【ITパスポート】過去問道場で過去問の計算問題を解いてみた⑦

ITパスポート
この記事は約9分で読めます。

今日は寒くてエアコンを入れています。こんにちは、スプリングウィンド白川です。

本日も過去問道場の計算問題を中心に、過去問を続きから解いていきたいと思います。
お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

それでは参りましょう!

スポンサーリンク

過去問の計算問題を解いてみた⑦

問題81

問題
表計算ソフトを用いて社員コード中のチェックディジットを検算する。社員コードは3けたの整数値で,最下位の1けたをチェックディジットとして利用しており,上位2けたの各けたの数を加算した値の1の位と同じ値が設定されている。セルB2に社員コードからチェックディジットを算出する計算式を入力し,セルB2をセルB3~B5に複写するとき,セルB2に入力する計算式のうち,適切なものはどれか。

ITパスポート平成22年秋期 問61

解答
アから順番に計算をしていきます。

ア:
370 → 10 - 整数部(370 / 100) + 剰余(整数部(370 / 10), 10) = 10 - 3 + 7 = 14

イ:
370 → 剰余(10 - 整数部(370 / 100) + 整数部(370 / 10), 10) = 剰余(10 - 3 + 37, 10) = 4

ウ:
370 → 剰余(整数部(370 / 100) + 剰余(整数部(370 /10), 10), 10)
  = 剰余(3 + 剰余(37, 10), 10) = 剰余(3 + 7, 10) = 0

エ:
370 → 整数部((整数部(370 / 100) + 整数部(370 / 10)) / 10) = 整数部((3 + 37) / 10) = 4

ウだけが、条件を満たします。

従って、解はウの剰余(整数部(A2 / 100) + 剰余(整数部(A2 / 10), 10), 10)となります。

問題82

問題
CPUのクロック周波数や通信速度などを表すときに用いられる国際単位系(SI)接頭語に関する記述のうち,適切なものはどれか。

ITパスポート令和5年 問96

解答
アから順番に見ていきます。

ア:Gの10の6乗倍は、Gが10の9乗なので、10の15乗であり、これはP(ペタ)となるので、間違い。
イ:Mの10の3乗倍は、Mが10の6乗なので、10の9乗であり、これはG(ギガ))となるので、正しい。
ウ:Mの10の6乗倍は、Mが10の6乗なので、10の12乗であり、これはT(テラ)となるので、間違い。
エ:Tの10の3乗倍は、Tが10の12乗なので、10の15乗であり、これはP(ペタ)となるので、間違い。

従って、解はイのMの10の3乗倍は、Gである。となる。

問題83

問題
300×600ドットで構成され,1画素の情報を記録するのに24ビットを使用する画像データがある。これを150×300ドットで構成され,1画素の情報を記録するのに8ビットを使用する画像データに変換した。必要な記憶容量は何倍になるか。

ITパスポート平成28年秋期 問78

解答
24ビットの画像データ:300 × 600 = 180000画素
1バイト当たり → 180000 × 24 ÷ 8 = 540000バイト

8ビットの画像データ :150 × 300 = 45000画素
1バイト当たり → 45000 × 8 ÷ 8 = 45000バイト

540000:45000 = 540:45 = 108:9 = 12:1 = 1:1/12

従って、解は1/12倍となります。

問題84

問題
20本のプログラムを作成するに当たり,プログラム1本につき,作業期間が1日,コストが4万円と見積もり,作成に着手した。開始からの10日間で8本作成し,累積コストは36万円になっていた。残りのプログラムは未着手である。このままの生産性で進めると,見積りに対する超過コストは最終的に何万円になるか。

ITパスポート平成28年秋期 問39

解答
まず、元の予定を求めます。
20本 × 4万 = 80万円(20日)

実際にかかっているのは、
8本 × m万 = 36万円(10日)
m万 = 4.5万

このまま残りの10日も進めていくので、
12本 × m万 = 12 × 4.5万 = 54万

実際にかかった費用は、
36万円 + 54万 = 90万

超過コストを求めると、
90万 - 80万 = 10万円

従って、解は10万円超過となります。

問題85

問題
データDを更新する二つの処理A,Bが,1→3→2→4のタイミングで実行された場合,Dの値は幾らになるか。ここで,Dの初期値は2とする。

ITパスポート平成21年春期 間82

解答
Dの初期値が2であることを元に、順番に処理を行ってみます。

①:D × 3 = 2 × 3 = 6
③:D + 5 = 2 + 5 = 7
②:D ← 6
④:D ← 7

従って、解は7となります。

問題86

問題
開発期間10か月,開発の人件費予算1,000万円のプロジェクトがある。5か月経過した時点で,人件費の実績は600万円であり,成果物は全体の40%が完成していた。このままの生産性で完成まで開発を続けると,人件費の予算超過はいくらになるか。

