【公式エミュレーター】Windows11の環境下でWindows10を動かす方法

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どうも、スターライト白川です。

本日は、Windows10やWindows11をお使いの方が、Windows10を動かす方法についてご紹介したいと思います。

なぜこのようなものをご紹介するかと言いますと、AdobeなどWindows11になってからサブスク化したアプリケーションがあり、しぶしぶ買い切りバージョンが動作するWindows10を使用しているという方もいらっしゃるからなんですね。

というわけで、いってみよー!

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公式エミュレーターでWindows10Xを動かす方法

はじめに

米Microsoftは2020年3月10日(現地時間)、「Microsoft Emulator」v1.1.54.0と「Windows10X」のエミュレータイメージv10.0.19578がリリースされました。

これを使用するということが本ブログの目的となります。

Windows10X動作環境

エミュレーターイメージのWindows10Xを動かすには、WindowsのPro版が必要です。

Windows 10Xのエミュレーター環境はすべてWindows 10の仮想環境技術Hyper-Vを使っています。Hyper-VはWindows 10の上で仮想環境を作って、他のOSを動かす技術ですが、Windows Emulator は簡単に言うと、Windows 10上で、他のバージョンのWindows 10を動かす技術です。Hyper-VはWindows 10 Proに入っている機能ですので、Proが必用です。
情報参照先:Windows 10Xのエミュレーターで遊んでみました ~2画面向けOSとMicrosoftの目指すもの - 高橋忍のにゃんともWindows - 窓の杜

Pro版の中の仮想環境技術Hyper-Vを使用します。タスクバーの検索窓に「Windows機能の有効化または無効化」と入力して「Windowsの機能」を立ち上げます。その中にHyper-Vがあるかを確認して、あればチェックボタンを入れてください。

また、Windows10XのベースとなるコアはWindows10以降のものを使用しているため、Windows10以降のバージョンでないと動作しません。Windows10より前のバージョンをお使いの方で、どうしてもエミュレーターを動かしてみたいという方は、Windows Insider Programに参加して最新版のベータ版のWindows10 Proを手に入れてください。

もう一つ、Windows EmulatorでWindows 10Xを動かすには同じバージョンのWindows 10上で動かさないといけないです。ベースとなっているWindows 10のコアを使っているんですね。そのためWindows Insider Programに参加して最新版のベータ版のWindows 10を入れないといけません。
情報参照先:Windows 10Xのエミュレーターで遊んでみました ~2画面向けOSとMicrosoftの目指すもの - 高橋忍のにゃんともWindows - 窓の杜

Microsoft Emulatorのインストール

Windows10Xを動かすには、Microsoft Emulatorをインストールする必要があります。Microsoft Emulatorは「Microsoft Store」からダウンロード&インストールすることができます。

2回目以降の起動は、スタートアップから行うことができます。

Windows10Xのインストール

Microsoft Storeからもインストールできるのですが、似た名前が2つあるので、Microsoft Emulatorの初回起動時にも、どのエミュレーターをインストールするかが聞かれますから、こちらからエミュレータイメージv10.0.19578をインストールしてください。

OSのインストールには多少時間がかかります。4.51GBという大容量のデータをダウンロードするので当然といえば当然かも知れません。

Windows10Xの起動方法

失敗例

Windows10Xのインストールが終わると、次のような画面になります。

クリックすると、以下のような画面になりますので、「Start」をクリックします。

許可されていないというようなメッセージが出ます。ここで「Retry」を押しても動きません。これが失敗例です。

成功例

初回起動したら、一旦閉じて、「管理者権限で実行」を行います。そこから起動した画面で、「Start」をクリックすると次のような画面が出ますので「Accept」をクリックします。

しばらく待ちます。

しばらく待つと、Windows10Xが起動します。マイクの使用許可を求められますので、私はとりあえずOKを押しました。

起動しました。

アプリのインストール

OSをインストールし終えたら、今度はアプリケーションを入れてみたくなるところですが、基本はエミュレーター内からMicrosoft Storeを呼び出して、インストールする形となります。

詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。

Insider Previewでなくても利用可能に ~「Windows 10X」エミュレーター&イメージの新版 - 窓の杜

Microsoft Store以外のものとして、illustratorなどをインストールしたい方もいらっしゃると思います。特にillustratorの買い切り版ですが、こちらを参考にしてみてください。

アドビアプリケーションの古いバージョンのダウンロード
アドビのレガシーアプリのライセンス認証時や再インストール時に発生する問題の修正

後日、詳細な使い方について解説すると思います。本日はここまで。

最後に

どうしてもWindows10からWindows11、あるいはWindows12に乗り換えなくてはならなくなった際の、最後の手段として、Windows10を使用する方法をご紹介しました。

今Windows10をご利用されている方も、念の為に、このエミュレーターを使ってエミュレーター内で動作させたいアプリケーションが動くかどうかを確認してみるのも良いかも知れませんね。

白川秋
白川秋

ではでは、参考までに。

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