recallが使えるパソコンの条件から、実際の設定方法まで、できるだけわかりやすく解説していきます。

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Recallは「特別なパソコン」にしか搭載されない

先に結論を言っちゃいますね。

Recallは、どのWindows11パソコンでも使えるわけじゃありません!

実は、Copilot+ PCという特別な条件を満たしたパソコンにしか搭載されていないんです。

普通のWindows11パソコンでは、最新の25H2にアップデートしても設定画面に出てきません。これ、知らない人多いですよね。私も最初「え、どこ?」ってなりました(笑)。

そもそもRecallって何?どこにAIが使われているの?

Recallの仕組み

Recallは、あなたがパソコンで作業している画面を数秒おきにスクリーンショットとして保存し、その内容をAIが解析して検索できるようにする機能です。

例えば、

  • 「先月見たレシピのページ」を探したい
    → Recallで「パスタ レシピ」と検索すると見つかる
  • 「取引先の名前、なんだっけ?」
    → 過去のメールやドキュメントから検索できる

どこにAIが使われてるの?

AIは主に2つの場所で活躍しています:

  1. 画像認識AI:スクリーンショットに写っている文字や画像を読み取る
  2. 検索AI:あなたが探しているものを、自然な言葉で検索できるようにする

つまり、普通の検索と違って「なんとなくこんなやつ」で探せるのが強みなんですね。

Recallが使えるパソコンの条件とは?

ここが一番大事なポイントです。Recallを使うには、以下の条件をすべて満たす必要があります。

必須条件:Copilot+ PCであること

Copilot+ PCとは、Microsoftが定義した「AI機能を快適に動かせる高性能パソコン」のことです。

具体的な条件:

項目必要なスペック
CPU(プロセッサ)Snapdragon X Elite/Plus、または特定のIntel/AMDの最新AI対応チップ
NPU(AI専用チップ)40 TOPS以上の性能 ※これが最重要
メモリ16GB以上
ストレージ256GB以上

NPUは「Neural Processing Unit」の略で、AI処理専用のチップです。普通のCPUとは別に、AI計算を高速でやってくれる部品だと思ってください。これがないと、Recallのような重いAI機能は動かないんです。

自分のPCがCopilot+ PCか確認する方法

手順:

  1. 「設定」を開く(Windowsキー + I)
  2. 「システム」→「バージョン情報」をクリック
  3. 「Copilot+ PC」という表示があるか確認

もしくは、

  1. タスクバーの検索欄で「Copilot」と入力
  2. 「Recall」というアイコンが表示されるか確認

表示されない場合 = あなたのPCはCopilot+ PCではありません

正直、2024年以前に買ったパソコンは、ほぼ100%対象外です。Copilot+ PCは2024年半ば以降に発売された新しい機種だけなので。

Copilot+ PCじゃない人はどうすればいい?

がっかりした人も多いと思いますが、実はRecallが使えなくても困らないです。

代わりになる機能

やりたいこと代替方法
過去に見たサイトを探すブラウザの履歴検索(Chrome/Edgeの検索バー)
過去の作業内容を思い出すWindows検索(Windowsキー押して検索)
ファイルを探すエクスプローラーの検索機能

正直、私も普段はブラウザ履歴で十分だと思ってます。わざわざRecallのために新しいPC買うほどじゃないかな(笑)。

Copilot+ PCを持っている人向け:プライバシー対策設定

ここからは、実際にRecallが使える人向けの設定です。

設定1:Recall機能自体をオフにする(一番簡単)

使わないなら、オフが最強です。

手順:

  1. 「設定」を開く(Windowsキー + I)
  2. 「プライバシーとセキュリティ」をクリック
  3. 「Recall」を探してオフに切り替え

※機種によっては「Copilot+ 機能」の中にある場合もあります。

設定2:記録しないアプリを指定する

「Recallは使いたいけど、ネットバンキングとか見られたくない」という人向け。

手順:

  1. Recallの設定画面を開く
  2. 「フィルター」または「除外するアプリ」を選択
  3. ブラウザ(プライベートブラウジング時)、パスワード管理アプリ、銀行アプリなどを追加
除外すべきアプリ例理由
Chrome、Edge
(シークレットモード時)
パスワード入力、個人情報入力が多い
パスワード管理ツール
(1Password等)
絶対に記録されちゃダメ
医療・金融系アプリセンシティブな情報が多い

設定3:保存期間を短くする

「1年前のデータとか別にいらない」って人は、保存期間を短く設定しましょう。

手順:

  1. Recall設定で「スナップショットの保存期間」を探す
  2. 「7日間」や「30日間」など、短めに設定

私は正直、1週間くらいで十分だと思ってます。(笑)

設定4:デフォルトでオフにして、必要なときだけオン

これが一番安全で現実的かも。

Recallは常時オンにする必要はありません。「今日は資料作成で後で見返すかも」って日だけオンにすればOK。めんどくさい日はオフのまま放置でいいんです。完璧主義にならなくていいと思います。

注意点:Copilot+ PCを買う前に考えるべきこと

もし「Recall使いたいから新しいPC買おうかな」と思ってる人がいたら、ちょっと待ってください。

本当に必要?

  • Recallなしでも、ブラウザ履歴や通常の検索で十分じゃない?
  • 価格が高い(Copilot+ PCは20万円以上が多い)
  • プライバシーリスクを管理する手間がかかる

こんな人には向いてるかも

  • 動画編集やデザインなど、大量の素材を扱う仕事をしている
  • 複数のプロジェクトを同時進行していて、過去の作業をよく見返す
  • 最新技術が好きで、多少のリスクは承知の上

正直、私は「今のPCで十分」派です(笑)。新しいもの好きな人以外は、様子見でいいんじゃないかな。

最後に:焦らず、自分のペースで判断しよう

「Recallが使えない」とがっかりした人もいるかもしれませんが、実は使えなくても全然困りません

大事なのは、流行や新機能に踊らされず、自分にとって本当に必要かを冷静に考えること。

  • 「今のPCで十分」→ 無理に買い替える必要なし
  • 「どうしても使いたい」→ Copilot+ PCの購入を検討
  • 「もう持ってる」→ プライバシー設定を忘れずに

私?正直、まだRecall対応PCは買ってないです(笑)。今のところ不便してないし、もう少し価格が下がってから考えようかなって。それくらいゆるい感じでいいと思うんですよね。

あなたも、焦らず自分のペースで判断してくださいね。完璧を目指さなくてもいいんです!

白川秋
白川秋

ではでは、参考までに。

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