【Excel】条件に合ったデータを集計!DSUM関数の使い方を解説【初心者向け】

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先日は、ビジネス能力検定サーティファイのExcel®表計算処理技能認定試験1・2級の問題集の模擬問題1を解いてみました。

問題だけでも、実技練習問題1・2・3模擬問題1・2・3・47種類もあり、これは勉強になると思いました。この記事の終わりで問題集へのリンクを貼ってありますので、ご購入希望の方は是非そちらのリンクからご購入のほどよろしくお願いいたします。

さて、今回の問題で引っかかったのは、セルの書式設定のユーザー定義DSUM関数ゴールシークの3つでした。

DSUM関数でつまづいたのは、フィールドと条件に何を設定すれば良いかが全く検討がつかなかったということからでした。

結果として、問題を解くことができず、飛ばしてしまいました。というわけで、勉強と復習も兼ねて記事にしたいと思いました。

本日は、DSUM関数の使い方と設定方法について調べていきたいと思います。

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DSUM関数の使い方

DSUM関数とは?

DSUM関数について調べてみました。

DSUM関数は、指定した条件に合うデータを合計するための関数です。データベース形式の表から条件に一致する行を抽出し、特定の列の数値を合計します。使い方は、データ範囲、条件範囲、集計する列を指定するだけです。

とのことです。
しかし、その条件範囲に何を指定すればいいのか、集計する列とはフィールドのことでしょうか?何を指定すればいいのか全くわかりません。

順を追って調べていきましょう。

DSUM関数のデータベースとは?

DSUM関数の「データベース」とは、集計の対象となる表全体を指します。列見出しと、その見出しの下に配置されたデータの範囲を含みます。この表の中から、特定の条件に基づいて数値を合計します。

例:
A1に「商品名」「売上金額」「担当者」という表がある場合、この範囲がデータベースになります。DSUM関数を使って、この範囲から売上金額を条件に応じて集計します。

=DSUM(A1:C10, “売上金額”, E1:F1)

ここで表が10行あるとき、A1からC10がデータベースの範囲です。

DSUM関数のフィールドとは?

DSUM関数の「フィールド」とは、データベース内で合計を計算する対象となる列のことです。フィールドは、列の見出し(ラベル)やその列の番号で指定します。

例:
データベースに「商品名」「売上金額」「担当者」の列があるとします。この中で「売上金額」の合計を計算したい場合、フィールドには「売上金額」またはその列番号(2列目)を指定します。

=DSUM(A1:C10, “売上金額”, E1:F1)

この場合、“売上金額”(2列目)がフィールドとなり、その列のデータが合計されます。

DSUM関数の検索条件とは?

DSUM関数の「条件」とは、データベース内の特定の行を絞り込んで合計を計算するための基準です。条件は、条件範囲内に列名と基準値を指定し、それに一致するデータのみが集計対象になります。

例:
データベースに「売上データ」があり、A列が「商品名」、B列が「売上金額」、C列が「担当者」だとします。条件範囲として「担当者」が「山田」である場合、DSUM関数は「担当者が山田の商品売上金額」を合計します。

=DSUM(A1:C10, “売上金額”, E1:F1)

条件範囲(E1:F1)には、「担当者」と「山田」を指定します。

DSUM関数を使った結果

セルF3を選択し、DSUM関数を使用します。式は次のようになります。

結果:(少し整形しました)

模擬問題1のDSUM関数はどう使う?

問題文は次の通りです。

問題1-11 以下の指示に従って、「利用状況表」の「人数」(F6)と「料金売上」(G6)を設定しなさい。
1.DSUM関数を使用して、「競技施設予約状況表」(B11からI41)から、検索条件に該当する「人数」および「利用料金」の合計を、それぞれ表示する。
①「競技施設予約状況表」(B11からI41)をデータベース範囲に設定する。
②セルG2からG3を検索条件に設定する。
2.セルG6に、「競技施設予約状況表」の「利用料金」(I12からI41)と同じ表示形式を設定する。

表:

では、この問題を紐解いていきたいと思います。

表を見ながら冷静になって考えるとわかりやすいのですが、問題ではデータベース=(B11:I41)検索条件=G2:G3があらかじめ指定されていて、フィールドだけがわからないということがわかります。

ここでいうところのフィールドは、「人数」と「料金売上」を求めたいので、「人数」を調べるDSUM関数と「料金売上」を調べるDSUM関数と、2回に分けてDSUM関数を使用すれば良いということになります。

従って、フィールドはそれぞれ「H11」「I11」となります。

人数:

料金売上:

このDSUM関数の意味としては、データベース(B11:I41)つまり表に対して、検索条件(G2:G3)つまり施設コードが1(野球場)である条件の、人数フィールド(H11)料金売上フィールド(I11)の合計を求めよとなります。

最後に

いかがだったでしょうか。

わけのわからなかったDSUM関数も、ひとつひとつを紐解いていけば、難解な関数でもなかったですね。

白川秋
白川秋

ではでは、参考までに。

おまけ

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