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Gemini 4 Carbonとは?世界一の評価を取ったGoogleの最強AI、なのに私たちが使えない理由をやさしく解説

Googleが、また新しいAIを発表しました。
名前は 「Gemini 4 Carbon(ジェミニ・フォー・カーボン)」 です。

しかも、世界のAIランキングで 1位 を取りました。

ところが、このAIは私たちにはまだ使えません。
いったい、なぜなのでしょうか。

この記事では、そのすごさと使えない理由をやさしく解説します。

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この記事のポイント

  1. GoogleのGemini 4 Carbonが、世界のAIランキングで1位を取った
  2. 得意なのはセキュリティ。システムの弱点を見つけて直す力がずば抜けている
  3. 強すぎるので、まずは「守る専門家」だけに配られ、一般公開はまだ先

Gemini 4 Carbonとは?わずか2週間で出た最強AI

まずは、Gemini 4 Carbonがどんなものかを見ていきましょう。

Argonからたった2週間で登場

Gemini 4 Carbonは、10月28日に発表された最新AIです。
実は、Googleは2週間前にも新しいAIを出したばかりでした。

それが「Gemini 4 Argon」です。

つまり、たった2週間で、さらに強いAIが出てきた のです。
例えるなら、新しいスマホを買った2週間後に、もっとすごい機種が出たようなものです。
最近のAIの進化は、それくらい速いのです。

世界のAIランキングで1位に

さらに驚くのが、その成績です。
AIの実力を比べる第三者のランキングがあります。

「Artificial Analysis」という会社のランキングです。

ここで、Gemini 4 Carbonは 59点を取って1位 になりました。
しかも、OpenAIやAnthropicの最新AIを上回っています。

詳しい成績はGIGAZINEの記事で紹介されています。

これまでGoogleは、ライバルに少し遅れていると言われていました。
そのため、今回の1位はGoogleにとって大きな逆転劇なのです。

Gemini 4 Carbonが得意なのは「セキュリティ」

では、Gemini 4 Carbonは何が得意なのでしょうか。

答えは、セキュリティ です。

システムの「穴」を見つけて、直すのが得意

例えるなら、Gemini 4 Carbonは 「腕利きの防犯のプロ」 です。
家の鍵の弱いところや、割れやすい窓を一瞬で見つけます。

さらに、それをどう直せばいいかまで教えてくれます。
実際、テストではこんな成績を出しました。

テストの内容Gemini 4 Carbonの成績
システムの弱点(穴)を見つける88.2%
見つけた穴を直す71.0%
安全なプログラムを書くArgonの2倍以上

これらの数字は、gori.meの記事で紹介されています。

だまされにくさも、ほぼ完ぺき

また、Gemini 4 Carbonは だまされにくい ことも分かっています。

例えば、AIをだます「プロンプトインジェクション」という手口があります。
手紙に「読んだら金庫を開けること」と書いて、AIに読ませるような手口です。

しかし、テストではこの手口の成功率を 0% に抑えたそうです。
つまり、防犯のプロ自身も、だまされない体質になっているのです。

なぜGemini 4 Carbonは私たちに使えないの?

ここが、今回いちばん大事なポイントです。

これほど強いのに、なぜ一般の人は使えないのでしょうか。

「穴を見つける力」は、攻撃にも使えてしまう

理由は、Gemini 4 Carbonが 強すぎるから です。

もう一度、防犯のプロの例えで考えてみましょう。
防犯のプロは、家の弱点を誰よりもよく知っています。

ということは、もし悪い人の味方をしたら、どうなるでしょうか。

そうです。誰よりも上手な泥棒 にもなれてしまうのです。

AIも同じで、システムの穴を見つける力は、そのまま攻撃にも使えます。
実際、最近は日本でも、AIが企業への攻撃に使われる事件がありました。

詳しくは中国系AIツール「ARTEX」の記事で書いています。

まずは「守る人」だけに配られる

そのため、Googleはとても慎重に配ることにしました。

まず、サイバー攻撃から会社を守る専門家だけに渡します。
次に、「Fairwind Program」で信頼できる相手に広げます。
そして最後に、一般の人にも公開する予定です。
さらに、アメリカ政府による公開前のチェックも受けています。

つまり、国のチェックを受けてから世に出す ということです。
例えるなら、新しい薬が、試験に合格してから薬局に並ぶのと似ています。

一般公開はいつ?

では、私たちはいつ使えるのでしょうか。

結論から言うと、一般公開の時期はまだ発表されていません。
Googleは「できるだけ早く」と話しています。

ちなみに、前のArgonは発表から13日後に一般公開されました。
そのため、Carbonも年内には使えるようになるかもしれません。

「ベンチマークだけ」という冷静な声も

一方で、今回の発表には冷静な見方もあります。
GIZMODOの記事では、こんな指摘がされています。

たしかに、テストの点数が高いことと、実際の仕事で役に立つことは別です。
例えるなら、テストが満点でも、仕事ができるかは別 というのと同じです。

そのため、本当の実力は、一般公開されてから分かると言えそうです。

一緒に発表された「Genie 4」もすごい

ところで、Googleは同じ時期に、もう1つ面白いAIを発表しています。

それが 「Genie 4(ジーニー・フォー)」 です。

Genie 4は、文章で指示すると 動き回れる仮想の世界を作ってくれるAI です。
例えば「雨の日の古い町並み」と頼むと、そこを歩き回れます。

ゲームや勉強、映画づくりなどに使えると期待されています。
ただし、こちらもまだ実験段階で、すぐには使えません。

Gemini 4 Carbonは私たちにどう関係する?

では、このニュースは私たちの生活にどう関係するのでしょうか。

今すぐ使いたいなら、まずはArgon

まず、今すぐ使いたい人は Gemini 4 Argon を試しましょう。

Argonは、月額2,900円の「Google AI Pro」に入れば使えます。
Carbonほどではないものの、こちらも世界トップクラスのAIです。

「守るAI」が、私たちのネットを安全にしてくれるかも

さらに、「守るAI」が広まると、うれしいことがあります。
それは、私たちが使うサービスが、もっと安全になる ことです。

例えば、ネットショップやゲームにも、見えない穴があります。
もしAIが、悪い人より先にその穴を見つけて直してくれたらどうでしょう。

情報漏えいや乗っ取りの被害が、ぐっと減るかもしれません。

中国製AIとの「差」も広がる?

また、先日の記事では、中国の「Kimi K3.1 Pro」を取り上げました。
Kimiは賢いものの、だまされやすさが心配だと書きました。

詳しくはKimi K3.1 Proの記事をご覧ください。

一方で、Gemini 4 Carbonは、だまされにくさでもトップクラスです。
つまり、賢さと安全さを両立したAI が出てきたのです。

まとめ:Gemini 4 Carbonは「最強の防犯のプロ」

最後に、今回の内容をまとめます。

Gemini 4 Carbonは、例えるなら「最強の防犯のプロ」です。
だからこそ、悪い人の手に渡らないよう、慎重に配られています。

私たちが使えるようになるのは、もう少し先になりそうです。
それまでは、Argonで最新AIの実力を体験しておくのがおすすめです。

白川秋

ではでは、参考までに

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