いままでExcel 365対応と思っていたノートPCが実は2019だったという事実に気付き、スピルの問題が解けない!と騒いでいたのですが、先日、土曜にExcel 2021のインストールされたノートPCが会社から無事届きました。
余は満足じゃ!
ということで、新機能スピルについて語っていきたいと思います。
Let’s トライ!
バージョン2021から実装された新機能スピルを使った問題を解く
新機能スピルとは?
スピル(Spill)は、Excel 2021から導入された便利な機能で、数式の結果が複数のセルに自動的に広がる仕組みです。これにより、従来のように手動でセルに数式をコピーする必要がなくなります。
例えば、=SEQUENCE(5)と入力すると、そのセルから縦に「1, 2, 3, 4, 5」が自動的に展開されます。スピルは動的配列と呼ばれる技術を使っており、データ分析や計算が効率化されます。もしスピル範囲にほかのデータがある場合は「#SPILL!」エラーが表示されます。
この機能は初心者でも使いやすく、効率的にデータ処理が可能です。
例文
以下の指示に従って、「今日の日付」(F2)および「営業期間日数」(F5からF12)を設定しなさい。
- 関数を使用して、「今日の日付」(F2)に現在の日付を設定する。
- 「営業期間日数」は、以下の計算式より求める。なお、計算式はスピル機能を利用して入力すること。
「営業期間日数」=「今日の日付」-「営業開始日」
解き方
通常のように、今日の日付を絶対参照にして、営業開始日との計算を行って、それをフィルハンドルで下まで計算ということもできます。
しかし、ここでは「スピル機能を利用して」との指定があるので、スピル機能を利用して解かなければなりません。
スピル機能を使った解き方は以下の手順となります。
- 「営業期間日数」=「今日の日付」-「営業開始日」という式であることから、「=今日の日付-」まで式を書く
- E5からE12をすべて選択して、「マイナス」のあとに付け加えます。
このとき、式は次のようになります。
=F2-E5:E12
さて、ここでエンターを押すとどうなるでしょうか?
このようになります。じゃじゃーん!
一気に計算結果が反映しました。
それと、最初に入力した式以外のセルは式が灰色になって変更不可になっていることがわかります。これはスピル機能の特徴のひとつです。
また、スピル機能を使用すると、絶対参照を行わなくて良いという利点があります。
最後に
いかがでしたか?
Excel 2021からの新機能スピルがいかに便利かということがわかっていただけたでしょうか?
これは、サーティファイExcel1級2021版の試験には恐らく毎回出るものだと思いますので、しっかりとスピル機能を使いこなせるようにしておきましょう。
ではでは、参考までに。
おまけ
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