いつかのシステム開発~運用・保守プロセス学習についてはこちらから。
一通り、「令和7年度ITパスポート超効率の教科書+よく出る問題集」の学習を終え、システム開発~運用・保守プロセスの英単語の略語とキーワードの再学習を行うことにしました。
ちょっとズルをして、ChatGPT師匠に答えを聞いたものをまとめてみました。
ITパスポート学習記録~システム開発~運用・保守プロセス番外編~
システム開発~運用・保守プロセス
英単語
UML(Unified Modeling Language)
ソフトウェアの設計や仕様を図で表すための統一された表記方法。クラス図、シーケンス図など複数の図を用いる。
DFD(Data Flow Diagram)
システム内のデータの流れを視覚的に表す図。データの入力・処理・出力の関係を整理し、業務の理解を助ける。
E-R図(Entity-Relationship Diagram)
データベース設計で使われる図で、データの構造を「エンティティ(実体)」と「リレーション(関係)」で表現する。
UI(User Interface)
ユーザーがシステムと直接やり取りする部分。画面デザインや操作性が重要で、使いやすさに大きく影響する。
UX(User Experience)
ユーザーが製品やサービスを利用する際の体験全体。操作の快適さや満足度を向上させることが求められる。
XP(eXtreme Programming)
アジャイル開発の手法の一つで、短期間の開発サイクルや頻繁なテストを重視し、柔軟に変更へ対応できる。
DevOps(Development, Operations)
開発(Dev)と運用(Ops)を一体化し、システム開発のスピードと品質を向上させる手法。継続的デリバリーを重視する。
QA(Quality Assurance)
システムや製品の品質を保証する活動。テストやレビューを行い、不具合を防ぐことで信頼性を確保する。
IVR(Interactive Voice Response)
音声案内による自動応答システム。電話での問い合わせ時にプッシュ操作で目的のサービスへ誘導する。
CTI(Computer Telephony Integration)
コンピュータと電話を連携させる技術。顧客情報の表示や通話録音など、コールセンター業務の効率化に活用される。
FAQ(Frequently Asked Questions)
よくある質問とその回答をまとめたもの。ユーザーの疑問を自己解決できるようにし、問い合わせ対応の負担を減らす。
SLA(Service Level Agreement)
サービス提供者と利用者の間で取り決める品質保証の基準。稼働率やレスポンス時間などの指標が定められる。
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)
ITサービス管理のベストプラクティスをまとめたフレームワーク。効率的な運用やトラブル対応の指針となる。
BCP(Business Continuity Plan)
災害やシステム障害が発生した際に、業務を継続・復旧するための計画。リスク対策や復旧手順を定める。
BEMS(Building Energy Management System)
ビルのエネルギー使用を管理・最適化するシステム。電力や空調を制御し、省エネルギーを実現する。
HEMS(Home Energy Management System)
家庭のエネルギー使用を可視化・最適化するシステム。スマートメーターや家電と連携し、省エネを支援する。
キーワード
システム設計
システムの機能や構造を決める工程。要件定義をもとに、外部設計・内部設計を行い、開発の基盤を作る。
外部設計(基本設計)
ユーザー視点での設計を行う工程。画面レイアウトや操作方法、データの流れなどを決め、仕様書を作成する。
内部設計(詳細設計)
システムの内部構造を設計する工程。プログラムの構成やデータベースの詳細などを決め、開発の指針とする。
アクティビティ図
UMLの図の一つで、業務や処理の流れを視覚的に表現。条件分岐や並行処理の流れを整理するのに使う。
クラス図
