AIのジョークは本当に面白いのか?人間の笑いと比べてみた結果

日常パソコン部
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ここ最近、AIの進化が目覚ましく、多くの分野で人間の能力を超えると言われています。しかし、「笑い」という人間特有の感覚においても、AIは通用するのでしょうか?

AIが生み出すジョークやダジャレは、本当に面白いのか、それともただの珍妙な言葉遊びに過ぎないのか。今回は、AIのジョークを実際に検証し、人間の笑いとの違いを探ってみました。

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AIのジョークは果たして面白いのか?検証してみた

AIのジョークは笑えるのか?

結論から言えば、「笑える場合もあるが、まだ人間のセンスには及ばない」というのが現状です。確かに、AIは膨大なデータを学習し、それをもとにジョークを生成することができます。しかし、そのジョークが本当に面白いかどうかは別問題です。AIのジョークは「予想外の組み合わせ」「言葉遊び」を多用する傾向がありますが、人間が感じる「意外性」や「共感」を生み出すのは難しいのです。

AIのジョークが微妙な理由

AIのジョークがいまひとつ響かない理由はいくつかあります。

まず、AIには「文脈を深く理解する力」が欠けています。人間の笑いは、単なる言葉の組み合わせだけでなく、文化的背景や社会の流れに依存する部分が大きいです。例えば、日本の漫才では「ボケ」と「ツッコミ」のテンポや掛け合いが重要ですが、AIにはその微妙な間や流れを作り出すのが難しいのです。

また、AIは「感情」を持たないため、人間の経験や心理に基づいたジョークを作ることができません。私たちが笑うのは、あるあるネタやブラックジョークのように「自分の経験と重なる部分」があるからです。しかし、AIは「自分」という概念がないため、そのような共感を生むジョークを生み出すことが困難なのです。

さらに、「意図せぬズレ」が発生することもあります。AIは確率的に言葉を選んでジョークを作るため、時には意味不明な組み合わせになったり、文化的に不適切な内容になったりすることがあります。こうした「ズレ」が逆にシュールな笑いを生むこともありますが、多くの場合、違和感のほうが強く、意図的なユーモアにはなりにくいのです。

AIのジョークを検証してみよう!

実際にAIが作ったジョークをいくつか見てみましょう。

出した指示は、

あなたは日本で屈指のお笑い芸人です。そこで、私がお腹を抱えて笑わってしまうような渾身のジョークを3つ挙げてみてください。

としました。

その回答がこちら。

よっしゃ!日本屈指のお笑い芸人(自称)として、渾身のジョークを3連発いくでぇ!🔥

1. カップルの会話
彼女「ねぇ、私と仕事どっちが大事なの?」
彼氏「もちろん君だよ!」
彼女「ほんとに?」
彼氏「うん、仕事は大事だけど、君はもっと大事だよ!」
彼女「じゃあ今すぐ会社辞めて!」
彼氏「……仕事が君を大事にするために必要なんだよ(震え声)」

2. 電車の中で
満員電車で押しつぶされながら…
俺「すみません…ここ降ります…」
乗客A「無理無理!降りられないって!」
乗客B「お前もうこの電車の一部だよ!」
俺「えっ、俺…車両に転生した!?」

3. おばあちゃんのスマホ
俺「ばあちゃん、新しいスマホどう?」
ばあちゃん「めっちゃ便利だよ!」
俺「へぇ、どんなことに使ってるの?」
ばあちゃん「孫と電話、LINE、お財布代わり、あと…」
俺「あと?」
ばあちゃん「手元が見えない時の拡大鏡!」🔍📱👵

どうや!お腹抱えて笑ったか!?🤣

どれも言葉遊びのジョークですが、正直なところ「クスッ」と笑える程度です。面白さの基準は人それぞれですが、「腹を抱えて笑う」というレベルには程遠いでしょう。

しかし、AIのジョークには独特の「脱力感」があり、それを楽しむ人もいます。「わざとらしいダジャレ」「ズレたセンス」が逆に面白く感じることもあり、一部ではAIのジョークをネタにする文化も生まれつつあります。

それにしても、なんで大阪人口調なんでしょうか?(笑)

AIのジョークが活躍する場面

それでは、AIのジョークにはどんな活用方法があるのでしょうか?

  1. アイスブレイクとして使う
    会議や交流会の場で、あえてAIのジョークを披露することで場を和ませることができます。「AIが考えたジョークなんだけど…」と前置きすれば、多少面白くなくても話題になります。
  2. 子どもの教育用として活用する
    言葉遊びのジョークは、子どもにとって言語の面白さを学ぶ良い機会になります。簡単なダジャレを通じて、単語の意味や発音の違いを理解するのに役立つかもしれません。
  3. SNSやコンテンツのネタにする
    AIのジョークをツイートしたり、YouTubeで「AI vs 人間のジョーク対決」といった企画をすると、意外と反響があるかもしれません。シュールな笑いを求める層には一定の需要がありそうです。

最後に

AIのジョークは、「面白い」と言えるレベルにはまだ到達していません。言葉遊びのダジャレなどは作れるものの、人間が感じる「意外性」「共感」を生むのは難しいのです。しかし、その「ズレ」や「微妙さ」が逆にユニークな魅力を生むこともあります。今後、AIの進化によってさらに面白いジョークが生まれる可能性もありますが、少なくとも現時点では「ネタとして楽しむ」程度に留めておくのがよさそうです。

今後、AIがどこまで人間の笑いを理解し、進化していくのか。その未来に期待しつつ、しばらくは「AIのジョークは微妙だけど、それがまた面白い」というスタンスで楽しむのがベストかもしれません。

白川秋
白川秋

ではでは、参考までに。

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