自分のPC(以下A)から仕事用ノートPC(以下B)へファイルを送ろうとしたら、なぜか失敗する……。でもBからAへは普通に送れる。「え、なんで?」ってなりますよね。
Wi-FiもBluetoothも正常、近距離共有の設定も問題なさそう。再起動しても直らない。こうなると「もしかして壊れた?」と不安になるものです。
実はこれ、Windows Updateのタイミングで複数の設定が静かに書き換えられてしまうことが原因になっているケースがほとんどです。私自身もまったく同じ症状を経験し、自力で解決しました。情報を共有したいので、その全記録をここにまとめます。
この記事のポイント
- A→Bだけ失敗する片方向トラブルはUpdateが原因のことが多い
- 「パスワード保護共有」と「ファイル共有設定」が最重要チェック項目
- 4つの設定を順番に直せば自力で完全解決できる
5分45秒でわかるまとめ動画
原因はUpdateによる4つの設定の書き換えだった
A→Bだけ送れなかった原因を調べた結果、Windows Updateによって以下の4つの設定が知らない間に変更されていたことがわかりました。
| 変更されていた設定 | 何が起きるか | |
|---|---|---|
| ① | ネットワークのパスワード保護共有がオンになった | B側が認証エラーでAからの受信を拒否する |
| ② | A側のWindowsが更新未適用のままだった | OSのバージョン差により片方向で通信が失敗する |
| ③ | ファイルとプリンターの共有(制限付き)が両PCでオフ | 受信側の通信が完全にブロックされる |
| ④ | B側のSMB1.0/CIFSが無効化されていた | ファイル共有のしくみが不安定になる |
この4つをすべて修正したところ、A→BもB→Aも両方向で正常に動作するようになりました!
なぜこれらの設定がA→Bの失敗につながるの?
① パスワード保護共有がオンになっていた
パスワード保護共有がオンになると、Windowsは「知らない相手からのアクセスは認証が必要」と判断します。その結果、AからBへ送ろうとしても、B側が「誰?ダメ!」と弾いてしまうんです。Update後にこっそりオンになることが多い要注意の設定です。
② A側のWindowsが更新されていなかった
近距離共有はOSのバージョンが揃っていないと相性問題が起きやすいです。今回はB側だけUpdateが当たっていて、A側が古いまま。この「バージョンのズレ」が、A→Bという特定方向だけ失敗する原因になっていました。
③ ファイルとプリンターの共有(制限付き)が両方オフ
近距離共有は内部的にWindowsの「ネットワーク探索」や「ファイル共有」の仕組みを使っています。この設定がプライベートネットワークで許可されていないと、受信側が通信をそもそも受け付けてくれません。両PCともチェックが外れていたので、Bが完全に受信をブロックしていたわけです。
④ B側のSMB 1.0/CIFSが無効化されていた
SMBとはWindowsがファイルをやりとりするときに使う通信のしくみのこと。「SMB 1.0/CIFS」という従来の方式が無効になると、環境によってはB側の受信処理が不安定になることがあります。直接の原因ではないものの、今回は複合的に影響していました。
実際に起きたトラブルの流れ(体験談)
実際のトラブルは次のような流れで起きました。
- 朝いつものようにA→Bで資料を送ろうとしたら「転送に失敗しました」と表示された
- 試しにB→AでファイルをAに送ってみたら、普通に成功した(ここで「片方向だけおかしい」と気づく)
- Wi-FiもBluetoothも正常。近距離共有の設定画面を見ても異常なし
- 前日の夜にB側でWindows Updateが自動的に実行されていたことを思い出す
- ネットワーク設定を細かく確認していくと、4つの項目が変わっていた
- A側も確認したら更新が未適用のままで、BとOSのバージョンがずれていた
- 4つの設定を1つずつ修正 → A→Bが無事に成功!双方向で復活
特に決定的だったのが「ファイルとプリンターの共有(制限付き)」が両PCともオフになっていたこと。ここを直すまで他の設定をいくら変えても改善しませんでした。
(最初は「まあ再起動したら直るだろ」と楽観視していたんですが、全然直らなくて笑。本腰入れて調べてよかったです。)
近距離共有のメリット・デメリット
| 内容 | |
|---|---|
| ✅ メリット | USBメモリもメール添付も不要でファイルをすぐ送れる |
| ✅ メリット | 設定が整っていれば転送速度も速くて快適 |
| ✅ メリット | 自宅PCと仕事用PCの連携がスムーズになる |
| ⚠️ デメリット | Windows Updateで設定が知らない間に変わりやすい |
| ⚠️ デメリット | 片方向だけ失敗するなど症状がわかりにくい |
| ⚠️ デメリット | 原因が複数の設定にまたがっていて特定に時間がかかる |
最後に
近距離共有でA→Bだけ送れなくなったときは、次の4点を上から順にチェックしてみてください。
- パスワード保護共有がオンになっていないか(B側のネットワーク設定で確認)
- AとB両方のWindowsが最新バージョンになっているか(Windows Update)
- ファイルとプリンターの共有(制限付き)が両PCでオンになっているか
- B側のSMB 1.0/CIFSの設定が変わっていないか(Windowsの機能の有効化/無効化)
「自分PCから仕事PCに送れない」という症状は、Updateのたびに起きる可能性があります。一度解決の手順を覚えておくと、次回は短時間でサクッと直せますよ。
近距離共有は使えると本当に便利な機能です。ぜひ諦めずに試してみてください!
(2026年2月26日現在の情報をもとに執筆しています)
ではでは、参考までに

