今日は微妙な天気です。午後から暖かくなるそうですが⋯
どうも、スプリングウィンド白川です。
本日も過去問道場の計算問題を中心に、過去問を続きから解いていきたいと思います。
お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
それではいってみよーやってみよー!
過去問の計算問題を解いてみた⑥
問題71
問題
本社の10部署に合計50台のPCがあり,表計算ソフトが50ライセンスと各部署に最低1冊,すなわち合計10冊以上のマニュアルを必要としている。表に示す条件の場合,最も安く購入できる組合せはどれか。


ITパスポート平成29年春期 問20
解答
ア~エを計算していきます。
ア:10ライセンス × 5個 + マニュアル5冊(5000円 × 5冊)
= 13000 × 10 × 5 + 5000 × 5
= 650000 + 25000
= 675000
イ:20ライセンス × 1個 + 10ライセンス × 3個 + マニュアル6冊(5000円 × 6冊)
= 12000 × 20 + 13000 × 3 × 10 + 5000 × 6
= 240000 + 390000 + 30000
= 660000
ウ:20ライセンス × 2個 + 10ライセンス × 1個 + マニュアル7冊(5000円 × 7冊)
= 12000 × 20 × 2 + 13000 × 10 × 1 + 5000 × 7
= 480000 + 130000 + 35000
= 645000
エ:20ライセンス × 2個 + 1ライセンス × 10個
= 12000 × 20 × 2 + 15000 × 10
= 480000 + 150000
= 630000
従って、解は20ライセンスを2個、1ライセンスを10個購入したときとなります。
問題72
問題
損益計算資料から求められる損益分岐点となる売上高は何百万円か。

ITパスポート平成21年秋期 問13
解答
①損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1 - 変動費率)
②変動費率 = 変動費 ÷ 売上高
の式より解答を求めてみます。
②より、
変動費率 = (140 + 100) ÷ 400 = 240 ÷ 400 = 0.6
①に②を代入して、
損益分岐点売上高 = (100 + 20) ÷ (1 - 0.6) = 120 ÷ 0.4 = 300
従って、解は300百万円となります。
問題73
問題
クロック周波数が1.6GHzのCPUは,4クロックで処理される命令を1秒間に何回実行できるか。
ITパスポート平成23年特別 問60
解答
1クロックでクロック周波数1.6GHzのCPUが処理する回数は、
1.6GHz = 1.6 × 109 クロック回
となります。
1処理に4クロック分かかるので、
実行回数 = 1.6 × 109 クロック回 ÷ 4クロック = 0.4 × 109 回 = 400000000 = 4億回
したがって、解は4億回となります。
問題74
問題
数字が書かれた箱を図のように積み上げてある。表に示す操作を,操作1,操作2,操作3,操作4の順に行った場合,操作4が終わったときの箱の状態はどれか。


ITパスポート平成21年秋期 問54
解答
操作1~操作2を順番に行っていきます。
操作1:
2つ取り出すので、
箱:2, 2, 1
4と3を加算し、箱に戻すので、
4 + 3 = 7
箱:7, 2, 2, 1
操作2:
3を新たに一番上に積むので、
箱:3, 7, 2, 2, 1
操作3:
3つ取り出し平均値を求めるので、
(3 + 7 + 2) ÷ 3 = 4
箱:4, 2, 1
操作4:
2つ取り出し差の絶対値を求めるので、
abs(4 - 2) = 2
箱:2, 1
従って、解はイの箱:2, 1となります。
問題75
問題
与信限度額が3,000万円に設定されている取引先の5月31日業務終了時までの全取引が表のとおりであるとき,その時点での取引先の与信の余力は何万円か。ここで,受注分も与信に含めるものとし,満期日前の手形回収は回収とはみなさないものとする。

ITパスポート令和4年 問11
解答
売上計上が売掛金となり、一時的な借金となるので、
- 400 + 400 - 300 - 600 - 200 = -1100
これを与信限度額から引くと、
3000 - 1100 = 1900
※5/10の手形回収は満期日前の手形回収のため回収されない。
従って、解は1900万円となります。
問題76
問題
導入予定のシステムについて,3種類の実現方式を検討している。各実現方式で見込まれる費用の内訳が表のとおりであるとき,導入後の運用期間を10年とした場合の開発·導入,運用,保守の総費用の大小関係を表したものはどれか。ここで,利用者は毎年4,000人で一定とする。また,記載のない条件(10年後の除却費,更改費用など)は考慮しない。


