Windows11を使っていると、勝手に起動してくるOneDrive。
「使わないのに通知が来てうざい…」
「削除したはずなのにアップデートで復活してる!」
なんて経験、ありませんか?
実は、OneDriveって普通にアンインストールしただけでは、Windows Updateのタイミングでゾンビのように復活してくるんです。でも安心してください。Windows11の機能を使えば、OneDriveを永久に追放できる方法があるんです。
今回は、OneDriveを完全にアンインストールして、二度と復活させない手順を詳しく解説していきます。Pro版向けの「AppLocker」を使った方法と、Home版でも使える「レジストリ編集」での方法、両方紹介しますので、自分の環境に合わせて選んでくださいね。
ちょっと手順は多いですが、一度やってしまえば快適なPC環境が手に入りますよ!
まずはこれ!OneDriveを普通にアンインストールする方法
OneDriveを消すには、まず普通のアプリと同じようにアンインストールする必要があります。
手順はこんな感じです
- 「コントロールパネル」を開く(検索窓に「コントロールパネル」と入力すればOK)
- 「プログラムのアンインストール」をクリック
- 一覧から「Microsoft OneDrive」を探す
- 右クリックして「アンインストール」を選択
- 画面の指示に従って削除完了
⚠️ ここで超重要な注意点!
OneDriveを使っている状態でアンインストールすると、OneDriveフォルダ内のファイルが消えてしまう可能性があります。
必ず事前に別の場所(デスクトップや外付けHDDなど)にバックアップを取っておきましょう。
正直、私もバックアップ取るのめんどくさくて「まあ大丈夫でしょ」って思うこともあるんですが、大事なファイルがある時は絶対やった方がいいです(過去に痛い目見たので…)。
なぜOneDriveは復活するのか?その理由を解説
「アンインストールしたのに戻ってくるって、どういうこと?」って思いますよね。
実は、Windows UpdateやMicrosoft Storeの自動更新機能によって、OneDriveが「必要なアプリ」として勝手に再インストールされてしまうんです。Microsoftとしては「便利な機能だから使ってほしい」という親切心(?)なんでしょうけど、使わない人からすれば余計なお世話ですよね。
Microsoftの意図とユーザーの現実
| Microsoftの狙い | ユーザーの本音 |
|---|---|
| クラウド同期で便利に使ってほしい | 使わないから通知が邪魔 |
| Windows標準機能として統合 | 勝手にインストールしないでほしい |
| アップデートで常に最新版を提供 | 削除したのに復活するのが迷惑 |
海外のエンジニアが集まるHacker Newsでも、「OneDriveから永久に解放される方法」が話題になるくらい、世界中で嫌われてるんです(笑)。
合わせて読みたい
OneDriveを消す前の準備運動として最適な、OneDriveの同期を解除する際にデータを保存する方法について書いてあります。ぜひ、参考にしてみてください。
【Pro版以上】AppLockerで完全ブロック!
ここからが本番です。Windows11に標準搭載されている「AppLocker」という機能を使って、OneDriveの復活を完全に阻止します。
AppLockerって何?
簡単に言うと、「特定のアプリを起動できないようにする機能」です。企業のPCでよく使われていて、セキュリティのために特定のソフトを使えなくする時に使います。
手順1:セキュリティポリシーエディタを開く
- キーボードで「Windowsキー+R」を同時に押す
- 「ファイル名を指定して実行」という小さなウィンドウが出てくる
- そこに「secpol.msc」と入力(コピペでOK)
- 「OK」をクリック
これで「ローカルセキュリティポリシー」という設定画面が開きます。なんか難しそうな名前ですけど、大丈夫です。
手順2:AppLockerの設定を開く
- 左側のメニューから「アプリケーション制御ポリシー」を探す
- その中の「AppLocker」をクリック
- さらに「実行可能な規則」をクリック
手順3:OneDriveをブロックする規則を作成
ここが少しややこしいポイントです。実は、%LOCALAPPDATA%のような環境変数を使った指定は、AppLockerの設定画面では直接受け付けてくれないことがあるんです。
なので、具体的なパスに変換して指定する必要があります。
パターンA:Program Filesのブロック(1つ目の規則)
- 右側の空白部分で右クリック
- 「新しい規則の作成」を選択
- ウィザードが始まるので、「次へ」をクリック
- 「アクセス許可」の画面で「拒否」を選択し、「次へ」
- 「条件」では「パス」を選択し、「次へ」
- 「パスの参照」をクリックして、以下のパスを入力:
C:\Program Files\Microsoft OneDrive\* - 「次へ」を押して、「作成」をクリック
パターンB:Program Files (x86)のブロック(2つ目の規則)
同じ手順を繰り返して、もう一つ規則を作成します。
- 再び右側で右クリック→「新しい規則の作成」
- 手順は上記と同じで、パスだけ以下に変更:
C:\Program Files (x86)\Microsoft OneDrive\* - 「作成」をクリック
パターンC:ユーザーフォルダのブロック(3つ目の規則)
ここが重要です。%LOCALAPPDATA%は実際には「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local」を指しています。
AppLockerでは、この部分をワイルドカード(*)を使って全ユーザーに対応させることができます。
- 再び右側で右クリック→「新しい規則の作成」
- 手順は上記と同じで、パスを以下のように入力:
C:\Users\*\AppData\Local\Microsoft\OneDrive\* - 「作成」をクリック
このC:\Users\*\という指定方法により、どのユーザーアカウントでログインしても、そのユーザーのOneDriveフォルダがブロックされます。
⚠️ 設定のポイントと注意点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 規則は3つ作成 | Program Files、Program Files (x86)、ユーザーフォルダの3箇所を個別にブロック |
| ワイルドカードの活用 | C:\Users\*\とすることで全ユーザーに対応 |
| 最後の\* | フォルダ内の全ファイルを対象にするために必須 |
| 環境変数は使えない | %LOCALAPPDATA%などは使わず、実際のパスで指定する |
設定後の確認
3つの規則を作成し終わったら、AppLockerの画面に以下のような規則が表示されているはずです:
- Microsoft OneDrive ブロック規則 (Program Files)
- Microsoft OneDrive ブロック規則 (Program Files x86)
- Microsoft OneDrive ブロック規則 (Users)
これで完了! PCを再起動すれば、OneDriveが起動しようとしても、AppLockerがブロックしてくれます。
正直な話、この設定、私も最初は「めんどくさいな…」って思いました。特に3つも規則を作るのが面倒で。でも一度やってしまえば、もうOneDriveの通知に悩まされることがなくなるので、やる価値は十分あります。ただし、面倒な日はやらないこともあるので、気が向いた時でいいと思います(笑)。
【Home版】レジストリ編集で完全ブロック
「AppLockerが使えないHome版ユーザーは諦めるしかないの…?」
いいえ、そんなことはありません!ここだけの話、レジストリエディタという設定ツールを使えば、Home版でもOneDriveの復活を阻止できるんです。
レジストリって何?注意点は?