オブジェクト指向設計で用いられるUMLの図。クラス(データの型)とその関係を整理し、設計を明確にする。
シーケンス図
システム内での処理の流れを時系列で表した図。オブジェクト間のメッセージのやり取りを視覚化する。
アクセシビリティ
障害の有無にかかわらず、誰もが利用しやすいシステムや製品の設計。ウェブサイトやアプリの使いやすさにも関係する。
ユニバーサルデザイン
年齢や能力に関係なく、できるだけ多くの人が使いやすい設計。バリアフリーとは異なり、初めから幅広い人々を考慮する。
人間中心設計
ユーザーのニーズを重視して製品やシステムを設計する考え方。実際の利用状況を考慮し、試作や評価を繰り返す。
ラジオボタン
複数の選択肢の中から1つだけを選択できるボタン。例:性別の選択(「男性」「女性」など)。
チェックボタン
複数の選択肢から複数を選択できるボタン。例:「利用規約に同意する」のチェックボックスなど。
プルダウンメニュー
ボタンをクリックすると一覧が表示され、選択肢を選べるメニュー。入力ミスを防ぎ、省スペース化できる。
ポップアップメニュー
特定の操作時に画面上に表示されるメニュー。右クリック時のメニューやアラート表示などが該当する。
ピクトグラム
言葉を使わず、視覚的に情報を伝えるシンボルマーク。非常口やトイレのマークなどが代表例。
ウォーターフォールモデル
開発工程を「要件定義→設計→開発→テスト→運用」と順番に進める手法。一度戻るのが難しく、大規模開発向き。
アジャイル開発
短期間で開発とテストを繰り返し、柔軟に対応する開発手法。変化に強く、小規模から中規模の開発に適している。
ユーザー機能駆動開発(FDD)
ユーザーにとって価値のある機能を中心に開発を進める手法。小さな機能ごとに設計・実装・テストを行う。
スクラム開発
チームで協力しながら短期間(スプリント)で開発を進めるアジャイル手法。進捗をこまめに確認しながら開発する。
リーン開発
無駄を削減し、効率的に開発を進める手法。最小限のリソースで価値のあるソフトウェアを提供することを重視する。
アダプティブ開発
変化に適応しながら開発を進める手法。試行錯誤を繰り返し、柔軟に要求の変更へ対応する。
リバースエンジニアリング
既存のソフトウェアや製品の仕様を解析し、設計や仕組みを明らかにする技術。システム改修や互換製品開発に利用される。
プロトタイプ開発
試作モデル(プロトタイプ)を作り、ユーザーからのフィードバックをもとに改善しながら開発を進める手法。
単体テスト
個々のプログラム(関数やクラス)をテストする工程。想定どおりに動作するかを確認し、バグを早期に発見する。
結合テスト
複数のプログラムを組み合わせ、正しく連携するかを確認するテスト。インターフェースの不具合を見つける。
システムテスト
開発したシステム全体が、要件どおりに動作するかを確認するテスト。実際の環境に近い状態で実施する。
運用テスト
本番環境と同じ条件でシステムを動作させ、正常に動くかを確認するテスト。ユーザーが使う状況で試験する。
ホワイトボックステスト
プログラムの内部構造を把握した上で実施するテスト。分岐やループが正しく動作しているかを検証する。
ブラックボックステスト
内部構造を考慮せず、外部から見たシステムの動作を検証するテスト。入力と出力が仕様通りかを確認する。
受け入れテスト
開発したシステムが、顧客の要求を満たしているかを確認する最終テスト。ユーザーが実際に操作して評価する。
機能テスト
システムの機能が仕様どおりに動作するかを確認するテスト。入力に対する出力が正しいかなどを検証する。
性能テスト
システムが処理速度や応答時間、同時接続数などの要求を満たしているかを確認するテスト。負荷テストも含まれる。
信頼性・安全性テスト
システムが長期間安定して動作するか、安全性が確保されているかを確認するテスト。不具合やセキュリティリスクを検証する。
運用プロセス
システムを本番環境で適切に稼働させるための業務プロセス。監視、障害対応、ユーザーサポートなどを含む。
保守プロセス
システムを長期的に安定して運用するためのプロセス。不具合修正、機能追加、アップデート対応などを行う。
廃棄プロセス
