パソコンで作業中に突然アプリが閉じてしまい、保存していなかったデータが消えてしまった……そんな経験はありませんか?
とくにWindowsパソコンでは、アプリが強制終了してしまうトラブルが意外とよく起こります。原因がわからないままだと、何度も同じことが起こり、大事な作業に支障をきたしてしまう可能性も。
本記事では、Windowsでアプリが強制終了する代表的な原因と、すぐに実践できる対処法をわかりやすく紹介します。専門知識がなくても読める内容になっているので、パソコン初心者の方でも安心して取り組めます。
アプリが強制終了してしまった!原因と対処法とは!?
アプリが強制終了するのはなぜ?まずは全体像を把握
Windowsでアプリが突然閉じてしまう原因は、大きく分けて以下のようなものがあります。
原因カテゴリ | 詳細内容 |
---|---|
ソフトウェアの不具合 | アプリ自体やWindowsの不具合、古いバージョンを使用していることが原因 |
リソース不足 | メモリ(作業スペースのようなもの)やストレージ容量が足りていない |
他のアプリとの干渉 | セキュリティソフトなど、他のアプリが干渉してクラッシュを引き起こす |
ウイルス・マルウェア感染 | 不正なプログラムがアプリの動作を妨害している場合 |
ハードウェア的な問題 | パソコンの温度上昇やパーツの劣化など |
なぜアプリは突然閉じる?3つの大きな理由
1. アプリやWindowsの更新が行われていない
古いバージョンのアプリやWindowsを使っていると、不具合が修正されていなかったり、互換性の問題でアプリが強制終了することがあります。
2. メモリ不足で処理が止まる
一度に複数のアプリを起動していたり、容量の大きなファイルを扱っていると、パソコンが処理しきれずにアプリが閉じてしまうことがあります。
※メモリ=作業机のようなイメージ。広さが足りないと作業ができない状態です。
3. 他のアプリやウイルスの干渉
セキュリティソフトやブラウザ拡張機能などが特定のアプリと相性が悪いと、クラッシュを引き起こすことも。また、ウイルスに感染していると意図せずアプリが終了することもあります。
トラブル別・具体的な対処法
対処法① アプリとWindowsを最新版にアップデートする
最初に行うべきなのは、「更新」です。ほとんどの不具合は、最新版で解決されていることが多いため、まずは以下の手順を試してください。
- Windowsのアップデート確認方法
- スタートメニューを開く
- 「設定」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」
- アプリの更新確認方法
アプリによって異なりますが、ほとんどの場合はメニュー内の「設定」や「ヘルプ」から「アップデートの確認」ができます。
✅ポイント:特にMicrosoft Officeやブラウザ(Chrome、Edgeなど)は頻繁に更新しましょう。
対処法② 使用していないアプリを終了する・メモリの空きを作る
やること | 方法 |
---|---|
不要なアプリを閉じる | タスクバーから右クリック→「終了」または「×」で閉じる |
起動中のアプリを確認 | Ctrl+Shift+Escで「タスクマネージャー」を開く |
スタートアップを見直す | タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで不要なアプリを無効にする |
✅ポイント:一度にたくさんアプリを立ち上げないように気をつけるだけでも、強制終了の予防になります。
対処法③ ウイルススキャンを実行する
Windowsには「Windowsセキュリティ」という標準のウイルス対策機能があります。
- 方法:
- スタート → 「設定」 → 「プライバシーとセキュリティ」
- 「Windows セキュリティ」 → 「ウイルスと脅威の防止」 → 「クイックスキャン」
✅ポイント:怪しいフリーソフトや不明なメール添付ファイルは開かないようにしましょう。
対処法④ クリーンブートを試してみる
クリーンブートとは、最低限のアプリだけを動かした状態でパソコンを起動する方法。干渉しているアプリがあるかを調べるのに有効です。
- 手順(簡略):
- 「msconfig」と検索 → 「システム構成」を開く
- 「スタートアップの項目を無効にする」を選択
- パソコンを再起動
※詳細な操作はMicrosoftの公式ページを参照するのがおすすめです。
実際にあった例:Photoshopが頻繁に落ちる原因は?
あるデザイン関係の利用者が、「Adobe Photoshop」が頻繁に落ちて困っていました。調べてみると、原因は古いグラフィックドライバーとセキュリティソフトの干渉でした。
- 対処内容:
- グラフィックドライバーを最新版に更新
- セキュリティソフトを一時的に無効化し、動作を確認
結果、Photoshopの強制終了はまったく起こらなくなり、作業がスムーズに!
注意点:こんなときは専門家に相談を
以下のような場合は、自分で対処するよりも修理店やサポートセンターに相談するのが安全です。
- どのアプリでも頻繁にクラッシュする
- 起動すらできないアプリが多い
- パソコンが異常に熱くなる・音が大きい
- 強制終了と同時に「青い画面(ブルースクリーン)」が出る
最後に
Windowsでアプリが強制終了してしまうのは、ソフトウェアの不具合・メモリ不足・他アプリとの干渉など、さまざまな原因が関係しています。
まずはアップデートとメモリ整理から試してみましょう。それでも解決しない場合は、ウイルスチェックやクリーンブートなど、少し踏み込んだ対処法も効果的です。
最も大切なのは、「原因を一つずつ切り分けていくこと」。焦らず、順番に試していけば、多くの場合は自力で改善できます。この記事があなたのパソコントラブルの解決につながれば幸いです。

ではでは、参考までに。

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