パソコンの動きが遅くてイライラすること、ありませんか?
新しいパソコンを買うのはお金がかかるし、難しい設定は避けたい。そんなあなたにおすすめなのが「最大パフォーマンスモード」の設定です。これはハードウェア(パソコンの中身)を無理に動かすオーバークロックのような危険な方法ではなく、安全にパソコンを速くできる便利な設定なんです。
今回は、専門的な言葉を使わずに、誰でもできる手順をわかりやすくご紹介します。
パフォーマンスモードでオーバクロックを超える
まずやるべきこと
「最大パフォーマンスモード」でPCはもっとサクサク動く
「最大パフォーマンスモード」とは、パソコンができるだけ全力で動くように電力や処理の使い方を調整する設定のことです。
通常、パソコンはバッテリーや熱のために動きをゆるめたりしますが、それを制限せず、常に元気に働いてもらう状態にするわけです。これだけで、動きが重かったアプリも快適になったり、ゲームのカクつきが減ったりするんです。
なぜ効果があるの?
電力とスピードのバランスを変えるだけでパフォーマンスが大きく変わる
パソコンは、省エネモードやバランスモードといった電力の使い方を自動で選んでいます。これは電池の持ちをよくするためや、熱を出しにくくするために便利な仕組みです。でも、その分、動きがゆっくりになってしまうこともあります。
最大パフォーマンスモードにすることで、電力をしっかり使って、処理を速くするようパソコンに指示が出せるのです。
設定の具体的な手順
かんたん3ステップ!すぐにできる設定方法
Windowsパソコンなら、次の手順で最大パフォーマンスモードを有効にできます。
ステップ | 操作内容 |
---|---|
1 | スタートメニューから「設定(歯車マーク)」を開く |
2 | 「システム」→「電源とバッテリー」を選ぶ |
3 | 「電源モード」で「最も高いパフォーマンス」を選択 |
これだけでOK!数分で設定できて、しかもパソコンがすぐに元気に動くのを体感できます。
※もし「最も高いパフォーマンス」という選択肢が表示されない場合は、次のように進めましょう。
補足手順(「最も高いパフォーマンス」が表示されない場合)
- タスクバーの検索ウィンドウに「コンパネ」と打ち、「コントロールパネル」を出す
- 「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」
- 左側の「電源プランの作成」→「高パフォーマンス」→名前をつけて保存
- 新しく作成されたプランを選択すれば完了です
使ってみた実体験
ネットやゲームが快適に!体感できる変化
実際に筆者の古めのノートパソコン(5年前のモデル)で試してみたところ、「最大パフォーマンスモード」に変更しただけで次のような変化がありました。
使用前 | 使用後 |
---|---|
Webページが開くまで5秒 | 2〜3秒に短縮 |
動画の再生中にカクカク | なめらかに再生 |
ワード・エクセルの起動に10秒以上 | 約5秒で起動 |
この設定だけでここまで変わるなら、試す価値は十分にあります。
注意点も知っておこう
バッテリー消費と発熱にはちょっと注意
最大パフォーマンスモードにはメリットばかりではありません。
ノートパソコンで使っている場合は、電力をたくさん使うため、バッテリーの減りが早くなります。また、パソコンの中が熱くなりやすくなるため、ファンの音が少し大きくなることもあります。
デメリット | 対処法 |
---|---|
バッテリーが減りやすい | 電源につないで使う |
熱くなりやすい | パソコンを風通しの良い場所で使う |
ファン音がうるさい | 定期的にほこりを掃除して冷却効果を保つ |
これらを気をつければ、安全に快適なパフォーマンスが得られます。
最後に
簡単な設定だけで、パソコンはもっと快適になる
オーバークロックのように専門的な知識やリスクを必要とせず、誰でもすぐにできる「最大パフォーマンスモード」の設定。
以下のポイントを押さえれば、今日からあなたのパソコンも快適になります。
- 電源設定を「最大パフォーマンス」に変えるだけでOK
- 速くなるだけでなく、アプリやゲームも快適に
- ノートPCの場合はバッテリーや熱に注意
時間も手間もかからず、安全にパソコンの性能を引き出せるこの方法、ぜひ今日から試してみてくださいね。

ではでは、参考までに。
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