スクリーンショットを撮ったのに、なぜか保存されていない…そんな経験はありませんか?
Windowsを使っていて、急にスクリーンショットが保存されなくなると、困ってしまいますよね。この問題は、意外と身近なところに原因があることが多いんです。
この記事では、スクリーンショットが保存されない時に考えられる原因と、誰でも簡単にできる解決策を分かりやすく解説していきます。
スクショが撮れていないときの対処法!徹底解説なりよ!
スクショが保存されない!まずは確認すべき「3つのポイント」
スクリーンショットが保存されないと焦ってしまいますが、まずは落ち着いて基本的な3つのポイントを確認してみましょう。ここを確認するだけで、意外と簡単に解決することもあります。
その1:そもそも本当に「保存」されていますか?
「そんなまさか」と思うかもしれませんが、意外と多いのがこのケースです。Windowsでスクリーンショットを撮る方法はいくつかありますが、それぞれ保存される場所が異なります。
- Print Screenキー(PrtSc)を押した場合
このキーを押しただけでは、画像はまだ保存されていません。画像は一時的に「クリップボード」という場所にコピーされているだけです。WordやPowerPoint、ペイントなどのアプリを開き、Ctrl + Vキーを押して貼り付ける必要があります。貼り付けた後に、そのアプリで名前を付けて保存することで、初めてファイルとして保存されます。 - Windowsキー + Print Screenキーを押した場合
この組み合わせで撮ったスクリーンショットは、自動的に画像ファイルとして保存されます。保存先は通常、「ピクチャ」フォルダの中にある「スクリーンショット」フォルダです。まずはこのフォルダを確認してみてください。 - Snipping Tool(スニッピングツール)や切り取り & スケッチを使った場合
これらのツールを使った場合は、スクリーンショットを撮った後に、ツール内で編集したり、名前を付けて保存したりする操作が必要です。保存を忘れているケースがないか確認してみましょう。
その2:保存先に「空き容量」はありますか?
PCのストレージ(データを保存する場所)がいっぱいの状態だと、新しいファイルを保存することができません。スクリーンショットも例外ではありません。
PCの空き容量を確認するには、「エクスプローラー」を開き、左側にある「PC」をクリックします。すると、Cドライブなどのドライブが表示され、残りの空き容量が確認できます。もし空き容量がほとんどない場合は、不要なファイルやアプリを削除して容量を確保する必要があります。
その3:保存先の「フォルダ」は正しいですか?
前述の通り、Windowsキー + Print Screenキーで撮ったスクリーンショットは、通常「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダに保存されます。しかし、何らかの理由でこの保存先が変わってしまっている可能性もゼロではありません。
「スクリーンショット」フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。そして、「場所」タブをクリックすると、現在の保存先が表示されます。もし意図しない場所に変わっていたら、「既定に戻す」ボタンで元の場所に戻すことができます。
なぜ保存されない?「PC側の設定やトラブル」が原因かも!
基本的な確認で解決しない場合は、PC側の設定やトラブルが原因である可能性があります。もう少し深掘りして、考えられる原因と対処法を見ていきましょう。
1. スクリーンショット機能の不具合
OS(Windows)の一時的な不具合で、スクリーンショット機能がうまく動作しないことがあります。
対処法:PCの再起動
PCを再起動することで、一時的な不具合が解消されることがよくあります。まずはPCをシャットダウンし、数分待ってから再度起動してみてください。
2. キーボード設定の問題
稀に、キーボードの設定が変わってしまったり、キーボードドライバーに問題があったりして、Print Screenキーが正常に機能しないことがあります。
対処法:キーボードの確認とドライバーの再インストール
- 外付けキーボードの場合: 別のキーボードを接続して試してみるか、キーボードの接続を確認し直してみてください。
- ノートPCの場合: 別のキーボードをUSBで接続して試してみてください。
- ドライバーの再インストール: デバイスマネージャーからキーボードのドライバーをアンインストールし、PCを再起動することで自動的に再インストールされます。
- スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
- 「キーボード」を展開します。
- 該当するキーボードデバイスを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
- PCを再起動します。
3. OneDriveなどのクラウドストレージとの同期問題
Windows 10/11では、OneDriveなどのクラウドストレージと「ピクチャ」フォルダが同期される設定になっている場合があります。この同期に問題があると、スクリーンショットがうまく保存されないことがあります。
対処法:OneDriveの設定確認と同期の一時停止
- タスクバーの右下にあるOneDriveのアイコン(雲の形)を右クリックします。
- 「設定」を選択します。
- 「バックアップ」タブをクリックし、「写真とビデオを自動的にOneDriveに保存します」のチェックを外すか、スクリーンショットの保存設定を確認します。
- 一時的にOneDriveの同期を停止してみるのも有効です。
4. システムファイルの破損
Windowsのシステムファイルが破損していると、様々な機能に不具合が生じることがあります。スクリーンショット機能もその一つです。
対処法:システムファイルチェッカーの実行
システムファイルチェッカー(SFC)は、破損したWindowsシステムファイルをスキャンして修復するツールです。
- スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。(またはWindowsキー + Rキーを押します)
cmd
と入力し、Ctrl + Shift + Enterキーを押して、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。- コマンドプロンプトで
sfc /scannow