レジストリは、Windowsの設定が保存されている「システムの心臓部」みたいな場所です。
ここをいじると強力な設定変更ができる反面、間違えるとWindowsが起動しなくなる可能性もあるので、慎重に操作してください。
⚠️ 必ずやること
- 手順通りに正確に操作する
- 可能ならシステムの復元ポイントを作成しておく
- 自己責任で行う
不安な人は無理にやらなくてもいいです。でも「もうOneDriveには我慢できない!」って人は、以下の手順を試してみてください。
Home版向け手順1:レジストリエディタを開く
- 「Windowsキー+R」を押す
- 「regedit」と入力して「OK」をクリック
- 「ユーザーアカウント制御」が出たら「はい」をクリック
Home版向け手順2:OneDriveを無効化する設定を追加
ここからが本番です。落ち着いて一つずつ進めていきましょう。
ステップ1:レジストリの場所を移動する
レジストリエディタの左側で、フォルダをクリックして開いていく感じで、以下の場所まで移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE
└ SOFTWARE
└ Policies
└ Microsoft
└ Windows
エクスプローラーでフォルダを開くのと同じ要領ですね。
ステップ2:新しいキーを作成する
- 「Windows」フォルダの上で右クリック
- 「新規」→「キー」を選択
- 新しいキーの名前を「OneDrive」にする
ステップ3:設定値を追加する
- 作成した「OneDrive」キーを選択した状態で、右側の空白部分で右クリック
- 「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択
- 名前を「DisableFileSyncNGSC」にする(コピペ推奨)
- 作成した「DisableFileSyncNGSC」をダブルクリック
- 「値のデータ」を「1」に変更して「OK」
- レジストリエディタを閉じて、PCを再起動
これで、Windows UpdateがあってもOneDriveは自動インストールされなくなります!
さらに念押し:Microsoft Storeからの復活も防ぐ
OneDriveはMicrosoft Store経由でも復活することがあるので、もう一つ設定を追加しておきましょう。
ステップ1:再び場所を移動
- 再びレジストリエディタを開く(手順は上記と同じ)
- 以下の場所に移動します
HKEY_LOCAL_MACHINE
└ SOFTWARE
└ Microsoft
└ Windows
└ CurrentVersion
└ Policies
└ Explorer
ステップ2:設定値を追加
- 右側で右クリック→「新規」→「DWORD(32ビット)値」
- 名前を「DisableOneDrive」にする
- ダブルクリックして「値のデータ」を「1」に変更
- PCを再起動
これで二重のブロックがかかり、OneDriveの復活をほぼ完全に防げます!
Home版での注意点
レジストリ編集は確かに効果的ですが、いくつか知っておくべきことがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 元に戻す方法 | 同じ手順で値を「0」に戻すか、作成した項目を削除する |
| アップデート後 | まれに設定がリセットされることがあるので、年1回くらいは確認した方が安心 |
| サポート | 完全に自己責任。万が一トラブルが起きても、Microsoftはサポートしてくれません |
私も最初はビビりながらやりましたが、手順通りにやれば問題なく完了しました。まあ、正直「本当に大丈夫かな…」って不安になって、しばらく放置してた時期もありますけどね(笑)。
最後に
OneDriveを完全に削除して復活させない方法、いかがでしたか?
今まで散々、ほんとうにゾンビのように復活してきたOneDriveですが、これでほんとにほんとにオサラバです。
📌 Pro/Enterprise/Education版をお使いの方
- コントロールパネルから普通にアンインストール(バックアップを忘れずに!)
- AppLockerで実行をブロックする規則を作成
- これでWindows Updateがあっても復活しない
📌 Home版をお使いの方
- コントロールパネルから普通にアンインストール
- レジストリエディタで「DisableFileSyncNGSC」と「DisableOneDrive」を設定
- より確実にブロックできる
OneDriveは便利な人には便利なんでしょうけど、使わない人からするとただの邪魔者ですよね。今回紹介した方法で、ストレスフリーなPC環境を手に入れてください。
設定はちょっと手間ですが、「もうOneDriveの通知が来ない!」という快適さは、その手間を上回る価値がありますよ。自分のWindows環境に合った方法を選んで、ぜひ試してみてくださいね!

ではでは、参考までに。

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