「YouTubeはスピーカーで流したいけど、通話の声はイヤホンで聞きたい…」
そんなワガママ、実はWindowsさんがOKって言ってくれてるんです。しかも追加のソフトを買う必要もゼロ。マウスをカチカチするだけで、アプリごとに「音の出口」をパッと分けられちゃいます。
今日はその魔法みたいな設定を、いっしょにやってみましょう。
この記事のポイント
- 音量ミキサーでアプリごとに出口を選べる
- Spotifyはスピーカー、通話はイヤホンも自由自在
- 設定は一度やれば次回もそのまま覚えてくれる
6分59秒でわかるまとめ動画
Windowsの「音量ミキサー」が全部やってくれます
さっそく結論からいきますね。
アプリごとに音の出口を分ける魔法の正体は、Windows 11に最初から入っている 「音量ミキサー」 という機能です。Windows 11の標準機能である「音量ミキサー」で設定すれば、アプリごとに音の出口を固定する、スマートなオーディオ管理が可能なんです。
つまり、新しいアプリを買ったり、むずかしいことを覚えたりする必要はナシ。あなたのパソコンには、もうこの機能がちゃんと入っています。あとは開いて、ポチッと選ぶだけ。
「え、そんな簡単なの?」って思いますよね。はい、簡単なんです(笑)。
たった4ステップで音の出口を分ける
では、実際のやり方を見ていきましょう。ここが一番大事なところなので、いっしょにゆっくり進めますね。
やることは、大きく分けて次の4つだけです。
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① | 画面右下のスピーカーのマークを「右クリック」 |
| ② | 「音量ミキサーを開く」をクリック |
| ③ | 出口を変えたいアプリを選ぶ |
| ④ | 「出力デバイス」で好きな機器を選ぶ |
もう少しくわしく説明しますね。
① スピーカーのマークを右クリック
画面のいちばん下、右っかわに、小さなスピーカーのマーク(🔊みたいなやつ)があります。これを右クリックしてください。左クリックだと全体の音量しか出てこないので、ここは「右」がポイントです。
② 「音量ミキサーを開く」を選ぶ
メニューが出てきたら、その中の「音量ミキサーを開く」をクリック。すると設定画面がひらきます。 ちなみに、キーボードの 「Windowsマーク」+「A」 を同時に押しても、クイック設定というのがパッと出てきます。こっちも覚えておくと便利ですよ。
③ 出口を変えたいアプリを選ぶ
画面をちょっと下にスクロールすると、「アプリ」というところに、今動いているアプリの名前がずらっと並んでいます。起動中のアプリが音量ミキサーに表示されます。起動していないアプリは表示されません。
ここ、大事です。先にアプリを起動して、音を鳴らしておく必要があります。SpotifyならSpotifyを開いて、曲を再生してから設定するイメージです。
④ 「出力デバイス」で機器を選ぶ
アプリを選ぶと、「出力デバイス」という項目が出てきます。ここのボックスをクリックすると、あなたのパソコンにつながっている機器(スピーカー、イヤホン、ヘッドセットなど)が一覧で出てきます。あとは好きなものを選ぶだけ!
たとえばこんな感じで分けられます。
| アプリ | 音の出口 |
|---|---|
| Spotify(音楽) | スピーカー 🔊 |
| Zoom・Teams(通話) | イヤホン 🎧 |
| YouTube(動画) | スピーカー 🔊 |
しかもうれしいことに、「音量ミキサー」でアプリごとに入出力先を選択しておくと、次回、アプリを起動した場合でもその設定が反映されるんです。一度やれば、パソコンがちゃんと覚えてくれるってことですね。えらい。
メリット・デメリット
いいことばかり言うのもズルいので、ちゃんと反対の面も見ておきましょう。
メリット(いいところ)
- いちいち機器を切り替える手間がなくなる
- 音楽を流しながら通話しても、音がゴチャ混ぜにならない
- 配信や在宅ワークの音まわりがグッと快適になる
- 無料でできる(追加ソフト不要)
デメリット(ちょっと注意なところ)
- アプリを起動していないと、一覧に出てこない
- アプリ更新や機器の抜き差し、Bluetooth接続の切り替え後に変わることがあります
- ブラウザは1つのアプリ扱いなので、タブごとには分けられない
デメリットといっても、正直そんなに困るものじゃないです。「あれ、音が変わっちゃった?」と思ったら、また音量ミキサーを見直せばOK、くらいの気持ちでいましょう。
これで大体なおります
「設定したはずなのに音が出ない!」というとき、あわてなくて大丈夫。次のことを順番にチェックしてみてください。
アプリが一覧に出てこないとき
そのアプリで音を鳴らしていますか? 対象アプリで音声や動画を再生した状態で、もう一度音量ミキサーを開いてください。それでも表示されない場合は、アプリを再起動するか、Windowsを再起動してから確認します。
アプリだけ音が出ないとき
出口がズレているかもしれません。Windows全体の出力先と、アプリごとの出力先が同じBluetoothイヤホンになっているか確認してください。アプリだけPCスピーカーやHDMIモニターに出力されている場合があります。
設定がぐちゃぐちゃになっちゃったとき
最後の手段があります。音量ミキサーの画面をいちばん下までスクロールすると、リセットのボタンがあります。これを押すと、アプリごとに設定されていた「音量」「出力デバイス」「入力デバイス」の内容が既定の状態に戻ります。迷子になったら、一回まっさらに戻してやり直すのもアリです。
もっと便利にしたい人へ
実はもうちょっと欲張りたい人向けに、無料の追加ソフトもあります。アプリごとに音量や再生デバイスを調整できるフリーソフト「EarTrumpet」というもので、全てのデバイスの音量調整などをショートカットキーに設定する機能もあるんです。標準機能に慣れてきたら試してみてもいいかもですね。(※あくまで上級者向けなので、まずは標準機能で十分ですよ)
最後に
いかがでしたか?「音の出口を分ける」なんて、なんだかプロっぽくて難しそうに聞こえたかもしれません。でも、やってみたら右クリックして選ぶだけでしたよね。
音楽はスピーカーでゆったり、通話はイヤホンでこっそり。この使い分けができるようになると、パソコンとの毎日がちょっと楽しくなります。特に配信をしている人や、おうちで会議が多い人には、本当におすすめの設定です。
さあ、この記事を閉じたら、さっそくスピーカーのマークを右クリックしてみてください。あなたの音の世界が、今日からちょっと快適になりますように。
ではでは、参考までに

