サーティファイExcel1級の模擬問題2を解いていると、SUMIFS関数を使った問題が出ました。いままでも知識としてはあった関数ですが、実際に問題として目にする機会が少なく、解いてみると案の定テンパってしまいました。
そこで本日は、SUMIFS関数のおさらいを行っていきたいと思います。
SUMIFS関数のおさらい
SUMIFS関数
SUMIFS関数は、複数の条件に合致するセルの数値を合計するための関数です。SUMIF関数が1つの条件で合計を行うのに対し、SUMIFS関数では複数の条件を指定でき、それぞれの条件を満たすデータだけを合計できます。たとえば、売上データから特定の地域や期間、商品カテゴリーなどの条件を組み合わせて合計を出すことができます。
書式
=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], …)
- 合計範囲: 合計する数値が入っているセル範囲です。実際に合計したいデータを指定します。
- 条件範囲1: 最初の条件をチェックするセル範囲を指定します。
- 条件1: 条件範囲1に対して指定する条件です。数値、文字列、比較演算子などを使って条件を指定します。
- [条件範囲2, 条件2]: (任意) 追加の条件範囲と条件です。2つ目以降の条件を指定し、複数条件でフィルタリングします。
「もし条件範囲の中が条件に合致するならば、合致した合計範囲の和を計算する」となります。
条件範囲1が文字列“apple”, “apple”, “apple”, “banana”とあって、条件範囲2が文字列“特上”, “並”, “特上”, “特上”となっていて、さらにその下の段に“100”, “200”, “300”, “450”とある場合、条件1が“apple”で条件2が“特上”のとき、合計範囲を数値の段に指定すると、和は“400”となります。
SUMIFS関数の応用問題
以下の指示に従って、「集計表」の「合計売上額」(G6)を設定しなさい。
- SUMIFS関数を使用して、「販売実績表」(B8からI48)から、「集計表」の「店舗名」(E6)および「商品名称」(F6)に該当する「売上額」の合計を表示する。
- 桁区切りスタイルを設定する。
解き方
まず、必要となるセルがどこかを見ていきましょう。
条件を満たす売上額を求めたいので、まずは売上額のセルが必要です。そして、その条件として集計表の店舗名と商品名称が必要になります。
したがって、必要となるセルは、売上額のセル(I8からI48)、集計表の店舗名(E6)と比較する店舗名の範囲(C8からC48)、集計表の商品名称(F6)と比較する商品名称の範囲(D8からD48)となります。
もう簡単ですね。あとは書式に当てはめていけばいいだけです。
=SUMIFS(I8:I48,C8:C48,E6,D8:D48,F6)
これをセルG6に入力すると、ご覧のような結果が算出されます。
基本を抑えておけば、なんということのない問題です。しかし、私は混乱していたので次のような間違いを犯してしまいました。
=SUMIFS(I8:I48,C8:C48,“=E6″,D8:D48,”=F6″)
これは悪い例です。条件ということで、比較を行おうとしてしまったんですね。もちろん、この結果は条件を満たさないので、「0」となります。
ほかにも様々な間違い方があると思いますが、正答例を参考にしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
私がひっかかったということでおさらいをしたわけですが、関数は様々なものが出てきますので、すべてを間違わずに覚えるということは難しいと感じました。
これからも、しっかりとおさらいをしながら学習していきたいと思います。
ではでは、参考までに。
おまけ
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