オープンソースのメールクライアント「Thunderbird(サンダーバード)」の最新バージョン ver128.7.0esr が、2024年2月5日にリリースされました。本アップデートでは、11件の脆弱性に対応し、セキュリティの強化が図られています。
Thunderbird ver128.7.0esrがリリースされました
マイナーアップデートとは?
今回のバージョン ver128.7.0esr は、マイナーアップデートに分類されます。マイナーアップデートとは、ソフトウェアの大幅な機能追加や変更を伴わない、小規模な更新のことを指します。通常、バグ修正やセキュリティの改善が主な目的となります。
アップデート内容
本バージョンで適用された修正・改善点は以下の通りです。
- リンク内の画像をクリックすると、リンクを開かずに拡大されることがある
- 空のフォルダを圧縮できずに書き込みエラーが起きる
- 破損したローカルストレージを持つIMAPフォルダの圧縮が書き込みエラーで失敗する
- 再起動後にPDFファイルを開いていたすべての復元タブに、同じ添付ファイルが表示される
- CalDAVアイテム処理中に例外が発生すると、後続のアイテム処理が停止する
- コンテキストメニューで電子メールアドレスを別のフィールドに移動できない
セキュリティ関連の修正内容はこちらから見ることができます。CVE番号ベースでの修正が全部で11件。深刻度の内訳は、致命的(critical)が0件、高い(high)が4件、適度(moderate)が3件、低い(low)が4件となっています。
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Thunderbirdを安全に使用するために、最新版への更新を推奨します。アップデートは、ソフトウェア内の更新機能または公式サイトから実施できます。
最後に
今後もThunderbirdの動向に注目し、重要な情報をお届けしていきたいと思います。
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白川秋
ではでは、参考までに。
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