ITパスポート平成28年春期 問22
解答
総費用 = 運用費 × 運用期間 + 保守費 × 運用期間 + 初期費用
というような式で解けそうなのでやってみます。
A案:
500万 × 10年 + 200万 × 10 + 40000万 = 5000万 + 2000万 + 40000万 = 47000万
B案:
20000万 × 0.15 × 10年 + 20000万 = 30000万 + 20000万 = 50000万
C案:
1万 × 4000人 × 10年 + 300万 × 10年 + 5000万 = 40000万 + 3000万 + 5000万 = 48000万
このことから、B案>C案>A案であることがわかります。
従って、解はウのB案>C案>A案となります。
問題77
問題
セルA1~A10に表のような数値が入力されており,セルB1~B10に計算式が入力されている。このときのセルB1~B10の計算結果とセルC1~C10の計算結果がそれぞれ同じ数値となるようにするために,最初にセルC10に計算式を入力し,次にセルC10をセルC1~C9に複写したい。セルC10に入力する計算式として,正しいものはどれか。


ITパスポート平成21年春期 問87
解答
列Bの内容を紐解くと、A1~A10の和を求めています。
従って、解はアの合計(A$1~A10)となります。
問題78
問題
ある商品を5,000個販売したところ,売上が5,000万円,利益が300万円となった。商品1個当たりの変動費が7,000円であるとき,固定費は何万円か。
解答
利益 = 売上高 - 変動費 - 固定費
の式で解けそうなので、これで解いていきたいと思います。
利益 = 300
売上高 = 5000
変動費 = 0.7 × 5000 = 3500
このことから、
300 = 5000 - 3500 - 固定費
固定費 = 5000 - 3500 - 300 = 1500 - 300 = 1200万円
従って、解は1200万円となります。
問題79
問題
1個の製品Aは3個の部品Bと2個の部品Cで構成されている。ある期間の生産計画において,製品Aの需要量が10個であるとき,部品Bの正味所要量(総所要量から引当可能在庫量を差し引いたもの)は何個か。ここで,部品Bの在庫残が5個あり,ほかの在庫残,仕掛残,注文残,引当残などは考えないものとする。
解答
1個の製品を作るのに3個の部品Bと2個の部品Cが必要であることから次の式が導き出されます。
製品A = 3 × 部品B + 2 × 部品C
製品Aが10個であるとき、部品Bは30個必要となります。
在庫が5個あるため、正味所要量を求めると、
正味所要量 = 30 - 5 = 25個
従って、解は25個となります。
問題80
問題
Cさんの生産性は,Aさんの1.5倍,Bさんの3倍とする。AさんとBさんの2人で作業すると20日掛かるソフトウェア開発の仕事がある。これをAさんとCさんで担当した場合の作業日数は何日か。
解答
CさんとAさん、Bさんの作業比率を求めると、
C = 1.5 × A
C = 3 × B
これから、AさんとBさんの式が導き出せます。
1.5 × A = 3 × B
B = 0.5 × A
AさんとBさんの2人で20日かかるソフトウェア開発の仕事量を人日で表すと、次の式で表せます。
(A + B) × 20 = (1 + 0.5) × A × 20
1.5 × A × 20 = 30 × A
AさんとCさんで担当したときの日数をnとすると、
(A + C) × n = 30 × A
(A + 3 × B) × n = 30 × A
(A + 3 × 0.5 × A) × n = 30 × A
2.5 × A × n = 30 × A
n = 30 ÷ 2.5 = 12
従って、解は12日となります。
合わせて読みたい
最期に
いかがでしたでしょうか?
今日は出だしが調子が出ず、10問いけるかどうかと思っていたのですが、なんとか10問解くことができました。
結構いろいろな種類の問題に対応できるようになってきたのではと思います。
さて、本日の成績です。


ではでは、参考までに。
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