チャットや文章を入力していると、なぜか文字が画面の左上に飛んでしまうことはありませんか？この現象はMicrosoft IMEを使用している際に発生することがあり、特にWindowsのアップデート後に報告されることが多いです。
ただし、PCを再起動せずに解決する方法がいくつかあります。本記事では、「画面の左上に文字が飛ぶ」問題の原因と、再起動せずにできる解決策を詳しく解説します。
文字が画面の左上に飛ぶのを直す方法
なぜ文字が左上に飛ぶのか？
Microsoft IMEで文字が画面の左上に飛んでしまう主な理由は、IMEの入力フォーカスが正しく認識されていないことです。
通常、入力した文字はカーソルのある場所に表示されます。しかし、何らかの理由でIMEが入力先を誤認識すると、画面の左上（座標 0,0 の位置）に文字が表示されてしまいます。これが、「文字が飛ぶ」現象の正体です。
この問題は特に、Windowsのアップデート後や、複数のアプリを切り替えている際に発生することが多いです。
PCを再起動せずに解決する方法
「Ctrl」＋「Shift」キーを押す（入力フォーカスのリセット）
IMEの入力フォーカスをリセットすることで、誤認識を修正できることがあります。
手順：
- チャットや入力欄をクリックする
- 「Ctrl」＋「Shift」キーを同時に押す
- 正常に入力できるか確認する
簡単に試せる方法なので、最初に実行してみましょう。
IMEのプロセスを再起動する
IMEのプロセスを手動で再起動することで、動作をリフレッシュできます。
手順：
- 「Ctrl」＋「Shift」＋「Esc」キーを押してタスクマネージャーを開く
- 「詳細」タブを選択（表示されていない場合は「詳細表示」ボタンをクリック）
- 「ctfmon.exe」を探し、右クリックして「タスクの終了」を選択
- 「ファイル」→「新しいタスクの実行」をクリック
- 「ctfmon.exe」と入力し、「OK」を押す
- IMEが再起動され、入力できるか確認する
言語バーからIMEを手動で再起動する
タスクバーにあるIMEアイコンを使って、手動で再起動する方法です。
手順：
- タスクバーのIMEアイコン（「A」または「あ」）を右クリック
- 「Microsoft IMEを無効にする」を選択
- 数秒待って「有効にする」をクリック
- 入力が正常に戻るか確認
IMEの設定をリセットする
IMEの設定が崩れていると問題が発生しやすいため、一度リセットすることで解決する可能性があります。
手順：
- 「Windowsキー」＋「I」キーを押して設定を開く
- 「時刻と言語」→「言語と地域」を選択
- 「Microsoft IME」をクリックし、「キーボードのオプション」へ進む
- 「全般」を開き、「リセット」ボタンを押す
- 設定がリセットされたら入力を試す
互換性設定を変更する
最新のIMEの仕様が合わない場合、以前のバージョンに戻すことで解決することがあります。
手順：
- IMEアイコンを右クリックし、「設定」を開く
- 「Microsoft IMEの設定」→「全般」を選択
- 「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使用する」にチェックを入れる
- 入力できるか試してみる
入力欄のフォーカスを切り替える
入力欄のフォーカスが外れているだけの場合、単純にクリックし直すことで解決することがあります。
手順：
- 一度入力欄の外をクリックする
- もう一度チャット欄をクリックしてカーソルを表示させる
- 入力を試す
最後に
Microsoft IMEで「文字が画面の左上に飛ぶ」問題は、入力フォーカスのずれが原因であることがほとんどです。そのため、
✅ 「Ctrl」＋「Shift」キーを押してリセットする
✅ IMEのプロセスをタスクマネージャーから再起動する
✅ 言語バーからIMEを手動で再起動する
✅ IMEの設定をリセットする
✅ 以前のバージョンのIMEに切り替える
✅ 入力欄をクリックし直す
これらの方法を試すことで、PCを再起動せずに問題を解決できます。
もしすべて試しても改善しない場合は、Windowsの最新アップデートを確認し、必要なら適用することをおすすめします。
これで快適に文字入力ができるようになります！
ちなみに、Google IMEでも実は同様のことが起こることがあります。
そのときは、「プロパティ」を開いて、「キーの設定」のところの「キー設定の選択」で「MS-IME」を選択すれば直ります。
これ豆知識です。
ではでは、参考までに。
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