と入力し、Enterキーを押します。 - スキャンが完了するまで待ちます。(時間がかかる場合があります)
- 完了後、PCを再起動します。
5. マルウェアやウイルス感染
稀なケースですが、マルウェアやウイルスに感染していると、PCの機能が正常に動作しないことがあります。
対処法:セキュリティソフトでスキャン
お使いのセキュリティソフト(Windows Defenderでも可)で、PC全体をスキャンしてみてください。不審なプログラムが見つかった場合は、指示に従って駆除してください。
6. 最新のWindows Updateが適用されていない
Windows Updateには、システムの不具合修正や機能改善が含まれています。最新のアップデートが適用されていないことが原因で、スクリーンショットが保存されない不具合が発生している可能性もあります。
対処法:Windows Updateの実行
- スタートボタンをクリックし、「設定」(歯車のアイコン)を選択します。
- 「Windows Update」をクリックします。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックし、利用可能なアップデートがあればインストールします。
- インストール後、PCを再起動します。
状況別!スクショが撮れない・保存されない時の「具体的な解決ステップ」
ここまでで、いくつかの原因と対処法を見てきましたが、ここでは具体的な状況に合わせた解決ステップをまとめてみます。
状況 | 原因の可能性 | 試すべき解決策 |
---|---|---|
Print Screenキーを押しても反応がない | キーボードの問題、OSの一時的な不具合 | 1. PCを再起動する 2. 別のキーボードで試す(外付けの場合) 3. デバイスマネージャーでキーボードドライバーを再インストールする |
Windowsキー + Print Screenキーで撮っても保存されない | 保存先の問題、空き容量不足、OneDriveの同期問題、システム不具合 | 1. 「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダを確認する 2. PCの空き容量を確認する(エクスプローラーから) 3. OneDriveの同期設定を確認・一時停止する 4. PCを再起動する 5. システムファイルチェッカーを実行する |
Snipping Toolや切り取り & スケッチで保存できない | ツールの不具合、保存操作忘れ | 1. ツールの再起動 2. スクリーンショット撮影後の「保存」操作を改めて確認する 3. PCを再起動する 4. Windows Updateを実行する |
スクリーンショットを「確実に」撮るための注意点とコツ
スクリーンショットは、PC作業において非常に便利な機能です。トラブルを避けて、スムーズに使いこなすための注意点とコツを知っておきましょう。
1. 保存場所を「あらかじめ」確認しておく
Windowsキー + Print Screenキーで撮影した場合の保存先は、デフォルトで「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダですが、念のため一度確認しておくと安心です。
確認方法
- エクスプローラーを開きます。
- 左側のメニューから「ピクチャ」をクリックします。
- 「スクリーンショット」フォルダを探し、開いてみてください。ここに保存されていればOKです。
2. 複数の方法を使い分ける
Windowsには、スクリーンショットを撮る方法がいくつかあります。状況に合わせて使い分けることで、より効率的に作業ができます。
- 画面全体のスクリーンショットを手軽に撮りたい場合: Windowsキー + Print Screenキー (自動でファイル保存されるので、後から確認するだけ)
- 特定のウィンドウや領域だけを撮りたい場合: Snipping Tool(スニッピングツール) または 切り取り & スケッチ (必要な部分だけを切り取れるので、不要な部分が写り込まない)
- 後でペイントなどに貼り付けて編集したい場合: Print Screenキー (クリップボードにコピーされるので、すぐに貼り付けて加工できる)
3. 定期的に不要なファイルを整理する
PCのストレージ容量が少ないと、スクリーンショットに限らず、様々なファイルの保存に影響が出ます。定期的に不要なファイル(特に容量の大きい動画や古いダウンロードファイルなど)を削除して、PCの空き容量を確保しておくことをおすすめします。
最後に
Windowsでスクリーンショットが保存されないという問題は、焦る気持ちも分かりますが、ほとんどの場合、ここで紹介したような基本的な原因と対処法で解決できます。
結論 | 理由 | 具体例・対策 |
---|---|---|
保存されない原因は多岐にわたる | 一時的な不具合、保存先の問題、PCの設定など、様々な要因が考えられます。 | まずは「PCの再起動」や「保存先の確認(特にピクチャフォルダのスクリーンショットフォルダ)」を試してみましょう。OneDriveとの同期が原因の可能性もあります。 |
PCの基本的な状態を確認する | 空き容量不足やシステムファイルの破損など、PC本体の状態が影響していることもあります。 | エクスプローラーで空き容量を確認したり、システムファイルチェッカー(sfc /scannow )を実行してシステムを診断してみましょう。最新のWindows Updateを適用することも重要です。 |
複数の方法を使い分けるのがおすすめ | それぞれのスクリーンショット方法には特徴があり、状況によって最適な使い方が異なります。 | Windowsキー + Print Screenキー 、Snipping Tool 、切り取り & スケッチ など、複数の方法を試してみて、自分に合った方法を見つけましょう。 |
定期的なメンテナンスが重要 | PCのストレージ管理やアップデートの適用は、トラブルを未然に防ぐために役立ちます。 | 不要なファイルを削除して空き容量を確保したり、Windows Updateを常に最新の状態に保ったりすることで、快適なPC環境を維持できます。 |
もし、これらの方法を試しても問題が解決しない場合は、Windowsのリカバリ(初期化)や、PCメーカーへの問い合わせも検討する必要があるかもしれません。
しかし、まずはこの記事で紹介した内容を一つずつ試してみて、快適なPCライフを取り戻してくださいね。

ではでは、参考までに。
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