【エクスプローラー】フォルダーを一括で大量に作成する方法【知っ得】

事務作業や個人的な趣味などで、フォルダーを大量に作成する必要があるときなどございませんか？

そんなときに役立つのがこのワザ。

フォルダーを一括で大量に作成する方法についてご紹介したいと思います。

フォルダーを一括で大量に作成する方法

フォルダーを大量に作成することになったが、一つひとつ作成するのは面倒。そんなときに役立つ方法がこちらです。

まず、フォルダーリストとExcel（またはそれに準ずるもの、ライブラオフィス、Googleスプレッドシートなど）を用意します。フォルダーリストはメモ帳に書いたもので構いません。

フォルダーリスト

フォルダーリストはこのような感じでメモ帳などに作成します。

Excelへの貼り付け

Excelを開き、B列にフォルダーリストを貼り付けます。CTRL+Cでメモ帳からコピーしたものを、CTRL+Vでペーストすることで普通に貼り付けることができます。

フォルダーリストの整形

フォルダーリストのリスト名に半角スペースが入っていると、正しくフォルダー名を作成することができません。

そこで、フォルダー名を半角ダブルクオーテーションで囲む必要があります。その方法をご説明いたします。

フォルダーリストを全選択する

セルB1を選択し、CTRL+SHIFT+↓を押してフォルダーリストを全選択します。

セルの書式設定を開く

セルB1にカーソルを当て、右クリックをして「セルの書式設定」を開きます。

ユーザー定義を行う

ちょっと面倒と思うかも知れませんが、少しの手間です。頑張りましょう。

ユーザー定義を選択し、つぎのように設定します。

!”@!”

一気に半角ダブルクオーテーションで文字を囲めた！

［OK］をクリックすると、すべての文字列が半角ダブルクオーテーションで囲まれていることがわかります。

セルA1に秘密の呪文を書き込む

セルA1に次の文字を半角で書きます。

md

これは「Make Directory」の略です。フォルダーを作成するという意味ですね。

A列にオートフィルを使用する

セルA1にオートフィルを使用して、一気に一番下の行まで「md」を加えます。

※オートフィルとは、セルA1の右下を選択するとカーソルが十字になった状態で、ダブルクリックをして一気に一番下の行までコピーを行う機能です。

csv形式で保存する

フォルダを作成したい場所に、作成したファイルをcsv形式で保存します。名前はとりあえず「フォルダ作成用」とでもしておきます。

作成したフォルダ名を変更する

作成された「フォルダ作成用.csv」ファイルの拡張子を次のように変更します。

フォルダ作成用.bat

次のような警告が出ますが、「はい」を選択して構いません。

作成したバッチファイルを実行する

作成したバッチファイル（.bat形式のファイル）をダブルクリックして実行します。

フォルダが一括で大量に作成できました。

フォルダを一括で大量に削除する方法

大量作成した、リストに載っているフォルダだけを一括で大量に削除することもできます。それには、作成したバッチファイルを使用します。

csv形式に戻す

作成したバッチファイルを、csv形式に戻します。

フォルダ作成用.csv

csvファイルをExcelで開く

csv形式に変更したファイルを、Excelで開きます。

A列の中身を削除する

セルA1を選択し、CTRL+SHIFT+↓を押してA列の全選択を行い、Deleteキーで文字を消します。

セルA1に秘密の呪文を書き込む・改

セルA1に次の文字を半角で書きます。

rmdir /s /q

これは「Remove Directory」の略です。フォルダーを削除するという意味です。そして後ろについている「/s」「/q」はそれぞれ次のような意味を持ちます。

• /s ⋯ 空でないフォルダを削除する
• /q ⋯ 確認メッセージを表示しない

A列にオートフィルを使用する

セルA1にオートフィルを使用して、一気に一番下の行まで「rmdir /s /q」を加えます。

※繰り返しになりますが、オートフィルとは、セルA1の右下を選択するとカーソルが十字になった状態で、ダブルクリックをして一気に一番下の行までコピーを行う機能です。

上書き保存する

CTRL+Sを押して、ファイルを上書き保存し、Excelを閉じます。

作成したフォルダ名を変更する

作成された「フォルダ作成用.csv」ファイルの拡張子を次のように変更します。

フォルダ作成用.bat

次のような警告が出ますが、「はい」を選択して構いません。

作成したバッチファイルを実行する

作成したバッチファイル（.bat形式のファイル）をダブルクリックして実行します。

登録されたフォルダーを一括で簡単に削除することができました。

※この方法ですと、フォルダー内にファイルが残っていてもフォルダーを削除してしまいますので、注意が必要です。

最後に

いかがでしたでしょうか？
簡単に、一括でフォルダーを作成する方法をご紹介いたしました。

これですと、作成したいフォルダーのリストをメモ帳で作っておけば良いので楽です。