パソコンを使っていて、突然文字の形がおかしくなったり、表示が乱れたりした経験はありませんか?
それ、もしかすると「フォントキャッシュ」が原因かもしれません。
Windowsでは、フォントの読み込みを早くするために一時的なデータを保存していますが、これが壊れるとフォントが崩れることがあります。
この記事では、そんなときに役立つ「フォントキャッシュのリセット方法」をわかりやすく解説します。
フォントの形がおかしくなったときはこれで解決!
まずはこれをやろう!
フォントが崩れたら、Windowsのフォントキャッシュをリセットしてみよう!
フォントの表示がおかしいときは、まず「フォントキャッシュのリセット」を試してみるのが効果的です。これにより、Windowsが保存している古いフォント情報を削除し、正しい状態に再構築できます。特別なソフトは不要で、Windowsの標準機能だけで対応可能です。
なぜフォントキャッシュが原因なの?
フォントキャッシュが壊れると、文字の表示が乱れることがある
Windowsでは、フォントの読み込みを早くするために「フォントキャッシュ」という仕組みを使っています。これは一度使ったフォント情報を保存しておくことで、次回以降の表示をスムーズにするためのものです。しかし、以下のようなタイミングでキャッシュが壊れることがあります。
- フォントを大量にインストール・削除したとき
- Windowsのアップデート後
- 特定のアプリがフォントを独自に扱っているとき
壊れたキャッシュが残っていると、文字が正しく表示されなくなったり、別のフォントに置き換わったりすることがあります。
実際の手順を見てみよう
フォントキャッシュのリセット手順(Windows 10/11対応)
以下の手順で、フォントキャッシュを安全にリセットできます。
手順 | 内容 |
---|---|
1 | キーボードで「Windowsキー+R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開く |
2 | 「services.msc」と入力してEnterキーを押す |
3 | 「Windows Font Cache Service」を探して右クリック → 「停止」を選択 |
4 | 「Windows Presentation Foundation Font Cache 3.0.0.0」も同様に停止 |
5 | エクスプローラーで以下のフォルダに移動C:\Windows\ServiceProfiles\Local Service\AppData\Local |
6 | 「FontCache」から始まるファイル(.dat)をすべて削除 |
7 | PCを再起動し、サービスが自動的に再構築されるのを確認 |
一部のファイルは削除できない場合があります。その場合は再起動後に再度試してください。隠しファイルが表示されていない場合は、表示設定を変更する必要があります。
最後に
フォントが崩れたら、焦らずキャッシュのリセットを試してみよう
文字が読みにくくなると、作業効率も気分も下がってしまいますよね。でも、原因が「フォントキャッシュ」にあるなら、リセットするだけで簡単に直ることも多いです。
今回紹介した方法は、Windowsの標準機能だけでできるので安心。フォントが崩れるトラブルに悩まされたら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
次回は、フォントの選び方やおすすめの無料フォントについても紹介していきますので、お楽しみに!

ではでは、参考までに。
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