システムや機器を安全に廃棄するプロセス。データの消去や環境負荷の低減を考慮した適切な処理を行う。
サービスデスク(ヘルプデスク)
システム利用者からの問い合わせやトラブル対応を行う窓口。問題解決やエスカレーションを担当する。
チャットボット
AIやプログラムを利用して自動応答する対話型システム。問い合わせ対応や業務の自動化に活用される。
ナレッジコミュニティ
従業員やユーザーが知識や情報を共有する場。FAQやフォーラムを通じて、問題解決やノウハウ蓄積を行う。
インシデント管理
システム障害やセキュリティインシデントが発生した際に、迅速に対応・解決するための管理プロセス。
エスカレーション
トラブル対応で解決が難しい場合、上位の担当者や管理者に問題を引き継ぐこと。迅速な解決を目的とする。
ファシリティマネジメント
IT機器や建物、設備の管理を最適化し、効率的な運用を目指す手法。コスト削減や安定稼働を目的とする。
バスタブ曲線
製品の故障率を時間経過とともに示した曲線。初期故障期・偶発故障期・摩耗故障期の3つの期間に分かれる。
初期故障期
製品導入直後の不具合が発生しやすい時期。製造上の欠陥が原因となることが多く、早期に対応が求められる。
偶発故障期
システムや製品が安定して稼働する期間。故障率が一定で低く、通常の運用・保守が中心となる。
摩耗故障期
長期間の使用により、部品の劣化や消耗による故障が増える時期。交換や廃棄の判断が求められる。
コンティンジェンシープラン
システム障害や災害時に備えた緊急対応計画。事業継続(BCP)を目的に、代替手段を準備する。
無停電電源装置(UPS)
停電時にも一定時間電力を供給できる装置。サーバーや重要システムの電源断を防ぎ、安全にシャットダウンできる。
サージプロテクター
雷や電圧変動による過電流から機器を保護する装置。精密機器を安全に使用するために設置される。
データのバックアップ
データを定期的にコピーし、障害や誤操作による損失に備える対策。クラウドや外部ストレージに保存する。
システムの多重化構造
システムの重要部分を冗長化し、1つの構成要素が故障しても稼働を継続できるようにする仕組み。
フォールトトレランス
システムの一部に障害が発生しても、全体として機能を維持できる設計。冗長化やフェールオーバー技術を活用する。
フェールソフト
システムが障害発生時に一部機能を制限しながら継続稼働する仕組み。例:プリンターの片面印刷のみ動作するモード。
フェールセーフ
システムが故障しても安全な状態を維持する設計。例:信号機が故障すると赤信号を維持する。
フールプルーフ
人為的なミスが発生しても事故や障害を防ぐ仕組み。例:電子レンジがドアを閉めないと動作しない設計。
フォールトアボイダンス
そもそも故障が発生しにくいように設計する考え方。高品質な部品を使用し、徹底した品質管理を行う。
Ankiアプリ用データ
以下のサイトより、Ankiアプリで活用できるITパスポートのストラテジ系+マネジメント系+テクノロジ系の暗記データがダウンロードできます。
パスワードは半角で、「shirakawa」です。
ぜひ、学習にご活用ください。
ファイル名:ITパスポート(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系).apkg
上のファイルがうまく適用できなかった場合はこちらをダウンロードしてみてください。
ファイル名:コレクション-2025-02-18@14-19-12.colpkg
Ankiアプリの使い方
Ankiアプリの簡単な使い方をご紹介しています。ぜひ、ご一読ください。
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参考文献
今回、学習用として参考にさせていただいているのがこちらの教本です。AmazonではPDF版もあるようです。セクションごとにQRコードを読み取って小テストを受けることができ、学習の確認もできて頼りがいのある一冊です。また、YouTubeでの解説動画もありますので、そちらも参考に学習を進めると良いでしょう。
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