ITパスポート令和3年 問36

解答
1%当たりにかかるコストを求めます。
1000万円 ÷ 100% = 10万円

しかし実際には40%の時点で600万円がかかっているので、1%当たりにかかったコストは、
600万円 ÷ 40% = 15万円
となります。

このコストで残り60%も終わらせるので、残りにかかるコストは、
15万円 × 60% = 900万円
となります。

合計でかかるコストを求めると、
600万円 + 900万円 = 1500万円
となります。

超過コストを求めると、
1500万円 - 1000万円 = 500万円
です。

従って、解は500万円超過となります。。

問題87

問題
あるプロジェクトの関係者6人が,それぞれ1対1で情報の伝達を行う必要があるとき,情報の伝達を行うために必要な経路の数は少なくとも幾つになるか。

ITパスポート平成21年秋期 問46

解答
6人で1対1の情報伝達を行なうとは、つまり、6人から2人を選ぶときの式なので、

6C2 = 6! ÷ (2! × (6 - 2)!) = 6! ÷ (2 × 4!) = 6 × 5 ÷ 2 = 15

従って、解は15通りとなります。

問題88

問題
10進数の2,5,10,21を,五つの升目の白黒で次のように表す。

2 □□□■□
5 □□■□■
10 □■□■□
21 ■□■□■

それぞれの升目が白のときは0,黒のときは升目の位置によってある決まった異なる正の値を意味する。この五つの升目の値を合計して10進数を表すものとすると,■■口口ロが表す数値はどれか。

ITパスポート平成23年秋期 間72

解答
パット見で「あ、これ2進数」って解けてしまいましたが、ゆっくり解いていきたいと思います。まず、□と■の2種類しかないということで、□を0、■を1と置き換えて考えていきます。

2 □□□■□ = 00010(2) = 0 × 20 + 1 × 21
       = 2
       = 2(10)
5 □□■□■ = 00101(2) = 1 × 20 + 0 × 21 + 1 × 22
       = 1 + 4
       = 5(10)
10 □■□■□ = 01010(2) = 0 × 20 + 1 × 21 + 0 × 22 + 1 × 23
       = 2 + 8
       = 10(10)
21 ■□■□■ = 10101(2) = 1 × 20 + 0 × 21 + 1 × 22 + 0 × 23 + 1 × 24
       = 1 + 4 + 16
       = 21(10)

となり、左右の値が一致していることから、これは0が□、1が■で表された2進数であることがわかります。

このことから、■■口口ロを解いてみると、
?? ■■口口ロ = 11000(2) = 0 × 20 + 0 × 21 + 0 × 22 + 1 × 23 + 1 × 24 = 8 + 16 = 24(10)
となります。

従って、解は24となります。

問題89

問題
2バイトで1文字を表すとき,何種類の文字まで表せるか。

ITパスポート平成25年秋期 問76

解答
1文字に2バイト使うということは、1文字を16ビットで表すことになります。16ビットで表すことのできる最大の数字を調べます。

1111 1111 1111 1111(2)
= 1 + 2 + 4 + 8 + 16 + 32 + 64 + 128 + 256 + 512 + 1024 + 2048 + 4096 + 8192 + 16384 + 32768
= 65535(10)

0のときも合わせて、65536種類の文字が表せます。

従って、解は65536種類となります。

問題90

問題
あるコンビュータシステムの故障を修復してから60,000時間運用した。その間に100回故障し,最後の修復が完了した時点が60,000時間目であった。MTTRを60時間とすると,この期間でのシステムのMTBFは何時間となるか。

ITパスポート平成26年春期 問69

解答
MTBFとMTTRの問題であるととがパット見予想できますので、次の式を使います。

①MTTR = システムの故障時間 ÷ 故障回数
②MTBF = システムの稼働時間 ÷ 故障回数

MTTRがわかっていますので、①から、
60 = システムの故障時間 ÷ 100回
システムの故障時間 = 6000時間
であることがわかります。

60000時間運用していて、システムの故障時間が6000時間なので、システムの稼働時間が求められます。
システムの稼働時間 = 60000 - 6000 = 54000時間

これを②に当てはめると、
MTBF = 54000時間 ÷ 100回 = 540

従って、解は540となります。

合わせて読みたい

最期に

いかがでしたでしょうか?

今日の問題はテクノロジ系が多かった印象です。テクノロジ系の問題なら結構解けると自信になりました。

皆さんはどうだったでしょうか?

今日までの成績を貼っておきます。

白川秋
白川秋

ではでは、参考までに。

コメント

タイトルとURLをコピーしました