ビジネス能力検定サーティファイのExcel®表計算処理技能認定試験2級の試験を受けるため、ただいま勉強中です。
そこで本日、参考書Excel®表計算処理技能認定試験1・2級問題集2021対応問題の模擬試験3に初めてチャレンジしてみました。
中でもこれは引っかかりやすいなというところや、間違えたところをピックアップして徹底解説していきたいと思います。
Excel2級問題集:知識問題3
問題 1-2 表示形式が「標準」
問題文
表示形式が「標準」に設定されているセルA1に、半角で「5/5」を入力して確定すると、次のように表示される。という問題です。
<図1><図2><図3>
回答の選択肢:
- <図1>
- <図2>
- <図3>
解き方
これは知識問題というだけあり、実際にExcelで打ってみて覚えるしかありません。
空白のブックを開いて、適当なセルに「5/5」と打ってみると、その結果は1.の<図1>であることがわかります。
<図2>となるのは、下図のように分類「日付」で種類「3/14」のパターンを選択したときです。
デフォルトの設定で日付は「5月5日」という表記になる
と覚えておきましょう。
<図3>となるのは、下図のように分類「文字列」としてから、セルに「5/5」と打ち込んだ場合です。文字列の場合は基本的に左詰めとなるので、そこで文字列であることが判断できます。
問題 1-3 表示形式のユーザー定義「文字色指定」
問題文
<図4>のように[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブにおいて、[分類]ボックスを「ユーザー定義」、[種類]ボックスを「ユーザー定義」、[種類]を「[青]0;[赤]0;[緑]0」に設定したセルに、「-100」を入力すると、フォントの色が何色で表示されるか。という問題です。
<図4>
回答の選択肢:
- 青
- 赤
- 緑
解き方
文字色を指定する書式設定は、4つのパートに分かれています。各パートは「;(半角セミコロン)」で区切ります。
- 第一のパートは、正の数値に対する書式です。
- 第二のパートは、負の数値に対する書式です。
- 第三のパートは、数値がゼロに対する書式です。
- 第四のパートは、文字列の対する書式です。
このルールを知らないと解けない問題です。では、実際に「[青]0;[赤]0;[緑]0;[紫]@」として、書式設定して見ましょう。
従って、問ではマイナスの数字を入力するので、第二のパートが適用されるため、答えは2.の赤となります。
問題 1-11 ワークシート分析
問題文
<図19>のように数式「=B1*B2」が入力されているセルD2を選択し、[数式]タブの[ワークシート分析]グループにおいて、何のボタンをクリックすると、<図20>のように表示されるか。という問題です。
<図19>
<図20>
回答の選択肢:
- [参照元のトレース]
- [参照先のトレース]
- [数式の検証]
解き方
順に試していきましょう。まず、[数式]タブを選択します。
1. [参照元のトレース]を選択すると次のようになります。
計算結果のセルD2の参照元をトレースすると、セルB1、セルB2がトレースできる
ですので、答えは1.の[参照元のトレース]となります。
2. [参照先のトレース]を選択すると次のようになります。
セルD2を参照元としている参照先がない
ですので、このようにエラー表示となります。
3. [数式の検証]を選択すると次のようになります。
セルD2の要素のB1*B2が計算として正しいかを検証する
ですので、この問題の趣旨とそもそもが異なります。
問題 1-12 ゴールシーク
問題文
<図21>の[ゴールシーク]ダイアログボックスにおいて、[目標値]ボックスには何を指定することができるか。という問題です。
回答の選択肢:
- 正の数値のみ
- 負の数値のみ
- 正と負の数値どちらも
解き方
これも実際に試してみましょう。正の数値が使えるのは周知の事実なので割愛するとして、負の数値が使えるかを検証します。
ゴールシークの[目標値]を「-30000000」に設定してみます。
下図のように、計算を行うことができました。従って、答えは3.の正と負の数値どちらもとなります。
問題 2-1 PHONETIC関数
問題文
PHONETIC関数を使用すると、参照しているセルに入力されている文字列からふりがなの文字列を取り出すことができる。という下線部で示された部分が正しいか、誤りかを問う問題です。
回答の選択肢:
- 正しい
- 誤り
解き方
これはPHONETIC関数を知らないと解けない問題です。
まず、PHONETIC関数とは?というところから入らさせていただきます。私もこのPHONETIC関数の存在を知りませんでした。
ExcelのPHONETIC関数とは、セルに入力された日本語の文字からふりがな(読み仮名)を取得する関数です。
漢字に設定されたふりがなを抽出し、別のセルに表示する際に使います。
例えば、セルA1に “山田” と入力されている場合、「=PHONETIC(A1)」 で “ヤマダ” が表示されます。
日本語データの整理やソート、検索に便利です。
ですので、PHONETIC関数を知っていれば、これはふりがなの文字列を取り出す関数だとわかりますので、正解は1.の正しいであることがわかります。
実際に試してみましょう。
ふりがなが出力されることが確認できました。
問題 2-3 グラフの[軸を反転する]チェックボックス
問題文
<図2>のグラフの「縦(項目)軸」を選択して表示した[軸の書式設定]作業ウィンドウの[軸のオプション]の[軸を反転する]チェックボックスをONに設定すると、<図3>のように表示することができる。という下線部で示された部分が正しいか、誤りかを問う問題です。
<図2>
<図3>
回答の選択肢:
- 正しい
- 誤り
解き方
これは実際にやってみるのが早いですね。<図2>と似たような表とグラフを実際に作ってみました。
このグラフで実際に、「縦(項目)軸」を選択して表示した[軸の書式設定]作業ウィンドウの[軸のオプション]の[軸を反転する]チェックボックスをONにしてみます。
いかがでしょうか?
「月」も反転しましたが、「氏名」も反転したことがわかります。
従って、正解は1.の正しいとなります。軸の反転はこういう挙動をすると覚えておきましょう。
合わせて読みたい
最後に
以上、参考書1・2級問題集2021対応問題の模擬試験3で、私がこれは引っかかりやすいなと思ったところ、間違ってしまったところ6項目の解説を行いましたが、いかがだったでしょうか。
なにかお役に立てたならば光栄です。
ではでは、参考までに。
おまけ
サーティファイの Excel®表計算処理技能検定試験2級を受験するにあたり、これさえ買っておけば必ず受かるといっても過言ではない一冊の本をオススメ致します。
それがこちら。
私も購入させていただき、大変お世話になっております。
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